M42は如何でしょうか。

M42マウントレンズを中心に、バイクや機械式時計とともに遊んでいきます。

カテゴリ: SONY

去る3月に発売されたばかりの大口径広角単焦点レンズ、SONY FE 20mm F1.8 G が我が家にやってきました。
このレンズを選択した背景は、これ。
Carl zeiss jena Flektogon 4.0/20 ですね。f=4.0 なので、ちと暗い。最短撮影距離は、16cm。
因みに、Carl Zeiss-Ikon Distagon 4.0/35 CONTAREX は、19cm。

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SONY α7R Ⅳ用の広角レンズの検討ですので、当然、ZEISS が主たる検討対象です。
最新のZEISS には、「Batis Distagon」という、恐ろしい描写のレンズがリリースされていますが、これとSONY 純正を比較したワケです。
方やSONY 製。方やZEISS 。
これだけなら、ZEISS の圧勝ですが、Gレンズとなれば、「隠れMINOLTA」。
MINOLTA vs ZEISS という比較なワケです。
各種のレビューにより、SONY の色は、「MINOLTA が、α Sweet を製造していた頃の薄い色」に感じました。少なくとも、「ROKKOR」の色味ではない。
一方、ZEISS は、凄い。文句なしの色味・解像度でした。

本筋のZEISS 広角レンズは、AマウントのDistagon なら24mm。
ZEISS Batis には、2.8/18 か2.0/25 のDistagon がリリースされています。
ここでの検討の最大のポイントは、折角広角レンズを購入するので、「星が撮れるか」という視点です。
ZEISS のレンズでも、当然撮れるでしょうが、こっちは素人。
少しでも「広く、明るいレンズ」を選択したいところ。

となると、俄然、SONY SEL20F18G・FE 20mm F1.8 G が浮上してきます。
このレンズは、ソニー製Eマウント単焦点レンズの中で、最も広い画角を持つ超広角レンズ。
設計も最新です。おまけに、ZEISS より大夫安い。
年金暮らしで、一日でも長く、シブトク生きたい私としては、迷わず「明るさ」を選択し、SONY SEL20F18G に決定です。

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レンズは、シアン・グリーン・マゼンタ・イエローと、各色のコーティングがなされており、最新式なことが伺えます。
古いレンズですと、シアンやマゼンタの色味が豪快に出ているレンズがありますね。
MINOLTA なら、「アクロマチックコーティング」による、グリーン。かっちょイイ。
最短撮影距離は19cm。Carl zeiss jena FLEKTOGON 4.0/20 は、16cmですので、ちょっと負けてますね。てか、16cmというのが異常なくらい高性能なんですね。

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Gレンズとして初めて絞りリングが搭載されたそうです。A位置があり、安心のAE撮影ができますね。
絞りリングは、1/3段づつ絞れる究極の詳細設定が可能。
SONY 表記の下に配された「絞りリングクリック切り換えスイッチ」により、クリックとデクリックの切り替えも可能ですね。

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マウント端からフィルター枠まで、84mmくらいでしょうか。
コンパクトなカメラに、コンパクトなレンズで。この画角であれば、カメラブレさえ気を付けていれば、パンフォーカスで眼で見える範囲以外まで広く撮れちゃうでしょうね。

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試写です。
この日は、あまり焼けた日の入りとはならず、これで十分OKという状況ですね。
今後、どんなモノが撮れるのか、楽しみです。



去る7月、CANON から今までのミラーレスカメラに強烈なアドバンテージを付けるブッチ切りのカメラ、EOS R5・R6 がリリースされた。
同時に、これまた概念をブチ壊すF11 の超望遠レンズ、RF800mm・RF600mm と超優等生なズームレンズRF100-500mm F4.5-7.1L IS STM もリリースされた。
初めて買ったカメラが、CANON FTb +FL レンズの私としては、"これだ!"と、飛びつく想いで情報を収集した。
情報の少ない中、発売日にCANON にアクセスしたら、アクセスが集中し、パンクしていた。
すげえな。。。
その後、各種のリポートが提出され、あれれ??ということが、素人にも判るようになってきた。

