M42は如何でしょうか。

M42マウントレンズを中心に、バイクや機械式時計とともに遊んでいきます。

カテゴリ: IZOS

前話に引き続き、製造工場が違うのと、レンズのスペックが上がったものを。。。
第302話とかで紹介しました、LZOS VEGA-11U 2.8/50 M39 (L39 mount) ですね。
こいつ、本当に困っちゃって、どーしよ? と、思ったものですが、L39 でカタが付きましたので、もう、ビンビンですね。
レンズも、私の調べでは、TOP 級の70/40本mm(中心/エッジ)です。

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レンズ縁取りの青いコーティングが、前話のMMZ 3.0/54 よりイカしてますね。

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五角形にCCCP のマークは、ドイツの1Q を真似して、優れた製品に付けられたマークと言われていますが、優れていない製品にも付いていたようです。
ロシアンレンズで、ボケレンズと言うと、相当、該当するレンズは少ないと思いますが。

ISO 200 開放 1/1500 +1.0EV です。

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大夫、ハイコントラストで、RO502-1 のような写りになってしまいました。
こうゆう絵は、ダメだと思いますね。
前話のMMZ 3.0/54 の写りの方が、余程自然で美しいと思います。
MMZ って、まぁ、LOMO ですからね。
LOMO のRO502-1 より、合併前のMMZ の方が良いレンズを製造していた、と、いうことでしょうか。
➡ FUJINON XF・XC レンズもこんな写りだっかのような。。。あれっ⤵

ISO 200 開放 1/1300 +1.0EV です。

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シャッタースピードが変わりましたので、載せてみましたが、上の絵の方が良いと思います。


ISO 200 絞り5.6 1/420 +1.0EV です。

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絞り込んでも、あまり変化がありません。
前話のMMZ 3.0/54 は、ハイライト部の解像が良くなりましたが、このレンズは、どうも。
て、ことは、ロシア製エンラージャーレンズでは、MMZ VEGA-11U 3.0/54 がベストってことですかね。
今のところという、制限は付きますが。。。






令和元年、おめでとうございます。
平成年間、ありがとうございました。

令和年間は、どんな時代が来るんでしょうね。
私は、昭和~平成~令和と生きてしまいました。
昭和しか生きれなかった人、昭和~平成と生きた人、いろいろな人生があったことでしょうけど、私の令和年間は、是非、年金がガンガン給付される時代になってほしいですね。
なにせ、昭和の時代、平成の時代と多額の年金料をふんだくられてますからね。
回収しないとね。
あっ、年金支払えないんだったら、納付額を全額返してもらってもイイですよ。
お互い何もなかった、と、いうことでもね。


さて、第342話や第394話で紹介した、IZOS 16KP 1.2/50 の写りがなんとも。。。
こんな写りで、プロジェクター用として機能したのか・・・

でも、第394話の菜の花は、特徴的な写りでしたね。
どんな、レンズ構成なんだろ?


16-KP (2)
へぇ。
5群6枚で、安い割にはゴージャスな構成ですねぇ。
レンズ自体も、ロシアン独特のコーティングが付されていて、値段ほど安いレンズじゃない。

あれっ、第3群までは、ここの処、よく見ているレンズ構成ですね。
そう、VEGA-3 と同様の構成です。
第2群が張り合わせで、ダブルガウスっぽくて、その後、直ぐに湾曲している凹レンズ。。。

あとの2枚は、意味不明・・・と、いうか、第5群をひっくり返せば、ナント!
カタチ的には、Xenotar じゃないかと。。。

じゃ、やってみますかね。

16-KP 1枚抜き・反転 (2)
作業は、こんなカンジ。。。
第4群は、外します。
第5群は、表裏ひっくり返します。
・・・絵が下手くそでスミマセン・・・

バラす前の写りは、こんなカンジ。。。

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いやぁ、「曲がって」ますな。
ピントが来てないワケじゃない。

前から、バラします。

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第5群をひっくり返して、第4群を抜き、後は元通りです。

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案外、できちゃいました。
スペースとか、隙間とか、不安なく出来ちゃいました。

試写です。
ワクワク。。。

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ガーーーン!!
光路長が合ってないせいか、レンズ内で乱反射が起こってるんですかね、ほぼ、真っ白です。
これで一応、ピンは出てます。
フランジバックは、ひどく伸びて、まるで「望遠鏡」になっちゃいましたね。
もうちょっと、れれっ?ってカンジで、写っちゃいましたが・・・という、レポートになる予定だったんですがね。
こりゃ、だめだ。。。

そそくさと、元に戻します。
ISO 400 開放 1/250 +0.7EV です。

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ワ・ン・キョ・ク、だっ。













第342話で、ギリギリのフランジバックしかない、IZOS 16KP 1.2/50 をなんとかマウントセットするところまで、紹介しました。
今回は、実践です。

まぁ、手探りで。。。
なんたって、暴れ馬ですからね。

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レンズの雰囲気は、ロシアンでも上位。
とてもイイ雰囲気のコーティングですね。

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こんなカンジで、ヘリコイドリングへ接続します。
52mm ヘリコイドでなく、42mm ヘリコイドリングならば、最後のステップダウンリングの1枚は不要ですね。

先ずは、遠景。
ISO 200 開放 1/15000 +1.0EV です。
➡ 開放値がf=1.2 の猛烈に明るいレンズですからね、並のカメラでは撮影できません。
かなりの露出オーバーならば、なんとか撮影できるでしょうけど、ここは、電子シャッター搭載のX-T1 の独壇場でしょうかね。へっへ。

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四隅にケラレが。。。
風がありましたので、「雰囲気だけ」ってことで。
割と、面白い描写ですね。
もっと、暴れる絵だと思ってました。

ISO 200 開放 1/9000 +1.0EV です。

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これかっ!!
何か、超広角レンズでもつけたかのような、回りぐるぐる、真ん中普通・・・
ピン処を兎に角説明したい絵造りをしたい方にオススメのレンズですね。
これゃぁ、おもしれぇや!!

