M42は如何でしょうか。

M42マウントレンズを中心に、バイクや機械式時計とともに遊んでいきます。

タグ:SIGMA

今日、ネットを見てましたらね、「Fujifilm X-H1」が社内会議で「開発中止・販売中止」となる模様、との裏情報が出ていました。

やはりね。
が、私の感想です。
だから、新品で購入したんです。
素人が「手持ち」で撮影する、「その困難さ」なんて、皆、解っていないんです。

・・・私の後輩が、「満を持して」あるカメラキチのサイトに投稿したところ、「自分の作品にゲロがでた・・・」。
なぜか?
微妙な、「手振れ」「カメラ振れ」により、超拡大した作品は、遠景等が「ツブれている」・・・になっちゃったものを、アップしたから。

ショックだったと思いますよ。
・・・いつも、自信をもってシャッターを切っていたので。

で、そうならない解決策は・・・
① 三脚を用いて、「絶対に」ブレない。
② カメラ側にブレ防止の機能が付いているものを使用する。
③ レンズ側にブレ防止の機能が付いているものを使用する。
ですね。

特に、昔っぽい「ミラー付きカメラ」は、シャッターを押すと、ミラーが跳ね上がりますからね。
当然、カメラ内のショックは、「絶対に」ありますね。
➡へたくそな人、未来を見据えている人、オールドレンズが好きな人なら、絶対に「ミラーレスカメラ」を選択すべきです。
それだけでも、カメラ振れから少しは開放されます。

余計なお世話だ・・・オラ、未だにNIKON F マウントしか信用しねぇぇぜ。っていう人は、マー頑張ってね、とエールを送りますぜ。。。

あとね。イメージセンサー。
上手い人は、NIKON でもCANON でも三脚を用いて撮影されているので、「カメラ振れ」なしで解像度の高い作品を作られますが、まー見ていて半分以上、3/4の方の作品はブレでます。まじで。
イメージセンサー側をブレに合わせるってのも、あります。PENTAX SR 機構なんざ、この方法でカメラ側からブレを補正している。

こんなことを踏まえて、今回も、バキバキ描写を見てくださいな。
勿論、三脚付きですよ、この絵は。
三脚を使いたくない人、今からでも遅くない。Fujifilm X-H1 とか、カメラ内手振れ補正機構のあるカメラを絶対に購入すべきです。

そういった意味で、FUJIFILM がX-H2 を世に問わないということは、カメラ人口の増加につながらない、自分の首を自分で締めているに等しい。情けない。。。


DSCF0013 (2)

ISO 100 絞り5.6 1/25 -0.3EV です。

相模川の秋①


ISO 100 絞り5.6 1/30 -0.3EV です。

相模川の秋②


ISO 100 絞り5.6 1/50 -0.3EV です。

相模川の秋③


ISO 100 絞り2.8 1/125 ±0.0EV です。

相模川の秋④















第529話で、SD Quattro-H の描写力を見ていただきましたが、またまだ見ていただきますよ。
多分、ホンの一部の方しかQuattro-H の写りを見たことがないのでしょうから。

撮影地は、長野東部の湯ノ丸高原。スキー場に行く道沿いですね。

ISO 100 絞り6.3 1/500 -0.3EV です。

思い出の山・紅葉す


ISO 100 絞り6.3 1/500 -0.3EV です。

全山紅葉


ISO 100 絞り2.8 1/1600 +0.3EV です。

山頂の紅葉


ISO 100 絞り2.8 1/50 +0.3EV です。

ツルウメモドキ


ISO 100 絞り2.8 1/125 +0.3EV です。

東御のモミジ


ISO 100 絞り2.8 1/1600 +0.3EV です。

山腹の紅葉①


ISO 100 絞り2.8 1/1000 +0.3EV です。

山腹の紅葉②

どうですか?
めちゃ、カリッカリでしょ?
他のイメージセンサー、例えばフルサイズだったとしても、ハッキリ言って、「無理」です。
ちーん。



今回まで、500話を越えてPENTAX カメラやXマウントカメラでいろいろなレンズにより、描写性能や色味を紹介してまいりましたが、ハッキリ言って、全部ダメだな。

SIGMA のFOVEON センサーにゃ、勝てませんや。

最新のカメラシステムとそれを実現するために設計された最新のレンズには、オールドレンズは全部勝てません!!
なので、このブログは、今後、オールドレンズを紹介することもなく、PENTAX カメラを紹介することもなく、SIGMA 製カメラとレンズ、FUJIFILM のX システムしか紹介しなくなります。
・・・PENTAX のミラーレスマウントを待っていると、死んじゃうといけませんからね。あと、10年くらいしか寿命がないモンで。

・・・たまには、FOVEON センサーは、PENTAX マウント由来のマウントなんで、M42 とか紹介するかもしれませんが、圧倒的に「描写性能」・「解像度」が違いますので、ソンなモン紹介したところで、なんなんですかね、に、なることでしょう。
なので、しませんよ。悪しからず。

APS-C センサーのdp2 シリーズならば、「好み」も存在すると思います。が、APS-H センサーに最新型レンズですと、見れば判りますよ。。。勝てませんから。
因みに、X-Trans CMOS は、また違うんだなぁ。。。
FOVEON では、人物は苦手かと。で、X-Trans CMOS の出番が。
なので、X シリーズも所有継続です。

某氏曰く。「現像がしにくい・・・」「色が暴れる・・・」なんてね。そんなこと私にとっては、どーということはなく。・・・「撮って出し」「JPEGおんりー」ですのでね。

ただ、FOVEON センサーも完璧というわけではなく、APS-H 型のセンサーはQuattro 世代ですが、Merrill 世代のセンサーに「熱血的ファン」がいられるように、-H よりMerrill が勝つ場合もあります。

総じては、-H ですがね。

DSCF8003

DSCF8004

レンズは、art シリーズの70mm F2.8 DG MACRO ですね。
まー、これ1本でもイイっか、と、思わせるレンズです。
SD Quattro H のAF性能がイマイチなんで、システム化する必要があるのか、疑問ですね。
最新式の-H が発売されれば、レンズ群を吟味する必要があります。絶対にね。

じゃ、行ってみますか。FOVEON APS-H ワールドに。


ISO 100 絞り5.0 1/320 ±0.0EV です。

SDQH0085


色の混濁もなく、スカッとしてますね。
花びらの先がくるくるしていることや昆虫のボディが花粉だらけまで、確認願います。
パソコン画面でないと無理ですが。

ISO 100 絞り3.5 1/160 -0.3EV です。

SDQH0129

解像が痛い。
乾燥しまくっているかのようです。
色味もよろしい。。。

ISO 100 絞り5.0 1/320 -0.7EV です。

SDQH0136

手前にフォーカスしていますが、キレまくりです。

ISO 200 絞り開放 1/100 ±0.0EV です。

SDQH0150

どうですか。この色載り、解像度。
MACRO レンズですので、その点も好評価のレンズですね。

ISO 100 絞り3.5 1/160 +0.3EV です。

SDQH0162

ISO 100 絞り4.0 1/160 +0.3EV です。

SDQH0163

合焦部、ピン処は凄い状態ですね。


ISO 100 絞り開放 1/80 -0.3EV です。

SDQH0201


ISO 100 絞り開放 1/50 -0.3EV です。

SDQH0203


ISO 100 絞り開放 1/60 -0.3EV です。

SDQH0205


ISO 100 絞り3.2 1/100 -0.7EV です。

SDQH0208


ISO 100 絞り開放 1/80 -0.3EV です。

SDQH0216

どうですか、このバキバキ具合。
凄いですよね。


ISO 100 絞り3.2 1/125 -0.3EV です。

SDQH0224

こんな描写、オールドレンズでも、最新型のレイヤーカメラでもできませんね。絶対に無理ってカンジ。。。
凄い!

因みにクロップした画像は、こちら。。。

SDQH0224 (2)

クロップして、画像が荒れているのですが、それでもここまで解像しています。
凄すぎる!!

更に余計なお世話で。
この被写体で、Merrill 世代センサーであった場合、もっと「赤い」こと間違いありません。














第525話では、びっくりしたっていうか、落胆したっていうか。。。

そんなんかってね。。。

で、海外の他のサイトで解像度のReview してないかな、と。 
したら、ありましたよ。
「Optical Limits」ってところが。
しかし、数値が違うので、どのような測り方か不明です。

 
 最初に、「似たようなレンズ」で数値の感覚の差を見ていただきましょう。
同一銘柄のReview がなかった(見つからなかった)もので。
「Optical Limits」の値は、レンズ中心値です。もっとも良い数値ですね。

解像度 の比較      出典 Lens Tip・Optical Limits
        f=1.4  f=2.0  f=2.8  f=4.0 f=5.6  f=8.0  f=11.0  f=16.0 
Pentax
smc FA 1.4/50 
2737404744413834
Pentax
D-FA 2.8/50 Macro 
--263026682595254024162180
 Art 70mm f=2.8 --4648
474339515
XF 23mm f=1.4 44515969716151300

※ Pentax D-FA 2.8/50 Macro のみが「Optical Limits」のReview。中心部分の数値。
※ Lens Tip の数値はグラフから読みましたので、大体です。

なんか、凄い数値のブレですね。桁が違う。
同じレンズではありませんが、Pentax FA とD-FA では数値の表情としてこんなものかと。
40台だと、2600台の数値になってます。大したことないレンズかと。
XF 23mm f=1.4 とf=2.0がありましたので、同じ製品ではないですが、近似値として以下に掲出します。
 
解像度 の比較      出典 Lens Tip・Optical Limits
        f=1.4  f=2.0  f=2.8  f=4.0 f=5.6  f=8.0  f=11.0  f=16.0 
XF 23mm f=1.4 44515969716151
-
XF 23mm f=2.0
Optical Limits 
-270929213102305227702503-
Pentax
D-FA 2.8/50 Macro 
--263026682595254024162180