その1 R6 の解像度は、EOS R に劣ること。
その2 R5 とR6 のAF 性能に差はないようだが、現行機であるSONY α7R Ⅳとイイ勝負のようだ。若干、R5 ・R6 の方が勝っているようだが、腕もあるし、その瞬間の偶然性も考える必要もあること。
その3 世間の注目を集める新思考の超望遠レンズ、RF800mm F11 IS STM とRF600mm IS STM では、600mmの方が良いようなことと、流石にF11という「暗さ」なため、早朝使いや夕暮れのシーンでは、苦戦必至らしいこと。
    光が弱い時、絞り1段が全く違う対応となるのは、誰もが知るところ。
その4 ならば、超優等生のRF100-500mm F4.5-7.1L IS STM が俄然注目されるが、注目に値する金銭が必要であること。
その5 所詮、素人の年金暮らしの私が「将来に目をつぶって」支払える「お遊び代」を考えるに、解像度が低く、ちょこっとSONY α7SⅡを意識したかのような、EOS R6 をブッチしたとすると、残るEOS R5 + RF100-500mm F4.5-7.1L IS STM のセットでは、1・2ヶ月早くあの世に行かねば採算が取れない計算だ。

で、AF 性能がどっこいで、EOS R5 と対峙できる解像度を有するカメラということになれば、SONY α7R Ⅳ となり、Eマウントとなれば、SONY SEL200600 G 、FE200-600mm F5.6-6.3 G OSS が視野に入ってくる。
SEL200600 G ならば、希望小売価格278,000円+税となり、2割以上安く、「庶民価格」に思えた。
RF100-500mm F4.5-7.1L IS STM より、少し足が長く、かつ明るくもある。
解像度はSONY GM ではないので、幾分割り引くようだが。

以上の検討により、SONY 製カメラとレンズが我が家に来ることになった。
我が家には、先に、SONY α99Ⅱとα77Ⅱが在籍しており、かつ、SAL70400G2 、
70-400mm F4-5.6 G SSM II もいるという状況なのにだ。
カブる?
大夫、カブってます。

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SONY 社が見れば、涙が出てくるほどの「良いユーザー」。
こっちからすると、なぜこんなにも集まってしまったんだ、という状況の絵。

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電池を充電する際は、充電状況が良く判るインジケーターが付いてますね。
地味だけど、楽しい仕組みです。

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充電が終わり、バッテリーをセットしようとしたら、おっと!
SONY 製最新鋭・TOPモデルであるのに、バッテリーの蓋は自分で開け閉めする設計。
α99Ⅱは、「パチンと締まる」・押せばいいだけの仕組みなのに、α7R Ⅳは自分で締めなければいけないのはいただけない。寒い日、手がかじかんでいる時を想像してください。
この仕組みはないな。最低。

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まっ、バッテリーくらいならね。
じゃ、レンズも付けてみますかで、また、おっと!
Aマウントは、御存知のように「オレンジ色」のマウント合致マークがついている。
Eマウントは、「白色」でした。
白は、目立たない色で、老眼に厳しい色だと思う。
今まで、色々なカメラを見てきたが、世界的に「赤」だった。
ここも、「ユニバーサルデザイン」とは言えない。
白レンズに白マークはないよね、絶対に。

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α99Ⅱと比較して、α7R Ⅳ は、大夫コンパクト。
二回り?
凄く小さいです。

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液晶モニターの自由な動きは、α99Ⅱの圧勝。
液晶モニターは、ミラーレスカメラを使う際、いらないけどね。動画の人はいるだろうけど。
α99Ⅱとα7R Ⅳ との背面の機能の差を。

Eマウントカメラは、C1~C4 とか、機能を明記していないボタンへ機能を好きに割り当てられるカスタムカメラだ。
イイ意味もあり、老人には「何を割り当てたか判らなくなる」クイズのようなカメラでもある。
デフォルトでは、
C1 WB(ホワイトバランス)
C2 フォーカスエリア(ワイドとかピンポイントとか)
C3 フォーカスモード(AF-S とかAF-C とか)
C4 液晶パネルのタッチ機能のON/OFF    だった。