ならば、遊ばしてもらおうじゃ、ありませんかっ。

ISO 200 開放 1/9000 +1.0EV で、WB は「蛍光灯1」、フィルムシュミレーションはVelvia です。

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おおっ。
色味は、全く違うものになりました。
WB の影響が強く出てますね。
この色味の差の好みは、各人で異なりますので、どうですかね。
私は、「青みが強い」AWB + PRO Neg.std の方が好きですけどね。
この絵の直前の色味です。

ISO 200 開放 1/5800 ±0.0EV です。
WB は「蛍光灯1」、フィルムシュミレーションはVelvia です。

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遠景を撮ってみたんですけど、割と普通ですね。
ただ、単に解像度が悪いだけ・・・みたいな。。。。

ISO 200 開放 1/7000 ±0.0EV です。
WB は「蛍光灯1」、フィルムシュミレーションはVelvia です。

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このような、近場でテーマをもった絵に使うとイイのかな。。。
雰囲気出まくりですね。

ISO 200 開放 1/11000 -0.7EV です。
WB は「AWB」、フィルムシュミレーションはVelvia です。

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なんですか、これ!
色味が全く違うじゃないですかっ!
私的には、どっちでもイイですよ。
どちらも、イイ雰囲気ですから。。。

ISO 200 開放 1/11000 -0.7EV です。
WB は「AWB」、フィルムシュミレーションはPRO Neg.std です。

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ああっ。
フィルムシュミレーションの設定が、モロでましたね。
渋いや。。。
この絵では、渋過ぎますね。
このレンズ、フィルムシュミレーションの色味の差を良く表現してくれました。
設定替えても、なんか、よく解らないレンズもありますよね。

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たのしい、「不思議ちゃん」なレンズでしたね。



今回のレンズは、IZOS 。
Izjumskii zabod opticheskogo ctekla っていう、光学工場です。
送料込み3,400円の新品ですね。

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コーティングは、ロシアンらしくイイ感じです。
筐体もスチールで頑丈です。

どの位フランジバックを採っていいものやら、試行錯誤するも、ちっとも合焦しませんでした。
また、筐体をカットしないと駄目かなぁ。。。

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ヘリコイドリングを付けた後ろ側は、こんなカンジ。

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7.5mm 位余裕がありました。

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外側から見ると、大夫、削れるようですが、内側から見ると、それほと余裕はないですね。

削るイメージは、こんなカンジ。

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最小限の出っ張りにして・・・

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ヘリコイドリングの最小限の伸びでカバーし・・・

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M42 ➡ FX スリムリングでカメラへマウントする。
って、カンジ。。。

今回は、鉄ノコは使用しませんでした。
段々、頭が良くなってきて、使ったのはコレ!

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チューブカッター、ってか、パイプカッター。
黒いところに刃がありまして、上のコロで回しながら切れていくという、逸品です。
水道屋がよく使ってますね。
50mm パイまで咥えられます。

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余りは、7.5mm 程。
5mm は、切りたいですね。

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こんなカンジで、切れていきます。
この時は、イイ感じだと思いましたが、カッターに平行に咥え切れないので、ほんと、勘で並行を取っています。

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切れました。
尾っぽのところにトルクアップの調整ネジがあり、少しづつ、刃を強く当てつつ、切っていきました。

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ヤスリでバリを取りつつ、面取りしました。
後ろ側がねじ切れているので、弱い部分は、ブロックごと取れちゃいましたね。

切り取った厚みはというと。。。

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ガーン!!
6.5mm 切っちゃいました。
て、ことは・・・1.5mm 余分に切れちゃいました。
まぁ、ローラーに平行にしっかりと付けれるだけの切り代がありませんでしたしね。
しょうがない。。。

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レンズを押さえているリングに1mm の遊び代しかなくなりましたが、まぁ、しょうがない。

試写です。

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ピン部分は、しっかりですが、なんですかコレ!!
湾曲してます。
ひん曲がってます。
これで実写したら、どーなるんですかっ!

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1.5メートル先までカバーできたんで、後は無限遠がどこで出るかは、ヘリコイドリングと相談ですね。
今回は、M42 のヘリコイドリング17mm~31mm を使用しましたが、M42 マクロチューブとM52 10mm ~ のリングになるかもしれませんね。
M52 ならば、ヘリコイド内の空間も格納用に利用できます。

保管は、こんなカンジ。

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マクロチューブを1段使って、M42 のスチールキャップで完璧です。
フロント側は、純正キャップですね。






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