レンズのイメージが整ってきました。
これを見ると、XF レンズの方がD-FA レンズより高画質なことだけは判断できますね。
やはり、40台しか叩けないレンズとピークでは70台まで叩くレンズでは、結果は見えてますね。
F=4.0 ~F=5.6 辺りで「400」位数値離れしています。
どっかに書いてありましたが、Pentax レンズは解像度が55当たりだったか。何故かといえば、カメラがAPS-C 用だから・・・みたいな。フルサイズ用のカメラならもっと上がるが・・・みたいなことが書いてありました。フルサイズフォーマットとは同じ土俵で測れないということらしいです。
XF レンズも、モロ、APS-C フォーマットの受光部なので、それにしては、数値が上ですね。数値丸めて70当たりとすれば、15違うと400違う。そんな感じでしょうかね。

今日の本題。
では、Optical Limits に掲出されていたSIGMA Lens の数値を中心に見てみましょう。

 
解像度 の比較      出典 Optical Limits・Lens Tip
        f=1.4  f=2.0  f=2.8  f=4.0 f=5.6  f=8.0  f=11.0  重量g 
Art 20mm f1.4 4614533954035402513946664183950
Art 24mm f1.4 4261510253285416508048104212665
 XF 23mm F=2.0 -270929213102305227702503180
XF 23mm f=1.4 44515969716151300

※ 中心部分の数値。Lens Tip の数値はグラフから読みましたので、大体です。

このOptical Limits の測り方でも、Art 24mm は開放から3段目までは解像度が低いことが証明されています。第525話の結果に等しいですね。
それにしても、数値は5000台です。方や、XF レンズは3000台。。。
いきなり数値の比較をすると、2000位違いますので、XF レンズなんだよ、ボケ!となりますが、これは、受光部の大きさが違うと思いますので、方やフルサイズ、方やAPS-C ってことね。
だから、1.6倍しないと比較になりません。

数値を補正したものが、これ。。。
 
解像度 の比較      出典 Optical Limits・Lens Tip
        f=1.4  f=2.0  f=2.8  f=4.0 f=5.6  f=8.0  f=11.0  重量g 
Art 20mm f1.4 4614533954035402513946664183950
Art 24mm f1.4 4261510253285416508048104212665
 XF 23mm F=2.0 -433446734963488344324004180
XF 23mm f=1.4 44515969716151300

Art 24mm とXF 23mm を比較しますと、1.17倍、1.14倍、1.09倍、1.04倍、1.08倍、1.05倍ですので、平均すると、1.095倍となります。
ざっと、1割ほどXF レンズよりArt レンズが高解像度のレンズであるとOptical Limits ではReview していることになります。
はーっ、そうか。
そんならイイんだよね。
SIGMA のレンズって、カリカリレンズだよという世間の感想と数値がマッチしましたね。

簡単に言っちまうと、PENTAX レンズよか2割は解像度が高いのが、SIGMA Art レンズ、ということになりますかね。。。知らんけど。。。
これに、鉄板のFOVEON ダイレクト・イメージセンサーがタッグを組むっちゅうんだから、カリカリ・カリカリに描写するに決まってますな。。。まだ、実践したことないけど。。。

因みに、Optical Limits のReview において、NIKON・CANON のレンズは、ザックリと次のとおり。
 〇  CANON EF 1.4/50 USM L ・・・・・3740
 〇  NIKON NIKKOR AF-S 1.4/58 G・・・3877
ありゃ、SIGMA の方が数値が高い。。。

中古レンズを見ていると、やけにSIGMA 製のNIKON Fマウント物やCANON EF マウント物が出てきます。
まぁ、絶対的なカメラの流通量が多いこともあるんでしょうけど、「納得がいかない」人々がいるんじゃないか、と、勘ぐっています。➡➡➡ その感覚って、合ってんのかな? まぁ、描写力は数値ではないですから。なんて、何のためにこの文章を書いているのか、ワケ判んなくなっちゃいましたね。


おまけ。
多分、市販されている中で「最高の解像度」と試験結果・評価が出ているのは、Zeiss レンズです。
この中から、フルサイズフォーマット用の「Batis」のReview を転載します。
どんな数値なのかな。。。
 
解像度 の比較      出典 Optical Limits
        f=1.4  f=1.8  f=2.0  f=2.8 f=4.0  f=5.6  f=8.0  f=11.0 
Art 20mm f1.4 4614-533954035402513946664183
Art 24mm f1.4 4261-510253285416508048104212
 XF 23mm F=2.0 --270929213102305227702503
Zeiss Batis 1.8/85 -4967-50635003483947734359


➡➡➡ なんだよ⤵ Zeiss Batis よか、SIGMA の方が解像度が高いじゃねぇかよ。。。
    買うしかねぇだろ。売った人、買い戻した方がええよ。まじで。





第400話で紹介しました、SUZUKI GSX-1300R HAYABUSA で、静岡県の富士宮市までお散歩に行ってきました。
単に、グルっと回るだけでもバイクの楽しみがありますんでね。イイんですけど。

まぁ、折角なんで、Merrill をお供に連れて行きました。
dp2 Quattro は、ちと、デカいんでね、その辺りはQuattro のマイナス要素ですね。

SDIM0048

DSCF6012

今日は、40枚撮影しましたが、電池は全然大丈夫でした。
発売当初の解説では、セコい電池でも100枚位は撮影できる旨記載されていました。
このカンジじゃ、あながちフェイクでもないな。。。いやいや、もう何回も撮影しているんで、騙されないぞっと。

ISO 100 絞り3.5 1/80 -0.3EV です。

SDIM0057

AF  はね、合焦しているんですけど、狙いは蕾でしたんでね。
ちょっと、残念です。
解像は、Merrill ならでは。すばらしいものですね。

ISO 100 絞り4.5 1/125 -0.3EV です。

SDIM0063

なんてことは、ないんですけど、解像はしつこいくらいカンペキです。。。

ISO 100 絞り8.0 1/400 -0.7EV です。

SDIM0083

これなぁ。。。
すっごいんだよなぁ。。。
Merrill のAE ・AF ともカンペキだと思うんですよね。
こんな絵が、コンデジみたいな設計のカメラで簡単に撮れちゃうなんて、SIGMA やるな! としか言えないと思うんですよね。

ISO 100 絞り9.0 1/500 ±0.0EV です。

SDIM0086

素晴らしい!
SIGMA dp2 Merrill 。
旅の友に最適です。間違いなし!







SIGMA SD Quattro H 。
なかなか、ゴツいです。
あれこれ、サポート部隊を付けてあげないと、現場でスタックしそうです。
折角のAPS-H センサーで、FOVEON センサーなワケですからね、しっかりとしたシステムにしてあげたいものです。

先ずは、電気があればこそ、ですからね。
バッテリーを補充しました。

DSCF8002

これで、純正と合わせ、全部で4個になりました。
これだけありゃ、大丈夫でしょう。いくらなんでも。。。

で、Quattro H 用に70mm のポートレートMACRO はあるから、あと、広角レンズくらいは用意してやろうかと、検討に入りました。
今回は、Art 70mm f=2.8 MACRO を導入した理由の解説も兼ねてます。

そうしたら、トンデモないことを見っけちゃいました。
それは。。。
 
解像度 の比較      出典 Lens Tip
        f=1.4  f=2.0  f=2.8  f=4.0 f=5.6  f=8.0  f=11.0  重量g 
Art 20mm f1.4 40464746464339950
Art 24mm f1.4 35394244444238665
 Art 70mm f=2.8 --4648
474339515
XF 23mm f=1.4 44515969716151300

※ 中心部分の数値。数値はグラフから読みましたので、大体です。

これから読み解けることは、Art 70mm を持つ現在、同様の解像度を求めようとした場合、1.4/20 しかありません。
1.4/24 は、開放からf=2.8 まで、20mmと比較すると、大夫、低い解像度であることが解り、f=4.0 以降ならば同等品となるようです。
開放付近の解像度に注視すれば、自ずと、20mm がターゲットとなりますが、ナント! 約1kg もの重量を我慢しなければなりません。
俺、NIKON 派じゃないんだよな。。。重たいの大嫌いなんだよな。自分に苦痛を強いてまで写真を撮りたいなんて思わないし。
参考までに、FUJIFILM のXF 23mm ならば300g であり、全然OK ですね。
なんなんですか、SIGMA レンズの「でかさ」「重たさ」・・・閉口します。

本当の論点は、これから。
表を見ていただければ、一目瞭然ですね。
1 f=1.4 の解放時は大して解像度は変わらないものの、f=2.0 以降、XF レンズと比較して、「2段階は劣る」と思われる、圧倒的な差があります。
2 解像度が「40」位では、オールドレンズ並です。
3 まぁ、現代のレンズですので、数値以上の描写があるのかもしれませんが、凄い差は埋まりません。なにせ、同じ計測方法による「数値」ですからね。
4 察するに、FOVEON センサーが低感度であるため、どうしてもf=1.4 の明るさに重点を置いた設計のため、解像度は二の次になった感がある。⇔ じゃあ、FUJIFILM の数値はどうやったらその数値を叩き出したのか、ってのがありますが。

なぁぁんだ。
しかし、SIGMA ならではの定評ある、カリカリレンズをどうやって実現しているんですかね。
数値的には、圧倒的な差が出ているんで、AF を利用したシーンにのみ、購入済みのレンズで対応するものとし、あとはボチボチ撮影していきますかね。
無理に、くそ重いレンズを求める必要もありませんし。
その程度の解像度なら、腐るほど沢山のレンズをマニュアルではありますが、所有してますんでね。

それにしても、凄いな。XF レンズ。
現代の最高技術で、あの色味。そして、「軽さ」・「明るさ」。
ユーザーのニーズを的確に高度な技術で捉えていると思います。







第513話で、SIGMA SD Quattro H を導入したことを紹介しましたが、Quattro H は、レンズを選びます。
SIGMA の「SA マウントならどれでも」って訳にはいきません。

