去る3月に発売されたばかりの大口径広角単焦点レンズ、SONY FE 20mm F1.8 G が我が家にやってきました。
このレンズを選択した背景は、これ。
Carl zeiss jena Flektogon 4.0/20 ですね。f=4.0 なので、ちと暗い。最短撮影距離は、16cm。
因みに、Carl Zeiss-Ikon Distagon 4.0/35 CONTAREX は、19cm。
SONY α7R Ⅳ用の広角レンズの検討ですので、当然、ZEISS が主たる検討対象です。
最新のZEISS には、「Batis Distagon」という、恐ろしい描写のレンズがリリースされていますが、これとSONY 純正を比較したワケです。
方やSONY 製。方やZEISS 。
これだけなら、ZEISS の圧勝ですが、Gレンズとなれば、「隠れMINOLTA」。
MINOLTA vs ZEISS という比較なワケです。
各種のレビューにより、SONY の色は、「MINOLTA が、α Sweet を製造していた頃の薄い色」に感じました。少なくとも、「ROKKOR」の色味ではない。
一方、ZEISS は、凄い。文句なしの色味・解像度でした。
本筋のZEISS 広角レンズは、AマウントのDistagon なら24mm。
ZEISS Batis には、2.8/18 か2.0/25 のDistagon がリリースされています。
ここでの検討の最大のポイントは、折角広角レンズを購入するので、「星が撮れるか」という視点です。
ZEISS のレンズでも、当然撮れるでしょうが、こっちは素人。
少しでも「広く、明るいレンズ」を選択したいところ。
となると、俄然、SONY SEL20F18G・FE 20mm F1.8 G が浮上してきます。
このレンズは、ソニー製Eマウント単焦点レンズの中で、最も広い画角を持つ超広角レンズ。
設計も最新です。おまけに、ZEISS より大夫安い。
年金暮らしで、一日でも長く、シブトク生きたい私としては、迷わず「明るさ」を選択し、SONY SEL20F18G に決定です。
レンズは、シアン・グリーン・マゼンタ・イエローと、各色のコーティングがなされており、最新式なことが伺えます。
古いレンズですと、シアンやマゼンタの色味が豪快に出ているレンズがありますね。
MINOLTA なら、「アクロマチックコーティング」による、グリーン。かっちょイイ。
最短撮影距離は19cm。Carl zeiss jena FLEKTOGON 4.0/20 は、16cmですので、ちょっと負けてますね。てか、16cmというのが異常なくらい高性能なんですね。
Gレンズとして初めて絞りリングが搭載されたそうです。A位置があり、安心のAE撮影ができますね。
絞りリングは、1/3段づつ絞れる究極の詳細設定が可能。
SONY 表記の下に配された「絞りリングクリック切り換えスイッチ」により、クリックとデクリックの切り替えも可能ですね。
マウント端からフィルター枠まで、84mmくらいでしょうか。
コンパクトなカメラに、コンパクトなレンズで。この画角であれば、カメラブレさえ気を付けていれば、パンフォーカスで眼で見える範囲以外まで広く撮れちゃうでしょうね。
試写です。
この日は、あまり焼けた日の入りとはならず、これで十分OKという状況ですね。
今後、どんなモノが撮れるのか、楽しみです。