α99Ⅱでは、上部軍艦部にISO、露光、WB、連写が整然と並び、α7R Ⅳでは、ここから、ISOと連写が背面へ落ちた感じ。ファインダーを覗いている時に変動させたいのは、当然、露光を巡る操作だと思うので、露光がダイヤル化されているのは大賛成として、ISO は軍艦部に持って行きたいものだ。
あと、操作感としては、撮影後の確認作業において、拡大後、画像を縮小するに当たり、α99Ⅱでは、上下方向のボタンを用いるが、α7R Ⅳでは横方向だ。
これくらいなら、猿でも認識できるだろう。

5  DSCF2161


じゃん!
CANON EOS R5 ・R6 を検討していて、行きついた結果の絵。
SONY α7R Ⅳ + FE200-600mm F5.6-6.3 G OSS 。
CANON EOS R6 と似たような価格でカメラが買え、R6 をブッチ切る解像度。
R5 と同等のAF 性能。
RF800mm F11 IS STM の足の長さには叶わないが、RF600mm IS STM と同等の焦点距離で、圧倒的なレンズの明るさを持つ。
RF100-500mm F4.5-7.1L IS STM より足が長く、ちょっとだけ明るい超望遠レンズ付き。
俗に、EOS R5.5 というところか。

α99Ⅱ+70-400mm F4-5.6 G SSM II との棲み分けが難しい。
しかし、2世代違うので、凄い差があることを期待している。







Zeiss のBiometar 2.8/80 P6 は、第41話、第234話でモノコーティングのゼブラ筐体のものを紹介しましたが、今回は、MC、マルチコーティングのBiometar を紹介します。

ここのところ、やはり、XENOTAR 型の写りが気になって仕方がありませんね。
素晴らしい写りです。
で、XENOTAR 型の元祖、BIOMETAR を再考しようかと。
どうせなら、新しい技術の入っているMC タイプをゲットしたワケです。

BIOMETAR のどでかい光を受ける側も、今回は、α99・α77シリーズだけが持つ(α7シリーズにはない)ハイブリッド位相差検出AFシステムによる、フルサイズ・約4240万画素のSONY α99Ⅱです。
やっぱ、デカい光はデカいカメラじゃないと、こぼれがもったいないですね。

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MC は、随分と赤い色をしてますね。


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P6 のフランジバックが長いので、α99Ⅱでもアダプターが存在し、何のことなくセットできますね。
α99Ⅱ は、AF も動体を追いかけて失敗のない写真を提供してくれますが、MF でも拡大倍率が、7.8倍と15.5倍に拡大でき、FUJI のXマウントカメラより、余程いいカメラですね。
ボディ内手振れ補正もあるし、フルサイズだし、4000万画素だし。
FUJIFILM からX-T4 が出ようがX-T5 が出ようが、オールドレンズで撮影するのには、α99Ⅱでもα77Ⅱでも、SONY勢の勝ちです。拡大倍率が上がれば考えますが。。。

このカメラ、ミラー付きカメラなのに、ミラーレスと同じでファインダーの中で全て終結できます。
すげぇカメラだ。
このカメラを買わない理由が判らないな。
まぁ、フランジバックがミノルタαマウントなんで、長いといえば長いけど。
その分、ハイブリッド方式のAFシステムで、一眼レフの良いところとミラーレスの良いところと「いいとこ取りのAFシステム」で帳消しですね。
PENTAX K-3 では、ファインダーの中に拡大画像は出せないので、モニターですからね。
屋外で、モニター確認は非常に厳しいものがあり、事実上、あっても無駄です。

α99Ⅱ は、MF のサポートにピーキングもありますが、これは、FUJI のXマウントカメラの勝ちですね。「青色」がない。
ソニーのα77Ⅱ もα99Ⅱ も非常に良いカメラですので、是非ご検討ください。
α99Ⅱ は、カメラシステムとして成熟しているので第一候補に。
α77Ⅱ は、APS-C ですので、超望遠レンズ使用時にコンバータを介せずとも約1.5倍の焦点距離を稼げますので、サブ扱いに。
何故、α77Ⅱ がサブ扱いなんだって?
絶対的に「設計が古い」からです。基本的な設計は購入するに今でも値しますけどね。