はっ?
PENTAX の過度期、PENTAX-M が撮影はできるけど、AE が効かない。に、匹敵するくらいビックリなんだけど~。

SIGMA のHP を見ていただき、「sd Quattroシリーズ AF作動状況一覧」を見つけてくださいね。
その中から、「制約事項はございません」の欄のレンズしかAF 動作しません。
なんてこった。。。別にファームウエアで何とかなるだろうに。
EX シリーズのレンズは、見捨てられましたね。

概ね、「Art シリーズ」しかない、と、思っていれば安全です。
更に1点。
SD Quattro H は、APS-H 規格の映像センサーなんで、対応させるレンズはフルサイズ用でないといけません。APS-C 用のレンズを装着しますと、自動的にAPS-C へクロップしちゃいます。それだと、なんでH を買ったのか・・・泣きそうですね。。。

一例を記しますと。。。
 〇 ズームレンズ
  12-24mm F4 DG HSM 
  14-24mm F2.8 DG HSM 
  24-35mm F2 DG HSM
  24-70mm F2.8 DG OS HSM
  24-105mm F4 DG OS HSM

 〇 単焦点レンズ
  14mm F1.8 DG HSM
  20mm F1.4 DG HSM 
  24mm F1.4 DG HSM
  28mm F1.4 DG HSM 
  35mm F1.4 DG HSM
  40mm F1.4 DG HSM
  50mm F1.4 DG HSM 
  70mm F2.8 DG MACRO 
  85mm F1.4 DG HSM 
  105mm F1.4 DG HSM
  135mm F1.8 DG HSM

 〇 その他
  60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports
  70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports
  100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary
  120-300mm F2.8 DG OS HSM | Sports
  150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports 
  150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary
  500mm F4 DG OS HSM | Sports
    って、ところでしょうか。他にも使えるレンズはあるのでしょうけど、危なくて買えません。。。

で、何を買うか。。。
dp2 Merrill とかdp2 Quattro がありますんでね、35mm クラスのレンズは不要ですからね。
ってことは、必然的に「標準レンズ」たる50mm クラスを越えるものだと・・・
必然的にこれしかない。SIGMA Art 70mm F2.8 DG MACRO ですね。

DSCF6014

シグマ得意の角形ソフトケース。
PENTAX の上部が潰れているタイプより、収納性はイイですね。重ねられます。

DSCF6015

レンズフード・前後レンズキャップは絶対に必要ですね。


DSCF6016

丸にA マークが「Artシリーズ」を表しています。

DSCF6017

DSCF6020

レンズの色は、第240話で紹介した、ロシアンレンズの ARSENAL Arsat C 2.8/80 P6 にそっくりですね。
恐るべし。ロシアンレンズ。あの製造年から何年たっているんだろ?
それと同じコーティングを現代のSIGMA が採用しているんですよ。凄いことだ。。。

DSCF6021

コーティング色は、シアン・グリーン・オレンジなどが見えますね。
オレンジがあると、Zeiss 張りで、イイ色味が期待出来ちゃいますね。やった!

DSCF6022

SIGMA の交換レンズは、マウント相互に赤丸もありますが、上部から見ても白線があるんですね。
丁寧といえば丁寧。
いらねぇといえばいらねぇ。


DSCF6023

カチンとロックできると、白線の位置はこんなカンジ。。。

DSCF8001

最新型のレンズですが、フィルター径は往年の銘レンズと同じ49mm でした。
ウチら、オールドレンズファンでは、おなじみのサイズです。

試写です。
ISO 160 絞り開放 1/100 ±0.0EV です。

SDQH0072

すっげー描写ですな。
我が家で初めてのAPS-C 超えのセンサーによる描写です。
とても良い色味と解像感ですね。
因みに、カラーモードは「フォレストグリーン」です。
少し色味をイジりました。

屋外の撮影では、スタンダードをメインにおいて、いろいろとレポートをしますね、お楽しみに。。。














今回は、dp2 Quattro です。

dp2 Merrill は、2012年発売。
dp2 Quattro は、2014年発売。

その差2年。
ですが、大夫違います。
はっきりいって、Quattro の圧勝です。
AF も大夫進化している、実用できる性能を確保しています。まぁ、Merrill が使えないAF ってわけじゃないんですけどね。ピンポイントまでしっかりと寄り切るAF をQuattro は搭載しています。

電池も一眼レフ張りの容量の大きいものに変わっています。たった2年で。
1個の電池で、100枚は撮影できるかな、Merrill の3倍は軽く持ちます。
カメラのボディは、好き嫌いがあると思いますが、結論としては、こんなにデカくなくて良い、で決まりです。
カメラは、コンパクトにのみ、美学アリです。
いつの世も、普遍のテーマです。
そう、OLYMPUS OM-1 がコンパクト性で売れたように。。。

DSCF6013



ISO 500 絞り10.0 1/640 ±0.0EV です。

SDIM0159

乗っけから、ISO 500 で撮影してみました。
私的には、ISO 500 はアリだと思いますね。
流石にISO 800 は、メーカーサイドでも、勧めてないっていうか、断ってますが、ISO 500 までなら、FOVEON センサーは使えると思います。
Merrill より、少し薄いっていうか、さっぱりとした色載りですね。
解像感は、十分です。

ISO 100 絞り7.1 1/250 +0.3EV です。

SDIM0163

Quattro の方が、被写界深度は浅いかと思います。

ISO 100 絞り2.8 1/1250 ±0.0EV です。

SDIM0165

開放にすれば、このとおり。
柔軟性の高いカメラです。
dp2 Quattro は、絞り2.8 解放ですと、シャッタースピードの最高速度は1/1250 。ギリギリでの撮影です。
最高速が1/1000 程度って、やっぱ1970年代のフィルムカメラと同じですね。
だから、FOVEON で撮影する時は、フィルムカメラで撮影している脳味噌にしないといけません!


ISO 100 絞り2.8 1/1000 +0.7EV です。

SDIM0167


ISO 100 絞り2.8 1/1250 ±0.0EV です。

SDIM0168

解像感、高いなぁ。。。

ISO 100 絞り2.8 1/1250 +0.7EV です。

SDIM0170

陽に反射して、ギンギンですな。。。

ISO 100 絞り2.8 1/1250 -0.7EV です。

SDIM0175

MACRO ではありませんが、結構、寄れます。。。

ISO 100 絞り2.8 1/1250 -1.0EV です。

SDIM0177


ISO 100 絞り3.5 1/1250 -0.3EV です。

SDIM0184

Bokeh 具合、好きだなぁ。
これで、SD Quattro って、必要だったのかな。
dp2 シリーズで、結構対応できますよね。

ISO 100 絞り4.0 1/1000 -0.3EV です。

SDIM0192


ISO 100 絞り4.0 1/100 ±0.0EV です。

SDIM0195


ISO 100 絞り2.8 1/200 ±0.0EV です。

SDIM0201

どうでしたか?
dp2 のMerrill とQuattro 。

どちらも、素晴らしいMade in Japan---CAMERA でした。
Merrill の電池だけは「設計ミス」「設計不良」と言わざるを得ませんが、それ以外のMerrill の性能は、当時のどのカメラも追随ができなかった圧倒的な描写力を持つカメラだったんですね。
そのMerrill の描写力は、現在でも余裕で通用するものと思っています。

Quattro の描写力はね、ベイヤータイプのセンサーとは比較できないんじゃないかな。
例えば、X-TRANS CMOS のFUJIFILM のカメラと比較したくないですね。
なぜかといえば、X-TRANS CMOS の何とも言えない色載り・描写力と解像番長と比較はしたくない。
どちらも、比較できないそれぞれの解像と訴えてくるものがあるからです。

➡➡➡ こんだけギンギンの絵ばっか見てると、X-TRANS CMOS だったら、どんな絵だったのかな?と、見たい欲望、湧いてきませんか?
➡➡➡ 私は、湧いてます、既に。
じゃ、持って行きゃあ良かったじゃんかよ!







秋本番を迎えています。

夏に仕入れた、SIGMA dp2 のMerrill とQuattro を試してみましょうね。
今後、SD Quattro H も控えていますんでね。

SIGMA のFOVEON ダイレクトイメージセンサーの良さは、Merrill に始まり、Quattro に昇華し、更にMerrill タイプへと回帰していく予定です。
Merrill の開発ポリシーは、Quattro も凌ぐ、技術的に大きな方向性を示しているものです。

実際に、撮影しますと、技術力が後年ほど高いに決まっているため、Quattro の絵の方が、よく写っていると思いますがね。

DSCF6012

この、dp2 Merrill は、コンパクトなカメラを目指して開発されています。
ボディも小さくて、軽快な取り回しができる一方、電池も世間並の小さなものしか入っていません。
それでは、FOVEON センサーという、ある意味厄介なセンサーを搭載してしまっているため、とてもじゃないが実用性に欠けています。
なにせ、フル充電で撮影可能枚数30枚ですからね。
ISO = ASA 100 で、36枚フィルムを入れたカメラのようです。

カラーモードは、スタンダードです。
ISO 100 絞り4.5 1/100 -0.3EV です。

SDIM0017

「赤」の色味が凄い。
絞り4.5 でも、結構被写界深度が深いな。。。

ISO 200 絞り9.0 1/500 -0.3EV です。

SDIM0023

解像番長、ですな。
この時代のAF でも、結構付いていってますね。

ISO 100 絞り8.0 1/500 -0.3EV です。

SDIM0027


ISO 100 絞り8.0 1/500 -0.3EV です。

SDIM0034


ISO 100 絞り3.5 1/1250 -0.3EV です。

SDIM0036

プログラム撮影から絞り優先撮影にすると、色味も変わりますね。
このくらいの色味の方が、リアルです。

ISO 100 絞り4.5 1/100 -0.3EV です。

SDIM0038

暗い現地、というのもありますが、咲いている土壌の差も鼻の色味に深く関係していると思います。
この色味の差は、土壌の差であって、カメラ側の差ではありません。

ISO 100 絞り4.5 1/100 -0.3EV です。

SDIM0039

どーにかしてよ、カリカリ・ビンビンな絵ばっかなんですけど。。。









どうもね。
SIGMA SD Quattro H の描写に「赤味」が不足していると思うんですよ。
接写とかで、「赤飽和しない」程度にチューニングされているんですかね。

