今回は、ずっと仕舞っておいた、FUJIFILM のX-A2 です。
このカメラ・レンズを取り上げようと思ったのは、定年退職者の送別会の折り、PENTAX-Q じゃ画質が悪いし、一眼を持っていくのはガサばるということで、このカメラを久しぶりにチョイスし、プリントした処、まぁビックリ!!
「フジの色」丸出しじゃないですか、と、いうことで、とても満足の行く画質で記念撮影ができました。シャッターを切ったのは、その旅館のおばちゃんが切りました。
私も、被写体でした。
その、おばちゃんでも「フジの色」で、綺麗なものはより綺麗に。そうでないものは、それなりに撮せるなんて。。。
その時、X-T1 も、X-H1 もいらないんじゃないかと思いました。
ましてや、XF レンズなんて、あーた。全く不要かと思いました。。。
で、今回は、FUJIFILM がリリースするカメラ用品をホメたり、チギったりしてみようかと。

最初にX-A2 の紹介を。。。
2015年2月ですかね。発表・発売は。
もう4年経過していますが、そんなに古くはない。しかし、もうX-A シリーズは、A5 まで来ちゃいました。ほぼ、2年に1回は、新製品が発表されている状況ですね。
X-A2 は、レンズ交換式のXシリーズのうち、ベイヤータイプのセンサーを採用するローエンドモデル。上位モデルはX-Trans CMOSセンサーを採用しています。
X-A2 は、前モデルのX-A1 の機能と比較して、人物の瞳にピントを合わせる「瞳AF」を始め、接写時に自動的にマクロモードに切り替わる「オートマクロAF」、ピントが合っているエリアを自動的に最大9点表示する「マルチターゲットオートエリアAF」機能を搭載しました。
そうですか。マルチターゲットなんか使ったことないし。
瞳AFが搭載されていたとは。。。いつも、ファインダー付きのカメラしか、イジってないんで、忘れちゃいましたね。➡所有の他のカメラが古すぎますね。だけど、X-A2では、屋外での撮影はできないんです。いえ、できますが、それはAF まかせの適当撮影ならね。
さらに、AFでは、近接時やローコントラスト被写体への合焦高速化も図られています。
また、175度回転するチルト式液晶モニター(約92万ドットの3型)をXシリーズで始めて搭載しました。前面に向けると自動的に瞳AFに切り替わり、そのまま自撮りができますね。
撮像素子は、APS-Cサイズで1,630万画素CMOSセンサーのままです。最高感度はISO6400。拡張設定時は、ISO25600まで行きますが、まぁ、無理で。
ISO 6400 っていうと、X-T1 と同様の性能なんですね。ベイヤーだけど、ヤリますな。。。

DSCF8007

この、オールドカメラっぽいデザインが気に入っています。
ファインダーは見えませんが、ほぼ、レンジファインダーカメラに見えますね。
アナウンスでは、「ローエンドモデル」という位置付けでしょうが、私的にはちっともローエンドじゃない。ユーザビリティ溢れるハイパフォーマンスカメラかと。

DSCF8008

今、撮影モードは、「SR」なんですが、フィルムシュミレーションと相まって、このモードが一番、「フジの色」が出ます。

DSCF8010

このように、モニターを上げると、自動的に「瞳AF が起動」して、自撮りができますね。自分で、確認できるんです。
フラッシュも付いてますね。何でも来いだぁ。。。

DSCF8011


ダブルズームレンズキットで購入しましたので、「XC 16-50mm F3.5-5.6 OIS II」と「XC 50-230mm F4.5-6.7 OIS II」が同梱でした。
XC 50-230mm は、1回も使ってないや。。。
因みに、これら2本のレンズはXマウントですので、当然、X-T1 でAF 撮影ができますね。
おまけに、レンズ自体に「OIS(Optical Image Stabilizer)」が搭載されていますので、光学手ブレ補正機能搭載であり、X-T1 が偽X-H1 にもなれるという、ありがたいレンズですね。

さて、本題。
このキットレンズたる、XC レンズは単体にされて、ヤフオク等で処分されているケースを散見しますが、このカメラとか買った人は、XC レンズ、バカにしてませんかね?
そんなに処分しなければならないヘボレンズじゃないですよ。
ちょっと前ですが、Review サイトの「ePHOTOzine」では、FUJIFILM レンズ同士の比較で、XC レンズはベスト5に入っていましたよ。
て、ことは、XC レンズに負けたXF レンズがあった、ってこと。

今回は、「解像度」で目安にしたいと思います。
ほぼ、解像度は「大体の数値」ですので、悪しからず。

レンズ業界をみて、現在、一番解像度があるのは、SONY へ供給しているZeiss のレンズで、大体、105本位。
国産は、というと、NIKON のレンズが95本位。次にCANON で、90本超え位。
PENTAX はAPS-C で条件が悪いのですが、大体50本中庸ってところです。
なぁ、フルサイズ恐るべしですな。。。

で、XC 16-50mm F3.5-5.6 OIS II は、というと。イイところで60本位の解像度があります。
で、XC 50-230mm F4.5-6.7 OIS II は、というと。イイところで60~55本位の解像度て、少し解像度は下がりますかね。