試写を。
ISO 400 絞り8.0 1/2500 -0.7EVです。
A9907655 (2)
素晴らしい背景のBokeh 具合ですね。
ファインダー越しに、「こりゃぁ、すげぇ!」と思いました。
楽しい、レンズです。

ISO 400 絞り8.0 1/640 +1.0EVです。
A9907675タチアオイ (2)
白色も、滲みなく、スッキリと解像ですね。

ISO 400 絞り8.0 1/160 ±0.0EVです。
A9907686 (2)
赤色も、嫌みのない色載りです。
爽やかだなぁ。
いろいろなものを撮りたくなるレンズです。

ISO 400 絞り8.0 1/30 -0.7EVです。
A9908992 (2)
雨で、しっとりなのですが、自然な色味。
少し黄色が強いですかね。




鳥類を始めとした「超望遠系」をやっつけようとすると、「AFの正確性」が求められますね。
AFの対象物として飛んでいるものに対する「補足性」。それと、それを追いかける「測距の粘り」。
これを経験から次のように定義できます。

(論外)SIGMA<FUJIFILM X-H1<PENTAX K-3<SONY α77Ⅱ ときました。

まぁ、試しにと、α77ⅡとMINOLTAレンズで白鳥を撮ったのですが、満足のいく結果となりました。
これならば、SONYα99Ⅱも買ってしまえ。と、α99Ⅱも入手。

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α99Ⅱは、像面位相差AFセンサーと専用位相差AFセンサーが同時に駆動するハイブリッド位相差検出AFシステムを採用しており、簡単に言えば、ソニー独自の「トランスルーセントミラー・テクノロジー」により、一眼レフに必ずあるミラーを「透かして」半分は、一眼レフと同じような測距をし、もう半分の光でミラーレスのように受光素子の部分での測距をするという、凄いことになっているカメラですね。
SONY の α 二桁シリーズは、ミラーレスのEマウントではなく、MINOLTA の α マウントのままですから、その点も惹かれますね。
α99Ⅱに搭載のハイブリッド位相差検出AFが機能するためには、専用のレンズが必要であり、SAL70400G2 70-400mm F4-5.6 G SSM II なら、1本で「何でも来い」ですので、買い求めました。

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α77Ⅱ+MINOLTA High Speed AF APO 300mm/f4.0 G ですね。特大のフードが付きます。

DSCF8033

α77Ⅱ+MINOLTA High Speed AF APO 300mm/f4.0 G に寄り添い、MINOLTA High Speed AF APO 80-200/f2.8 Gですね。200mmのf2.8ものは優れものです。テレコンが使えますね、α77Ⅱでは今のところ使えてませんが。

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α77Ⅱの目的を一掃してしまう、我が家初の「フルフレーム機」、SONY α99Ⅱですね。
世代的には、SONY α7R Ⅱ世代です。

作例を。

先ずは、α77Ⅱ+MINOLTA High Speed AF APO 300mm/f4.0 G 
ISO 400 絞り9.0 1/400 ±0.0EV です。

Wind is blowing from the asia


ISO 200 絞り開放 1/2000 ±1.3EV です。

安曇野に飛ぶ


ISO 250 絞り開放 1/1000 ±0.7EV です。

鳶!


どうですか。
凄いですね。
これに肩を並べられるカメラを所有していませんでした。残念ながら。
近いのは、ナント! PENTAX K-3でした。

次に、α99Ⅱ+SONY SAL70400G2 70-400mm F4-5.6 G SSM II  です。
ISO 400 絞り5.6 1/400 ±0.0EV です。

ジョビさん、軽いし。


ISO 640 絞り5.6 1/400 ±0.0EV です。

蝋梅 ④


どうですか。
スッゴイ写りですね。
これじゃ、今までのレンズ資産、皆、逃げ出しますわな。

※ MINOLTA High Speed AF APO 80-200/f2.8 G は、まだ試し撮りをしてないんですよ。悪しからず。どっちでいきますかね。

・・・因みに、レンズのクセを活かした写りならば、いろいろできますね。
   オールドレンズで、皆をビックリさせますか? 時間が全く足りませんね。




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