で、色味はドップリと濃い、PENTAX 6×7 Super-Multi-Coated TAKUMAR 3.5/55 で試写を。

DSCF8003

Sigma SA マウントは、Kマウントですので、アダプターを介して、スポンとセットできます。
フランジバックは、違いますよ、何度も指摘しときますが。。。

DSCF8004

アダプター自体に三脚への取り付けができるよう(レンズ自体がメチャ重たいから)、配慮されているのは、素晴らしいことですね。

試写です。
全て、ISO 160 開放 1/20 ±0.0EV です。

先ずは、WB を太陽光・カラーバランスをSTD で。

SDQH0001-太陽-STD

本来、ニュートラルな色味が出るモードですが、何か「渋い」色味になってます。

次に、WB を太陽光・カラーバランスをニュートラル で。
SDQH0002-太陽-NTL

本来、「渋い色味」なハズですが、露光オーバーになっていて、色味が不明ですね。
デバイスをあれこれ変えて、皆さんに均等に見ていただけるよう、露光調整をしているつもりですが、どうも、自分のパソコン(Dyna Book)のモニターで見ると、露光オーバー程度でないといけませんので、確かな指摘ができません。申し訳ない。。。

次に、WB を太陽光・カラーバランスを風景 で。

SDQH0003-太陽-風景

カラーモードを「風景」にすると、葉の色が彩度の高い色味になるのは、間違いなし。

次に、WB を太陽光・カラーバランスをVivit で。

SDQH0004-太陽-VIVIT


なんか、代わり映えがしませんねぇ。。。
WB を蛍光灯にしてみましょう。カラーバランスは、Vivit のまま。


SDQH0005-蛍光

これはこれで、渋ちんだな。。。
サクランボの原画は、もっとピンクなんです。
で、蛍光灯の色味補正を少々、赤寄りにしてみます。

SDQH0006-蛍光-赤補正1

ちょっと、フレア掛ってきました。。。
赤くなる、というよりは、白いところが青くなってきました。

もっと、赤寄りに補正してみます。

SDQH0007-蛍光-赤補正2

白いところが赤くなってきまして、少しはサクランボが赤くなりましたかね。
全体としては、補正失敗、というか、補正はやらない方がまともかのような。。。

カラーバランスは、X-TRANS CMOS の圧勝なんですかね。
FOVEON センサーは、あくまでも「解像命」なんでしょうか。

それとも、SIGMA LENS しか、色味が合わないとか。。。
マジか。。。





SIGMA SD Quattro H は、大手のMap Camera で購入したんですよね。
したら、沢山ポイントを頂戴したので、使わないのもナニかと。。。

で、結果として、Quattro H を買ったら、ストラップと三脚が付いてきた、に等しかったな。。。
カメラ買って、そんなにサービスしてくれるかな、キタムラ。。。

先ずは、MAPCAMERA オリジナル「細」OBIストラップ 極青 を紹介します。

DSCF6004

包装状態は、こんなカンジ。。。

DSCF6006

ストラップの織りは、こんなカンジ。
滑りにくそうですね。

DSCF6007

細帯、ですが、カメラ側のリングへのアプローチ幅は、約7mm ですかね。
普通、もう少しあっても、入りそうですので、このストラップは、コンデジも意識しているんですかね。

DSCF6008

太いところで、約20mm 。
まぁ、可もなく不可もなく。。。

DSCF6005

購入時では、折り返しが、親の上に返っていますね。
これは、納得いきませんね。

DSCF6009

カメラに装着する場合、「下側」へ潜らせる感じですね。
その方が抵抗があって、抜けにくい。
下は、買ったまま。上にありますよね。

DSCF6010

はーい。
こんな風にできました。

DSCF6012

dp2 Quattro を買った時も、純正ストラップがショボいと思いまして、Merrill には、PENTAX 用を付けてます。








ここ数回、Quattro H の試写をしましたが、デバイスによっては、なんじゃこりゃ、と、露光が暗すぎるFOVEON の特性が出ちゃいまして、頭に来てます。

ならよ、+露光ビンビンでやってやっからよ!

今回は、第426話で紹介した、ASAHI OPT.CO. Super-Multi-Coated TAKUMAR/6✕7 2.8/150 を用います。
室内で、150mm は大変ですが、何とか撮影できました。

DSCF6003

DSCF6002

DSCF6001


撮影データは、ISO 160 開放 1/80 ±0.0EV です。
あれっ、±0.0EV ・・・ファインダー越しに、これで十分に見えちゃったものですから。

最初は、カラーモードをSTD で。

SDQH0001

まぁ、普通だな。

次に、ニュートラルです。

SDQH0002

これはねぇ。
やはり、フジのフィルムシュミレーションでいうところの「PRO Neg.STD」のように、ちょびっと、枯れてます。
渋い色出しをしたいとき専門ですな。

次に、風景です。

SDQH0003

これはねぇ、やはり、彩度が高いです。
フィルムシュミレーションでいうところの「Velvia」チックですが、Velvia ほどキツクないですが、まぁ、余程でないとつかわないかな。。。
Velvia は、Velvia で使いますので、多用しても良さそうなカンジですがね。

今度は、ホワイトバランスをAWB から太陽光にしました。
最初は、カラーモードをSTD で。

SDQH0004

色調は、変わりませんな。
ちょっと、温かいカンジになったかな。。。

次に、ニュートラルです。

SDQH0005

STD とニュートラルの差は、そのままです。

次に、風景です。

SDQH0006

やっぱねぇ、フィルムシュミレーションより使いにくいカンジですね。。。





前話でお示ししたとおり、SD Quattro H の試写段階として、Carl Zeiss Jena Flektogon 4.0/50 P6 を使ってみましょうか。

Jena ですので、色味はニュートラル、解像はFlektogon ですのでね。
しっかりと判断できるものと思います。
第470話で使っておいてよかった。。。
自分に自信が持てますよね、X-シリーズであの通りの描写でしたからね。
アレ以下だったら、SD FOVEON センサー、大したことない、と、なります。

DSCF4002

DSCF4003

DSCF4004


3枚とも、ISO 160 絞り5.6 1/100 ±0.0EV です。
先ずは、カラーモードを「ニュートラル」で。

SDQH0001

解像度は、バッチリ。
Vega 12B より、良いですね。
Xenotar 型は、質感良く、硬質感と鋭い階調表現を実現し、鷲の目テッサーと勝負する唯一のレンズである、レンズだと何度も紹介しましたが、どうも、テッサーの鋭さにかなわないと思いますね。
「上質な写り」になっちゃうかのような・・・Pancolar チックなような・・・
色味は、もう少し若葉色なんですよね、原画。

続いて、カラーモードを「STD」で。

SDQH0002

色味は、こんな色に近いです。
レンズが良くて、やっと、カラーモードの設定に自信が出てきました。

最後に、カラーモードを「風景」で。

SDQH0003

この色味だと、色気が出ちゃってますね。
STD ➡ 風景 ➡ ニュートラル の順で撮影すべきかと。。。






まだ、解像番長Merrill の試写も済んでいないんですけど、私の膨大なオールドレンズのお供にFOVEON を使ってみようと、sd Quattro の、それも究極の「H」を仕込みました。

次期FOVEON にSIGMA は難儀していますが、FOVEON の開発に際し、Merrill に比して記録容量を下げようと、「1・1・4」のQuattro を世に出しましたが、次期モデルは、Merrill と同じの「1・1・1」のようですね。

ならば、記録容量の軽い、FOVEON Quattro を今のうちに仕込もうかと。。。

オールドレンズの解像度では、FOVEON を活かしきれませんが、まぁ、コレクションの中には高解像度のものもありますんでね。。。

DSCF0007

キタキタ。。。

DSCF0010

DSCF0013

はーい。
いらっしゃい。
あれ?
箱は、「赤H」なのに、カメラは「白H」だ。。。
「赤」でしょ、普通。。。
こうゆうところが、SIGMA 、なっちゃねぇ。
だから、売れないんだよな。

DSCF0016

ASP-C でも優れた描写ですが、ASP-H サイズとなれば、鬼に金棒ですね。

DSCF0017

SIGMA SA マウントは、そもそもがPENTAX K マウントなんで、K マウント➡ M42 アダプターがくっついちゃいますね。・・・しっかりとは付きませんが。。。
すると・・

DSCF0018

M42 のマウントになっちゃいます(フランジバックは、SA マウントが44.0mm なので、1.46mm 短い。つまり、約1.4mm厚のアダプターまでを咥えることができる。)。
今回は、試写ですのでね。

VOIGTLÄNDER COLOR-SKOPAR X は、DKL マウントなんで、更に好都合です。カメラ側の造作に全く影響しません。

DSCF0020

X-H1 と比べても、そんなに差がなく、コンパクトなボディなようです。

DSCF0021

下側は、バッテリーケースが。
PENTAX K-20D のような回すタイプのノブにより、誤作動を防止しており、好感が持てます。
こうでなくっちゃね。

DSCF0022

背面は、ややこしいなぁ。。。
まっ、普通なのかな。
FUJIFILM X-シリーズのカメラを使っていると、やっぱ、ややこしい。間違いない。
ファインダーも出っ張り過ぎだろ。

DSCF0024

SD カード挿入口のクオリティは、PENTAX K-3 並ですかね。
剛性感は、あります。

DSCF0025

こっち側は、使わないしな。

DSCF0026

シャッターボタンとサブダイヤルの間に「ロックレバー」があります。
ロックを掛けると誤作動防止の機能らしい。はて、という機能です。
その上、「QS」ボタンがありますが、これは、FUJIFILM の「Q」ボタンより、実用的です。
それよか、カメラのON・OFF スイッチがマウント側にあるの、変でしょ。
Merrill もdp Quattro も、カッコいいスイッチが付いていたのに、フラッグシップたるsd Quattro のスイッチとは到底思えませんな。ひどいわ・・・コレ。

DSCF0027

どこか、みたことあるようなバッテリーがこのカメラ用ですね。

DSCF0028

PENTAX K-3 用のバッテリーと瓜二つです。
ですが、挿入ガイドの形が違って、sd Quattro には使えません。
K-3 用のバッテリーの角を削れば、使えちゃいますが。
サードパーティ製のK-3 用のバッテリーなら、使えます。いえ、使えました。

DSCF0029

後ろのLCD は、2画面になってます。
モニターで、大きく撮影条件が映し出されていて、ヤル気満々になる仕掛けです。
これは、カッコいい!

