今週は、日曜日に第15回 ヴィクトリアマイル G1 が東京競馬場で開催されますね。
競馬と言えば、「メジロマックイーン」が大好きでした。
「メジロマックイーン」は、芦毛の馬。
ステイヤーというカテゴリーに強い血統を生み出すことに精進された「メジロ牧場」。
メジロライアンとか、マックイーンとか、銀幕のスターシリーズの名が付いていて、かっちょ良かった。
メジロパーマーとか大逃げ馬もいて、誰も追いつけない1本調子の競馬もあったっけ。

メジロマックイーンは、3歳時菊花賞を獲り、翌年4歳で天皇賞(春)優勝。
翌1992年(平成4年)当時無敗の最強馬トウカイテイオーと天皇賞(春)で激突。
どっちが勝つか、話題騒然だったな。
で、メジロマックイーンが楽勝で勝ったとき、国内のブリーダーは泡を吹いたものだ。
翌年もメジロマックイーンが勝つものと思っていたら、来たよ。あの刺客。
ミホノブルボンを菊花賞で破ったあいつだ。
ライスシャワーに負けてしまったのだ。ライスシャワー強くて嫌い。
メジロマックイーンは、マクドナルドじゃないけど、「マック」って呼ばれていた。
芦毛のマック、サイコーでした。

で、今週は、ヴィクトリアマイル。
芦毛の馬は、総じて弱いけど、たまにマックのような強い馬も出る。
ヴィクトリアマイルには、3頭もの芦毛馬が出走する。
珍しいね。
で、いますよ、強いのが。
ノームコア。
昨年の優勝馬だね。

JRA のメールでは、こんな傾向があると指摘。
① 4歳馬が中心となる。
② G1は、5着以内が有望。
③ 5歳以上は、ヴィクトリアマイル3着以内だった。
④ 内枠の5~8 番人気馬に注目。         とのこと。

そうか、4歳馬か。
ノームコアは、5歳馬だからな。
頑張ってもらわないと。

この強い「ノームコア」。
なぜに強い芦毛なのか、分析を。

世に強い馬というのは、30年ほど前は「ノーザンテースト産駒」だった。
国内の走る馬は、皆ノーザンテースト。
で、違う血統を入れないといけないので、トニービンやら何やらを入れてきた。
極め付きは、Halo 系のサンデーサイレンス。
これにはビックリで、いまとなっちゃ、国内の産駒は皆サンデー系になっちゃった。

芦毛、芦毛。
で、この強いスビートを持つノーザンテースト系の親は、世界的な「Northern Dancer」。
この血統は、ずっと続く血統だろう。
この「Northern Dancer」当時、一翼を担う血統が「Native Dancer」。
同じダンサーだけど親戚ではない。
違うから、一団を成す血統だけれども。
この「Native Dancer」が芦毛。
強い芦毛だ。

で、ノームコアに「Native Dancer」が入っているのかと言えば。。。
ノームコアの父は、Harbinger 。
   父系を遡ると、Danzig ~ Northern Dancer。
   母系を遡ると、「Sea-Bird」~ Native Dancer 。いたいた。
ノームコアの母は、クロノロジスト。
   父系を遡ると、父クロフネ~母ブルーアヴェニュー~「Ice capade」~
                  ~母「Shenanigans」~ Native Dancer 。いた!
   母系を遡ると、母インディスユニゾン~Mr.Prospector ~  Native Dancer 。いた!

これは凄い。
Native Dancer が父系に1系統、母系は2系統がNative Dancer だ。
だから、芦毛か。
だから、強いのか。納得だ。
ノームコアには、母系の父にサンデーサイレンスも入っているけど、そんなのは目に入らないね。
特に母系の特徴は、Native Dancer が強い遺伝を発揮する系統だ。

強い芦毛、ノームコア。
マックの走りをもう一度見せて欲しい。
マックより前、前々で捌き、JRA の予想をブッチ切って優勝してしまえ!!

あっ、その後ろから、あのバケモノが凄い脚で差してきた。
同じ5歳のあいつだ。
アーモンドアイ。
末脚じゃ、1秒近く速いし。
まさか、ライスシャワーするなよ、アーモンドアイ。