で、XF レンズはよ??
解像度は、レンズの中心部ほど高く、エッジ部(隅っこ)に行くほど解像度は下がります。
あまり、見たくもないでしょうから、特徴的な、最高値を示したいと思います。

Review は、「Lens Tip.com」から引用しました。

◯ XF14 F2.8R・・・XC比 +10本
  中心  f=2.8  68本  f=4.0~5.6 70本台
  エッジ f=2.8  44本  f=5.6~8.0 50本台
◯ XF16 F1.4R WR・・・XC比 どっこい!
  中心  f=1.4  45本  f=2.8~5.6 60本台
  エッジ f=1.4  35本  f=4.0~8.0 50本台
◯ XF18 F2.0R・・・XC比 どっこい!
  中心  f=2.0  48本  f=4.0~5.6 60本台
  エッジ f=2.0  31本  f=4.0~8.0 46本台
◯ XF23 F1.4R・・・XC比 +10本
  中心  f=1.4  44本  f=4.0~5.6 ほぼ70本
  エッジ f=1.4  35本  f=4.0~8.0 50本台
◯ XF23 F2.0R WR・・・XC比 +10本
  中心  f=2.0  50本  f=4.0~5.6 70本台
  エッジ f=2.0  41本  f=4.0~8.0 50本台
◯ XF35 F1.4R・・・XC比 どっこい!
  中心  f=1.4  38本  f=4.0~5.6 60本台
  エッジ f=1.4  28本  f=4.0~8.0 45本台
◯ XF35 F2.0R WR・・・XC比 +10本
  中心  f=2.0  61本  f=4.0~5.6 70本台
  エッジ f=2.0  54本  f=2.0~2.8 50本台
                f=4.0              49本
◯ XF50 F2.0R WR・・・XC比 +20本
  中心  f=2.0  60本  f=2.8~4.0 80本台
                f=5.6              75本
  エッジ f=2.0~f8.0                   55本台(ずっと安定している)

と、Review されています。
どれも、単焦点で、お値段を考えれば、もっと上じゃないとねぇ。
この解像度のレビューから見えるのは、次の点。
1 大枚はたいても、圧倒的に差があるのは、XF50 F2.0R WR であること。
  APS-C なので、焦点距離からして、35mm換算で80mmクラスのポートレート域になっちゃいますがね。
2 次点は、XF35 F2.0R WR 。
  開放時でも、高い解像度を示しています。
  因みに、10本違いますと、見た目で1クラス違うと直感できます。
3 第3位は、XF14 F2.8R 。
  ほぼ、第2位のXF35 F2.0R WR と似たような解像度ですね。
  エッジ部は、開放で少々、怪しい写りかと。。。
4 XF23を検討されているようなら、ちょびっと暗いですが、XF23 F2.0R WR の方が開放時を含め、安定的にキリッとしてますかね。
5 あとのレンズは、ホレ!
  XC レンズ、それも、ズームレンズと同等の解像度でんがな。ちーん。。。

因みに、オールドレンズは、というと。。。
◯ 解像度が高い、と呼ばれているもので、40本台。最近のもので、やっと50本台。
  Industar-61L / Z   42/30本/mm(中心/エッジ)・・・・・・・第79話等
  MC Helios-44M-4   41/20本/ mm(中心/エッジ)
  MC Helios-44M-5   41/20本/ mm(中心/エッジ)
  MC Helios-44M-6   45/25本/ mm(中心/エッジ)
  MC Helios-44M-7   50/30本/ mm(中心/エッジ)
  KMZ Zenitar-M 1.7/50 M42 43 / 24本/ mm(中心/エッジ)・・第194話
  Carl Zeiss Pancolar 1.8/50     42 / 23本/ mm(中心/エッジ)・・第93話等

◯ 普通、30本台。
  Jupiter3    30/14本/mm (中心/エッジ)・・・・・・・・・第150話等
  Jupiter9    30/18本/mm (中心/エッジ 当初もの)
  Jupiter9    32/23本/mm (中心/エッジ オートマチック)
  Helios-44      35/14本/ mm (中心/エッジ)・・・・・・・・・第174話等
  Helios-44-2   38/20本/ mm (中心/エッジ)

◯ 第314話のKOMZ Industar-51 4.5/210 Brass lens 1948 Laege Format 20-Blades なんかの、本気のビンテージ物だと10本台ですかね。

DSCF4011

一応、22/14本/mm(中心/エッジ)かも。。。

 
★ こんなのも、あります。
  Vega11-U 2.8/50       70/40本/ mm(中心/エッジ)・・・・・・・第302話等
  MC Zenitar M2S        63/32本/ mm(中心/エッジ)・・・・・・・第175話
  Industar 96U-1 3.5/50    60/24本/ mm(中心/エッジ)・・・・・・・第333話
  Vega 5-U 4.0/105           56/24本/ mm(中心/エッジ)・・・・・・・第301話等
  MC APO Tele Zenitar-M 2.8/135      53/40本/ mm(中心/エッジ)・・第115話等

           ☆☆☆  ロシアンレンズ、恐るべし。。。M2S・・・3000円しなかったような。