DSCF0031

SEPTON で、18MB 位ありますか。結構重たい記録容量となります。
ISO 160 開放 1/160 ±0.0EV です。

SDQH0010

こう来たか!
X シリーズのカメラより、硬質感がありますね。

続いて、第402話でも使用した、Asahi Opt.Co. Super-Takumar 2.8/105 M42 で色味をチェック!
Quattro H のカラーモードを「ポートレート」にして。

SDQH0014-PORT

なんか、色が薄いだけでね。
FUJIFILM のフィルムシュミレーション「エテルナ」なんかを見ている私としては、こりゃひどいモードだと言わざるを得ませんね。色を全然追い込めてない。

今度は、普通の「スタンダード」で。

SDQH0011-STD

まっ、これはこれであり、かと。

次に、意味不明な「ニュートラル」で。

SDQH0012-NTR

スタンダードとニュートラルって何が意味的に違うのか、意味不明ですが、「赤」の色乗りがイイですね。スタンダードより、こっちだな。

次に、「風景」です。

SDQH0015-風景

これも、アリな色乗りで。
ちょっと、派手めな色乗りです。

最後に、「ビビッド」です。

SDQH0013-VIV

こりゃあ、乗り過ぎかと。
多分、使えませんね。
カラー撮影で使うモードは、「ニュートラル」、「風景」辺り。
モニターで、それでも嫌な色乗りだったら、「スタンダード」ってところですか。





SIGMA dp2 Quattro の測距はAF 。
Distagon は、MF しかなく、シャッターを切るときに拡大表示して確認をすることができますが、Quattro は、カメラを信ずるしかないですよね。。。

歩留まりは、やむを得ず、フィルムだったら何本ボツがでることやら。。。
しかし、デジタルのありがたいところで、消っしゃえばイイんですから。それはありがたい。。。

今回のQuattro は、FOVEON センサーで、ギリギリの高感度、ISO 320 で全て撮影しました。
何枚、「荒れた絵」が撮れますかね。
多いようなら、ISO 200 が限界かと。。。

では、行ってみましょう。

絞り 7.1 1/400 -0.3EV です。

SDIM0117

この絵は、Distagon とイイ勝負で。。。

絞り 9.0 1/640 -0.3EV です。

SDIM0120

この絵は、圧勝ですな。
Distagon では、モヤが掛かっているかのようでしたが、クリーンですっきりした絵になりました。
Distagon もレンズは綺麗なんですけどね。

絞り 7.1 1/400 ±0.0EV です。

SDIM0123

Quattro は、AF でも、きっちり寄せてくることができます。
すると、どのカメラもパンツ一丁で逃げ出すことになります。。。

絞り 7.1 1/320 -0.3EV です。

SDIM0127

これも、きっちり寄せてきましたね。
渋野のパットみたいだな。。。

絞り 9.0 1/500 -0.7EV です。

SDIM0128

これは、違うんだなぁ。。。
こっちを向いている花にピンが寄ってこないとね。。。
MF で微調整もできるんですけど、LCD での確認より、カメラ任せの方が寄っていますから。
イジれませんね。実際。

絞り 6.3 1/320 ±0.0EV です。

SDIM0133

SIGMA のレンズ、結構、色載りしてきますねぇ。。。
これだと、Takumar 張りじゃないですか。
まぁ、FOVEON センサーの成せる業だと思いますが。

絞り 7.1 1/250 -0.3EV です。

SDIM0135

ねじり花にフォーカスしていますが、残念ながら、アウトフォーカスしています。
まぁ、マニュアルでも寄り切れませんでしたから、もっと、アップじゃないと無理なんでしょうね。
遠すぎました。

絞り 7.1 1/250 ±0.0EV です。

SDIM0149

Distagon では、一番手前にフォーカスが決まりましたが、Quattro では、花の中心部・頂点にジャスピンしましたね。
このような絵は、なにか、ムズ痒い絵で、気持ちが悪いです。
Bokeh 味も、どうなんですかね、イマイチな気が。なにせ解像番長ですからね、なんでも解像しちゃいます。
全体としては、良い描写だと思います。

絞り 6.3 1/250 ±0.0EV です。

SDIM0150

イイ色味と解像度だなぁ。。。
花弁に筋がビンビン入っています。Distagon も解像してましたが、比ではない。
雄しべもペッチャンコだ、蜂がグルグル回っていたから。。。

ISO 320 でも、大丈夫でしたね。
ザラつき感はない、と、思います。

カラー写真としては、X-TRANS CMOS の方が綺麗ですが、SONY とはまた違った色載りで、好感が持てますね。
X‐シリーズのカメラのサブ機に丁度イイです。
これで、また、撮影時の持ち物が増えちゃいましたね。。。

おっと、Merrill も試さないとね。
4600万画素。FOVEON センサー垂涎のカメラ・・・
どんだけぇぇぇぇぇ。。。






・・・どこへでも携行できるサイズながら、大伸ばしプリントにも十分耐えうる画質。
ルックスからは、想像もつかない最高画質を提供する、全く新しいタイプのカメラ・・・
それが、SIGMA dp2 Merrill 。だ、そうです。

思いの外、Quattro のAF 性能が良く、接写にも耐える良いカメラだったので、こんなことなら、その前作たるMerrill はどうなのよと。
Quattro は、2900万画素ですが、Merrill は、ナント! ブッチ切りの4,600万画素!。
Foveon X3ダイレクトイメージセンサーというのは同じだけど、チューニングが違います。
・・・古いタイプの方が、高画素とはね。。。

Quattro は、「忠実な色再現を行うための膨大なデータ処理の高速化にも成功しました。画質には一切の妥協なく、超高解像とノイズ特性改善を可能にする新センサーのジェネレーションネームは、「1:1:4」ソリューションにちなんで「Quattro」」ということでのネーミングらしいのですが、確かに画像処理エンジンは、「TRUE III」。
なんか、違うんじゃねぇの。

確かに、膨大なデータ処理を必要とするので、画像処理エンジンがクワッドコアにしたから、「Quattro」なんじゃねぇの、このカメラ・・・ってカンジですね。

SIGMA のウイークポイントは、「膨大なデータ」を処理しきれないことが課題なんで、それを克服することが社命だと思いますね。
簡単に言っちゃえば、アメリカンのV8 エンジンが強すぎる中、車体フレームが付いていけない、サスが追い付かない・暴れちゃう、タイヤがグリップしない・・・速く走れない・・・と、同じ現象が表れているんです。

そんだけ、凄いんですよね、FOVEON センサー。

なので、記録するのに、えら、時間がかかりますね。
それで使い勝手が悪いと。

そんなことは、FOVEON マニアにとって、どーでもイイことで、記録された画像を見て、思わずニヤリとしている姿が想像できます。

DSCF6001

DSCF6002

DSCF6003

LCD に、ごみかキズが付いてる、って思ったら、Merrill って書いてありました。
邪魔です。
背面のスイッチ類も使いにくく、最悪なのが再生モードが「赤」で書いてあります。
普通、「青」でしょ。
「赤」は、録画モードで使うんですよ、SIGMA さん。
ねっ。「REC」がどこのメーカーでも、「赤」なの知らないの?

DSCF8003

青いタオルの線に合わせてあります。
Quattro のシャッターボタンは、Merrill のボディの外にありますね。
大夫、Quattro がでかいことが判ります。

DSCF6005

バッテリーは、目を見張るほどびっくりしました。
左側がQuattro のもの。右側がMerrill 用ですね。
コンデジと同じ大きさのバッテリーです。
こんなんで、4600万画素を処理できるのかと。
Quattro 用が7.2V 1200mAh 8.7Wh で、Merrill 用は3.6V 1250mAh 4.5Wh ですね。
Merrill 用は、電圧半分、持ち半分ってところです。それで4500万画素を処理するワケですからね、完全に電池不足です。
早速、4個、Lowa Japan 製のバッテリーをチャーターしました。
・・・全部で5個になりますが、これで足りるんかいな?

SIGMA は、カメラの作り方を知らないようですね。
解像度命で、カメラを作ることはできるようですが。
使う人の使い方を熟慮していない。
まぁ、fp では、ベイヤーセンサーですので、「普通」に使えるんでしょうけど。。。

試写です。
先ずは、ノーマルから。

SDIM0001N

4600万画素とは言うものの、2900万画素のQuattro と変わらないか、Quattro の方が良さげに見えますね。

今度は、FOVEON Blue で。

SDIM0001


あっ、やっちゃいましたね。
Blue に注力しちゃったら、サクランボのピンクがオレンジになっちゃいました。
ゲロってか。。。

ノーマルです。

SDIM0002N


FOVEON Blue です。

SDIM0003

花菖蒲のブルーは、イイ感じの色味になりました。

ノーマルです。

SDIM0003N

FOVEON Blue です。

SDIM0002

こりゃぁ、ないよねぇ。。。






世界で唯一の三層センサー「FOVEON」。
その、唯一無二のセンサーが創り出す、圧倒的・精緻で繊細な「解像度・色表現」をチェックしとこじゃないですか。

どんな写りなんでしょ。。。

DSCF4003

DSCF4002

SIGMA の純正キャップは外しました。
X-H1 のサブ機ってか、スナップ用に使用するしか用途がないと思いますので、キャップがどっか行っちゃわない紐付きのキャップがよろしいかと。
HAKUBA 製の58mm ですね。

DSCF4004

ISO 100 絞り6.3 1/250 -0.7EV です。

SDIM0024

小さな画像段階でも、十分、解像度が高いことが判っていただけると思います。
目が痛いよね。

ISO 100 絞り5.6 1/200 -0.3EV です。

SDIM0025

寄って撮っても、離れて撮っても、AF は準備体操のように行って来て・・・ククッって、一発にならないんですかね。
でも、AF でもピントはぴったりです。

ISO 100 絞り6.3 1/250 ±0.0EV です。

SDIM0026

葉っぱにジャスピンしちゃってますな。
ピン処は、その後ろの大きな花だったんですが。。。

ISO 100 絞り8.0 1/400 -0.7EV です。

SDIM0027

「質感」という点では、物足りないかな。
解像はしてますが、質感はまた話が別ということで。

ISO 100 絞り7.1 1/400 -0.3EV です。

SDIM0029

X-H1 と同様で、フレーミングは変えずとも、ピン処はグリグリ任意の場所に設定ができます。
楽しい、が、感想です。
このカメラ、発売はX-T1 と同時期だったんですがね、大夫、前を歩いていたんですね。

ISO 100 絞り8.0 1/320 -1.0EV です。

SDIM0030

背景を殺すと、ピン処の解像が浮き上がってきます。
イイ絵だなぁ。。。

ISO 100 絞り7.1 1/250 -0.7EV です。

SDIM0031

「色の滲み」を確認するために撮影しました。
ガーベラは、色滲みする、カメラにとって天敵ですからね。
カラーモードは、VIVID(ビビッド)に設定しました。
結果、色潰れしないで、色乗りも超自然です。解像も満足ですね。すごい。

ISO 100 絞り4.0 1/125 +0.3EV です。

SDIM0032

金の生る木。
果肉のある葉ですが、リアルですよね。

ISO 100 絞り5.0 1/125 -0.3EV です。

SDIM0033

枯れてるってか、錆てるってか、訳の分からん木ですが、割とリアルに描写しましたね。

ISO 100 絞り4.0 1/100 ±0.0EV です。

SDIM0034

これも、プクプクしてて、リアルだわ。

ISO 100 絞り5.0 1/160 -0.3EV です。

SDIM0036

この木のように、あちこち突起があるような被写体だと、合焦しにくいんですかね。
dp2 Quattoro は、位相差じゃなくて、コントラスト検出方式ですから。


■■■ 試写をしてみて気に入らなかったこと ■■■

唯一、気に入らなかったことは、シャッターを切った後、確認映像がモニターに出ますが、その段階から拡大表示機能がなく、再生画面からしか拡大して映像確認できなかったことです。
こんな機能は、PENTAX でも、FUJIFILM でも、当然付いていて、頭に来ました。

あと、「ディスプレイ」ボタンなるものが、銀座一丁目に鎮座していますが、全然、お呼びじゃないんですよね。
こんな機能、こんなイイ場所に必要ない。




2019年7月11日、 世界最小・最軽量、フルサイズイメージセンサー搭載のミラーレス一眼カメラ『SIGMA fp』が発表された。

おっ、いよいよFOVEONセンサー搭載のフルサイズが出たか・・・と、思いきや、ナント!
フツーのベイヤーセンサーにしときましたとさ。

高感度にFOVEON センサーは、全く技術的に対処できないモンで。
皆、高感度が好きでしょ、と。。。

あのさー。
いいんだよ、FOVEON は!
書き込みが遅かろうが使いにくかろうが、今でも、FOVEON X3 ダイレクトイメージセンサーの1台である、4600万画素のdp2 Merrill なんか、絶大な人気を博しているっていうのに!

Merrill の記録データは膨大なもので、HIgh の場合で、ナント!45Mb 。
Medium であっても、24Mb 。
最低のLow で、やっと12Mb です。

X-H1 でやっと12.5~14Mb だっていうのに、ダントツの記録容量ですよね。
高精細・高画質を謳う5060万画素のCANON EOS 5Ds R でさえも、Lサイズ(なめらか)で14Mb ですからね。ブッ飛びの重たいデータです。

実際の話、45Mbで保存した場合、10枚で450Mb。
20枚で900Mb~25枚で凡そ1Gb・・・素人の撮影では実用的ではありません。

☆彡 記録画素数・データがでかすぎて、演算しきれません。が、FOVEON の泣き所っていえば、泣き所。
だから、dp2 Quattro では、2900万画素にサイズダウンしています。
それでも、でかい。

世界で唯一の三層センサー「FOVEON」。
その唯一無二のセンサーが創り出す、圧倒的・精緻で繊細な「解像度・色表現」に魅了されているファンは、とても多いような気がします。
事実、私にオールドレンズを譲ってくれた方は、「もうSIGMAしかいらないから・・・」と、言ってられました。

私的には、「フィルムシュミレーション」を活用した「彩創り」、X-Trans CMOS センサー、5.5段の手振れ補正機構搭載のFUJIFILM X-H1 だけで不足はないワケですが、fpなんちゅう「SIGMA + SONY」みたいな、でいて、LEICA + PANASONIC なんでしょ、結局は・・・って、何と何が混じっているかわかんねぇようなカメラに克を入れるべく、APS-C だろうが、スジを通したいワケなんですよ。
本筋を通したいワケね。

では、支度をしましょうか。。。

DSCF2913

こんな箱に入ってきました。。。

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アクセサリー類は、こんな御一同様です。

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出てきた、出てきた。。。

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ジャ、ジャ~ン!
このレンズを通過する光は、縦三層構造で皆補足、逮捕しまぁ~す!

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バッテリー室の外蓋は、簡易なもので、大嫌いな構造です。
バッテリーを押えるツメの構造は、FUJIFILM より考えられていて、使いやすく、バッテリーを入れた瞬間、バネで自動的に押える構造です。
この点は、とてもイイですね。

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早速、充電します。
バッテリーは、標準で2個付属しています。
定格出力は、純正 7.2Vで1200mAh。消費できる電力量は8.7Wh ってことは、X-H1 と全く同じ性能のバッテリーですね。
ってことは、X-H1 と同じく、「more Power」が必要のようですね。。。
・・・おおっ、神様、Lowa Japan 様・・・追って、連絡いたします!

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バッテリーにシールを張れば、誤挿入がありませんよ、と。
このような配慮は、イイことです。
FUJIFILM なんか、バッテリー本体に埋め込んでありますよね。

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ふむふむ。
ここが、SDカードの入り口かっ。
ゴム?

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あっりゃぁ。。。
ショボ過ぎる。。。
クソみたいなカメラだな。
ハイエンド・コンパクトデジタルカメラじゃないの? このカメラ。。。

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ストラップを付けてっと。。。
しかし、このストラップもショボいな。
X-A2 のストラップよか、大夫ショボい。
別の言い方をすれば、なめてんのか、このストラップ。コンデジと一緒じゃねぇかっての!

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支度は、これで終わり。
レンズの保護を兼ねてフィルターを付けましょう。

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dp2 Quattro をホールドしたところ、違和感がっ。。。
で、X-H1 と比較です。
ナント!
X-H1 より横幅があるデカイカメラです!
ボディ本体は、薄いのですが、横幅があるのはいただけません。

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シャッターボタンを中心線に置くと、15mm 程出っ張ってます。
カタログ値では、X-H1 が約140mm 。dp2 Quattro が161mm なので、総幅で約2cm でかい。
これ、結構な差ですよ!
非常に違和感を覚えます。
中版カメラをホールドしているかのよう。
昔のカメラでも、こんなにデカくなかったな。
専門家のレビューでは、「持ちやすい」って感想だったけど、絶対に持ちやすくないです。

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MODE ボタンの左側にあるボタンが、ON・OFF ボタン。POWER ボタンとも。
シャッターボタンの外側に巻き付くリングが拡大機能を司るリングです。
背面の四角っぽいボタンが、フォーカススティックと同様の機能があるボタン。
これ、割と使いやすいです。
カメラメーカーは、この機能をパクった感が。

DSCF2931

撮影時、このような9点のフォーカスポイントが出ますね。
この中で、フォーカスしたい場所に、あの四角いボタンでグリグリやるワケです。
とても良いカメラ操作が実現できそうです。
フォーカスは、9点を任意に設定する方法と自由設定モードがあります。
2014年時点で、このカメラ操作を誘導していたカメラ、他にあったのかな。
とても、先進的な機能です。

で、お待ちかね。
どのような写りかというと。。。

ISO 200 絞り3.2 1/60 +0.7EVです。

SDIM0506

こう、写してくるかっ。
すっごい。
期待通りだ。

何か、第366話の、smcPENTAX-D FA 2.8/50 MACRO PK 張りの写りだけど、サクランボの「赤」がトン出る写りですね。
筆圧部分しか色載りしてないですね。流石に筆圧部分の解像は、すざまじいものがあります。
カレンダー部の「黒」は、目が痛いほどです。
額縁の色載りなどは、Xenotar 型レンズの方が自然で、良好な解像・色載りであったと思います。

ちょっと、色載りが浅いと思いますので、今後、詰めていきたいと思います。
サクランボは濃く、額縁はこんなに黒くなく、という矛盾を解消する必要がありますね。

WB は、AWB を含めて10種類。
カラーモードは、11種類もありますんでね。なんとかなるのか、全く疑問ですが。

そうそう。
ISO 感度は、カタログ上、ISO 100~6400 ですが、実質、ISO 100~400 までの、40年前のフィルム感度と同様でしか撮影できませんね。
シャッタースピードも、30秒~驚愕の1/2000秒!までしかありませんし。
カメラ的には、ひっどく昔のイチガンと同様の性能です。

でも、イイんです。
解像度最優先のデジタルカメラなのですから。









ポートレート級 60mm~110mm 解像度選手権 も第4部門となりましたね。
今回は、 ZOOMレンズの部。
エントリー本数は、7本です。
今回も、X-T1 のフィルムシュミレーションは、PRO Neg std です。


◆  PENTAX-F ZOOM 4.0-5.6 /35-105 PK

一番手は、PENTAX-F ですか。
小さなレンズですが、旅行に行くときは、「これ1本で」良いみたいです。
焦点距離は、他のレンズに合わせて80mm で撮影しました。

先ずは、AUTO で。AF撮影です。
ISO 100 絞り13.0 1/250 ±0.0EV です。

IMGP9871

ずるいよなぁ、AUTO 撮影。いきなりISO 100 だものなぁ。
古い人間には、ISO 100 は、「当たり前」の数値。
高感度なデジカメにあって、だから、 NIKON Z-7 のISO 64 には憧れます。
この絵で、エントリーします。

ISO 200 絞り8.0 1/1000 ±0.0EV です。

IMGP9873

手作業での撮影は、楽しいですが、レンズがプラ製でチープさは否めませんでした。
レンズの調整としては、無限遠は確実に出てました。
調子の良い、レンズでしたね。
写りもイイんじゃないですかね。流石、ウチにとっては最新版のレンズです。

ISO 200 絞り16.0 1/160 ±0.0EV です。

IMGP9872

AUTO AF 撮影と似たような絵になりました。
強い絞り込みにも耐えているレンズです。


◆  smc PENTAX-FA 3.5-5.6/28-80 PK

更に新しいレンズ、smc のFA ですね。
市中では、「お安く」流通しているようですが、写りなら、一番イイと思っています。
好みは、F シリーズですが。

先ずは、AUTO で。AF撮影です。
パターン測光で撮影です。
ISO 400 絞り13.0 1/250 ±0.0EV です。

IMGP9874

KOMURA みたいな色味になりましたね。
ISO 400 とは、また、趣のある感度です。機械は、面白い設定を選択しました。

今度は、マニュアルで。
中央重点測光です。
ISO 200 絞り8.0 1/800 ±0.0EV です。

IMGP9875

これは、Takumar らしい色味。
ケルビン値を低くしてますからね。青みが強い方が好みです。
この色味でエントリーします。


◆ MAKINON MC 3.5/28-80 Macro PK

このレンズは、お久しぶり。
第193話以来ですか。
このレンズ、AF じゃないので、M レンズと同じだと思うんですよね。

撮影データは、参考までです。
ISO 200 絞り8.0 1/1250 ±0.0EV です。

IMGP9880


ISO 100 絞り8.0 1/640 ±0.0EV です。

IMGP9883

なんか、ボケボケですね。
無限遠は、得意じゃないみたいです。
参加までに、こちらでエントリー。


◆ SIGMA ZOOM 3.5-5.6/24-70 HF ASPHERICAL PK

先ずは、AUTO で。AF撮影です。
ISO 200 絞り13.0 1/250 ±0.0EV です。

IMGP9877

この絵でエントリーですね。悔しいけどAF に勝てません。。。

ISO 400 絞り8.0 1/1250 ±0.0EV です。
ケルビン値は、4000K です。

IMGP9878


ISO 200 絞り8.0 1/1250 ±0.0EV です。
ケルビン値は、5000K です。

IMGP9879

これくらいのケルビン値、色温度がナチュラルですかね。
青い空がすきなんで、大体は4000K で撮影しようかと思ってたんですが、どうも、青黒いカンジがして。


◆ TEFNON H/D-MC ZOOM 3.5-4.8/35-80 MINOLTA SR

このレンズこそ、大夫肥やしになってましたね。
第57話以来ですか。
ちょっと、欧州ぽい色乗りで、KOMURA とも違う色乗りで、Made in Japan 、奥深いです。

ISO 200 開放 1/1600 ±0.0EV です。

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なんだかんだ、単焦点はイイ、ZOOM はやだ。とかいっていても、とのレンズも解像度高いですね。
しっかりと解像している。

ISO 200 絞り8.0 1/680 ±0.0EV です。

DSCF4008

安定した写りかと。
この絵でエントリーです。

ISO 200 絞り8.0 1/550 +0.3EV です。

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「薄いフレア」掛かっている、と思うんですけど。
当日は、陽の光もそんなに強いとは思わなかったんですがね。
このレンズは、どの絵もフレってますな。


◆ Tokina AF 3.5-5.6/28-80 PK

AF のPK マウントなんで、これもAF から、いきますか。
ISO 200 絞り13.0 1/250 ±0.0EV です。

IMGP9884

みんな、KOMURA みたいな色乗りですね。
悔しいですが、このAF モノでエントリーです。
残念。

続いて、マニュアルで。
ISO 200 絞り8.0 1/1000 ±0.0EV です。

IMGP9885

これくらいの「青み」ある色乗りのほうが好きですね。
だって、目で見た被写体のビル、青いんですよ、ホント!
LV で、10倍ですよ。拡大表示。
そんでAF に負けるなんて、どーなんだべ?
不思議だっ。


◆ Tokina SD 3.5-4.5/28-70 MINOLTA SR

第58話でしたか。。。
皆、デイってたんですね。
「わかんなくなっちゃうんだよね・・。」、「まだブログやってるよ」。
「え"っ?」「なんだってぇ?」

あのさ、合焦と色乗りが仕事だよ。
がんばんな。。。
このレンズ、ボケボケですが、筐体はダブルヘリコイドで、仕組みは凄いんですよね。
ヤル気にさせてくれるレンズです。

ISO 200 開放 1/1300 ±0.0EV です。

DSCF4010

あらら。
オールドレンズっぽい、解像じゃないですか。
それも、単焦点レンズもろだしの写り込み。

ISO 200 開放 1/950 +0.3EV です。

DSCF4011

±0.0EV の方がイイですね。
明るいの、イマイチ。

ISO 200 絞り8.0 1/300 ±0.0EV です。

DSCF4012

これかな。
解像度アップ、色のりよし。
これでエントリーします。

ISO 200 絞り8.0 1/250 +0.3EV です。

DSCF4013

解像度は悪くない。
MAKINON に見せてやりたい解像です。
色乗りも、ナカナカ・・・



★★★ 7本の演技が終了しました。ケルビン値を変えてきた演技もありましたね。お久しぶりの顔ブレばかり。懐メロレンズ御一行様だったでしょうか。デイ、とか行ってたレンズも参加でした。鷹の眼親方に判定していただきましょう。
親方、判定をお願いします。

【判定】
ZOOM レンズの部 優勝  Tokina SD 3.5-4.5/28-70 MINOLTA SR
          準優勝 TEFNON H/D-MC ZOOM 3.5-4.8/35-80 MINOLTA SR
          奨励賞 PENTAX-F ZOOM 4.0-5.6 /35-105 PK
          奨励賞 Tokina AF 3.5-5.6/28-80 PK
                               以上です。


え"ぇっっっっっ!
Tokina が部門優勝ぉぉぉぉぉぉ!
・・・ガヤガヤ・・・ザワザワ・・・
SR マウントのワンツーだっ。

鷹の眼親方、解説をお願いします。
・・・優勝のTokina SD 3.5-4.5/28-70 MINOLTA SR 、準優勝のTEFNON H/D-MC ZOOM 3.5-4.8/35-80 MINOLTA SR 、奨励賞のPENTAX-F ZOOM 4.0-5.6 /35-105 PK の3本がエントリーした7本中、色乗り良く、解像度も高いものがありました。この3本を詳細に拡大表示・比較いたしましたところ、Tokina SD が解像度高く色乗り良い、という結論に達しました。そうなってくると、準優勝から奨励賞までの3本は、これも紙一重、と言えるでしょう。

・・・鷹の眼親方、デイ利用組が優勝だなんて、そのデイってジムだったんじゃないですか??
「あのう、デイに行くこと自体、リハビリにもなりますんでねぇ。。。」
・・・じゃ、Tokina SD を新品購入した時点て、どんだけの写りだったのよ?


   またまたの、ナント!
   今回は、Tokina  の上位独占で幕です。
           SIGMA の ASPHERICAL でさえ、ブッ飛んた!!
 ➡ もしかして、この戦い、レベル高くない??




 





第113話でも紹介した、「曲がったことが大嫌いな実直なレンズ」、SIGMA ZOOM 3.5-5.6/24-70 HF ASPHERICAL ですね。

PENTAX-F との比較でも良いでしょうし、今後紹介する他のレンズに対するベンチマークとしても良いでしょう。
なにせ、実直なレンズですから、カチカチです。

ISO 400 絞り10.0 1/200 +1.0EVです。


IMGP9334-SIGMA-40

ちょっと、明るい。

ISO 400 絞り10.0 1/200 +1.0EVです。
焦点距離は、24mm ですね。


IMGP9335-SIGMA-24mm

露出は同じなんですが、ちょっと引くと被写体の強さが和らぎ、こんなもんじゃないですかね、露出。

参考までに、ISO 400 絞り10.0 1/400 ±0.0EVです。

IMGP9336-SIGMA-24

空の青さも写り込んで、「適正な色配置」なのでしょう。
私としては、ちょっと、暗い感覚ですが。

ISO 400 絞り10.0 1/1000 -1.0EVです。

IMGP9338-SIGMA-24

自分で、適正露出と言っている値から、2段落ちですからね。暗いわな。

ISO 400 絞り10.0 1/320 +0.3EVです。
焦点距離は、24mm です。

IMGP9372-SIGMA

風景としては、ありなんでしょうけど。
解像がPENTAX-F に比較して物足りなくないですか?
色味もちょっとね。

ISO 400 絞り10.0 1/400 ±0.0EVです。
焦点距離は、70mm です。

IMGP9375-SIGMA-70

PENTAX-F の方が好きな色乗りかな。
焦げてる色乗りかと。

ISO 400 絞り10.0 1/250 ±0.0EVです。

IMGP9378-SIGMA-70

ちょっと晴れてきたんですよね。
光が十分になると、俄然、色が乗ってきましたね。

ISO 400 絞り10.0 1/500 ±0.0EVです。

IMGP9379-SIGMA-70

これが、SIGMA  ASPHERICAL の実力かな。
私的には、SIGMA APO の方が好きな色乗りですね。
何か、色気がないんだよな。

ISO 200 絞り11.0 1/160 ±0.0EVです。

IMGP9380-SIGMA

はるか昔、「NHK ベストスキー最終回」で、平沢先生以下、画面右手奥から左側の下方向へ滑っていきました。
このゲレンデ、結構急斜面で、もう少し下へ行かないと生徒さんは気が抜けなかったことでしょう。
ここは、見ての通り合流点ですので、スピード・コントロールに注意してくださいね。

ISO 200 絞り11.0 1/160 ±0.0EVです。

IMGP9381-SIGMA

正確な色、に努めているのでしょう。
ASPHERICAL なので、「歪曲収差補正」も十分取れているものと思われます。
どこが補正できているのか、さっぱりですが。。。

ISO 100 絞り11.0 1/160 ±0.0EVです。

IMGP9382-SIGMA

ビシビシの色味ですねぇ。。。
フジの色と味間違えちゃいますね。

ISO 400 絞り10.0 1/1000 -0.7EVです。

IMGP9384-SIGMA

これが、ギリギリの暗さ、ですか。

ISO 400 絞り10.0 1/640 -0.7EVです。

IMGP9386-SIGMA

逆光で、夕方らしい「時」も写し込んでくれました。
こういった絵、大好きです。

ISO 400 絞り10.0 1/400 +0.3EVです。

IMGP9389-SIGMA

コレくらいが、ベスト露光ですかね。
ちょっと、明るめがこのレンズらしい写りかと。

ISO 400 絞り10.0 1/800 -1.0EVです。

IMGP9392-SIGMA

露光は暗めですが、花の雰囲気を出すのには、こんなカンジかと。
いかがですか?

ISO 400 絞り10.0 1/400 +0.7EVです。

IMGP9395-SIGMA

K-3 のAF だけで撮影してみました。
案外、撮れるものですね。
失礼しました。。。

ISO 400 絞り10.0 1/400 +0.7EVです。

IMGP9397-SIGMA

ISO 400 絞り10.0 1/640 ±0.0EVです。

IMGP9398-SIGMA

露光を変えると、質感も変わりますね。
もちろん、下げた方が良い絵になってます。

ISO 400 絞り10.0 1/800 ±0.0EVです。
焦点距離は、24mm。

IMGP9402-SIGMA-24

素敵な青空ですが、「朝の雰囲気」は出てませんね⤵

ISO 100 絞り10.0 1/80 ±0.0EVです。

IMGP9430-SIGMA

やはり、PENTAX-F の方が、ワクワクする写りですね。
この絵では、満足できませんな。

ISO 100 絞り10.0 1/100 +0.7EVです。

IMGP9432-SIGMA

+0.7EV。このレンズの得意とする撮影条件です。
画面中央の黄色味がイイ感じです。

DSCF6648


DSCF6649







第80話のZeiss Tessar RED王 以来、アポクロマート(Apochromat )レンズは、「色収差補正」を付した高価なレンズであると認識しています。

現在では、あまりこの「APO」を全面に出したレンズはありませんが、Zeiss以外でもZENITARから中望遠系で1本素晴らしいレンズが提供されていました。
LENS Made in japanで、同様なコンセプトのレンズはないんかい・・・と、探したところ、SIGMAから提供されていましたので、早速、購入することにしました。
第113話では、ASPHERICAL=非球面レンズという「歪曲収差補正」に対応したレンズを紹介しましたが、今回は、本命の「色収差補正」に対応したレンズです。

IMGP9405


いい写りを期待したいですね。
先ずは、ISO 100 絞り10.0 1/500 ±0.0EVです。

IMGP9131


背景のbokeh具合はイイですね。
距離はオートフォーカスなんですが、どうなんですかね。
カメラ側の設定をしくじっていますかね。
オート撮影ですが、割りとイイ絵かと思います。

続いて、ISO 200 絞り10.0 1/640 ±0.0EVです。

IMGP9130-SIGMA APO


ほう、オートだと、ビシッと決めてきますね。
全て、カメラに任せろと。オレはK-3だぞってか!

ISO 400 絞り10.0 1/500 ±0.0EVです。

IMGP9133


イイ色味じゃないですか!
流石、APOレンズですね。
SIGMAのレンズでも、他の製品群とは写りが違うように思います。
温かくて優しい写りかと思います。
このレンズは、70mmまで短くなりますので、イロイロと撮影してみたいですね。
良いレンズです。オート撮影もできますし、楽ちんです!
解像度が高いのは、流石、SIGMAってところでしょうか。

自動絞りではなく、絞り値設定をしてみました。
ISO 100 絞り4.5 1/500 ±0.0EVです。


IMGP9135


リアル。
素晴らしい。
Bokehも、結構来ますねぇ。。。
ピン対象が浮き出ていますね。
ワザと「前bokeh」も仕組んだんですが、見事に表現してくれました。
私の友人で、CANON派の若者は、「bokeh」とか、よく解らないらしいのですが、この1枚を見れば、納得でしょうね。

続いて、オート撮影です。
ISO 800 絞り10.0 1/500 ±0.0EVです。

IMGP9136


絞り10.0でも、前bokehしてますな。。。
このAPOレンズは、結構狭い範囲でピンが来るみたいですね。
GOOD!!

ISO 200 絞り4.0 開放 1/1250 ±0.0EVです。

IMGP9138-4.5


望遠レンズなんで、もっと寄ればよかったですかね。
背景のbokeh具合も紹介したかったので、引いちゃいましたが、SIGMAらしく、あちこちがパキパキで、ピン対象もしっかり、他の部分もしっかりしちゃっていて、よく判らない絵になっちゃいましたね⤵

最後に、ISO 200 絞り10.0 1/250 ±0.0EVです。

IMGP9137-10


お約束のとおり、被写界深度が深くなりました。
このAPOレンズ、イロイロと柔軟な対応ができる「奥深いレンズ」のようです。
どんな注文にでも応じられるレンズかと。

同じ、APOレンズでも、ZENITARのような「潤い」を表現するレンズ、SIGMAのような「パキパキ」も「柔軟な写り込み」もできるレンズ、Tessar RED王のように正確な色味の表現に努めているレンズ、など、いろいろあるんですね!

IMGP9406



「APO」のバッジが美しい、「APO」を名乗るにふさわしいレンズでした。
お見事!!!

IMGP9407







SIGMA と TAMRON は、絶対に買うまいと心に誓っていたのですが、第80話のZeiss 1Q RED王 Tessarを取り上げた時に説明いたしました、「アポクロマート」=「色収差補正」がどうも気になってしょうがありませんでした。

Made in japanにも、ないのかな?
あるじゃありませんか!
MINOLTAとSIGMAに!!

ならば、SIGMAのレンズ、買ってみっか!という運びになりました。
が、しかし、今回紹介するのは、イントロの文章の「色収差補正」に関係なく、今回、私が購入したのは、ASPHERICAL=非球面レンズという、「歪曲収差補正」を取り入れたモデルです。
➡ ならば、なぜ、イントロ部分で「色収差補正」を書いたのか、精神分裂であります!

このレンズ、Kマウントなんで、AFも使えて便利この上なし。

どんな写りをしてくれるのでしょうか?
➡ 私の「柏の先生」は、「のっぺりとしている描写」との感想を述べられておりますが。。。

IMGP9356-SIGMA


ISO 400 絞り10.0 1/400 -0.7EVです。

IMGP8715-SIGMA本番


被写界深度は、絞り10.0ですので、流石に深い気がしますが、どこがピンか訴えるものがない気がしますね。
ただ、「朝の光」は十分に記録できたかと思います。
一方、ピンを合わせた周辺が綺麗に写っているだけのような気がしますし、
コントラスト差もほしいなぁ。。。
色乗りも、どうですかね。淡い気がします。

ISO 200 絞り10.0 1/400 -0.7EVです。

IMGP8716-SIGMA本番


どうですか?
この絵なら、第112話のSMC PENTAX 1.2/50の方が訴えている絵だと思いませんか。
歪曲収差を整えているので、余計どの花も「まっとう」に写っている気がします。

続いて、ISO 200 絞り10.0 1/400 -0.7EVです。

IMGP8717-SIGMA本番


この絵は、決まりましたね。
ピントピッタリ! 色乗り良し。奥の花はBokehがかっています。
ただ、絞り10.0なんで、SMC PENTAX 1.2の開放の「乱れ」の方が、「力強い」のは仕方のないところでしょう。

ISO 200 絞り10.0 1/400 -0.7EVです。

IMGP8718-SIGMA本番



手前をボカしてみたんですけど、つまらない絵でしたね。
すみませんでした。⤵

ISO 200 絞り10.0 1/125 -0.7EVです。

IMGP8719-SIGMA本番


この絵は、凄いですね。
SMC PENTAX 1.2/50 では、全てが白っちゃけて花だけが象徴的に描写されたのですが、この絵は、しっかりと花周辺を描写しつつ、後はBokehています。
青味は強めですかね。

ISO 400 絞り10.0 1/60 -0.7EVです。

IMGP8720-SIGMA本番


花の色味は、見たとおりの色味です。
とても自然な描写です。
いくらも離れていない後のフェンスの網も、若干、Bokehており、記録すべき1コマをしっかりと1コマとして写した、ということができるLENSですね。
紅葉のシーズンなどは、このレンズ、しっかりと「見たまま」を記録してくれることでしょう。

絵をいじりたければ、AV設定で挑戦すべきレンズなのかもしれません。
曲がったことがキライな、実直なレンズかと思います。
流石、ASPHERICAL LENS でした。。。

IMGP9357


ヘリコイドの動きは、たったのこれだけです。
0.4-0.7-1.0-2.0-INF ・・・凄い! 見たことないレンズです。


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