M42は如何でしょうか。

M42マウントレンズを中心に、バイクや機械式時計とともに遊んでいきます。

カテゴリ: Enlarging Lens

またまた、Enlarger です。
それも、Rodenstock 。好きなんですよね。

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ebay を眺めていましたら、いましたよ。コレ。。。
バイヤーに、あれこれ説明はあるけど、マウントへの取付ネジは何ミリパイだ?、と、問い合わせたところ、M42 との返事。

え"っ、M42 !
即買いしました。
ところが、ノギスで計測したところ、確かにM42 ぽい値でしたが、M42✕1.0 でもなく、M42✕0.75 でもなく、どうも、M42.5 ?の様子。ネジピッチも0.5 っぽいです。
ebay 上も、コレに対応するアダプターの類も見当たりませんでした。
ですので、バルカーテープで「肉盛り」し、M49 ➡ M43 のステップダウンリングでカタを付けました。
バルカーテープ、侮ること無し。なにせ、防水テープですからね。
密着度が違います。

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最終的には、52mm ➡ 49mm のステップダウンリングで、整形します。
これで、52mm 口径のヘリコイドリングに直結します。

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Dallmeyer にも似てなくもないですが、Rodenstock らしく、ちょびっと「キリリ」ですね。
好きだな、ローデンストック。
色味、サイコーです。
これも、四隅、ケラれてるなぁ。。。
なぜに??






今回のレンズも、L39 のEnlarger ですね。
割とL39 って使いやすい。
オールドレンズでは、M42 より「標準」なのでしょうかね。
いかに、LEICA のマネをする企業が多かったか、恐ろしくなりますね。


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このレンズも、「極小」です。
焼付塗装してある金属部は、一体です。バラせません。レンズ先は回していいような形状をしてますが、回せません。ボディが全部回ってしまいます。
ebay 上は、拡大 lens とか謳って販売されてますね。
要は、Enlarger ってことですね。今回も堂々と、フード無しで無限遠、させていただきます!

真ん中にLZOS のマーク。
左側のИがIndustar の「I」を表し、Industar50U とあります。
右側は、3.25/50 は、レンズの規格・性能の表記。
N7409 は、ロシア側の法則によれば、1974年製の9台目ですけど、桁が不足してますね。
単に1977年製の409台目とか、そんなカンジでしょうか。

ISO 200 開放 1/1000 ±0.0EV です。

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ありぁ。。。
これも、99U-1 と甲乙つけがたい。。。
バキバキだぁ。。。

正価900円だからね。
レンズって、900円のものの方が、イイんですかね。
Zeiss のPlanar なんか、5万円くらいしたのにね。


ISO 200 絞り8.0 1/300 ±0.0EV です。

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絞り8.0 では、こっちの方が、よりシャープですね。
やるじゃん。

900円ペアで撮影旅行に行くか、1本づつ忍ばせていくか・・・悩む。
色味で言えば、96U-1で、解像度で言えば50Uってところ。。。悩む。

上から目線のebayer、イイものを激安価格で紹介・販売してくれたな。
いいサービスだ。
あんがと!







今回のレンズは、製造元が超マイナーです。
「Feodosiya」って、クラスノゴルスクとかサンクトペテルブルクとかの近所?
全然違います。あえて近いと言えば、AOMZ とかARSENAL ですかね。ARSENAL が近いかな。
確認してないけど。
・・・適当だぁ。。。
例のロシアに併合された、「クリミア半島」にある光学工場ですね。
略して「FOZ」とも、呼ばれているみたいです。
カメラのレンズというより、サングラスなんかのレンズがメインみたいです。
Rodenstock みたいなカンジですかね。

どうやって見つけたか?
ロシアの光学工場のマークを集めているサイトにはありませんでした。

あるプロ級カメラマンのレビューにありまして、工場の名前が判明した次第です。
その写り込みは、「プロをも唸らせる!」と、レビューしてました。

だってさ、えら、ちっこいレンズで正価900円でしたよ。。。
まじかっ。

おまけに、フルサイズでもイメージサークルが大きくて、イケるようです。
まじかっ。

そのプロ級カメラマンの作例は、それはそれは激しいもので、この正価900円のレンズで、そんな撮影ができたのかと、感心するばかりでした。
緻密で、色乗り良く、画面の表現もとても豊かでした。

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こんなレンズです。
ebayer が、「おい、貴様。我輩からレンズを買ったので、このレンズと次話のレンズをそれぞれ900円で買わないか? 貴様なら安くしとくぞ。買った方がイイぞ!」と、上から目線で買えよ状態の連絡があり、私、気が小さいものですから、OK って言っちゃいました・・・
押し売り、怖いぃ。。。

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L/M マウントアダプターのメッキ部分の前までが、ワンピースです。
面白い構造です。

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正面上部の製造工場のマークが、全く見たことのない、不明なマークでした。

ISO 200  開放 1/1000 ±0.0EV です。

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カメラ側の機械的認識が不足しており、若干、プラス露光ですが、プロ級カメラマンのレビューのとおり、とてつもない解像度を示してくれました。
凄い。
色味も淡いような、ロシアにないような色味です。明るい色味。
Helios が明るい色味ですが、これほどの解像はありません。

ISO 200  絞り8.0 1/300 ±0.0EV です。

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まぁ、それなりに被写界深度は深くなったのでしょうけど、開放でOK ですね。
このレンズ、3群4枚のTessar 型とのこと。
素晴らしい、イーグル・アイです。








今回のDallmeyer は、一応、Enlarger にもエントリーしましたが、多分違うのではと。

古いレンズです。
ボディは、真鍮ですしね。
「ANASTIGMAT」とは、レンズの収差補正状況を示す言葉で、球面収差・コマ収差・像面湾曲・非点収差を全て解消しているレンズのことで、当時、大体のレンズに表現されてますね。レンズ名になっているとも言えます。


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通常は、M42 マクロチューブを2個重ねて保管管理してます。
直ぐにヘリコイドチューブに付く長さに調整してます。

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1つ、フランジバック対応用のマクロチューブを外して後ろ側をね。
ぴったんこ、嵌ってます。

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4インチなんで、焦点距離は約100mm ですか。
長いですがね。。。

ISO 200 開放 1/950 ±0.0EV です。

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ありぁ。。。
Enlarger 得意のフレアだ。。。
レンズはキレイなことを確認しています。

ISO 200 絞り8.0 1/420 ±0.0EV です。

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描写はイイですね。
結構、しっかりとした写り込みです。
今回は、試写モードなんで、フードも用意しませんでしたしね。

またね。







第296話で、来た早々清掃実施のとぼけたレンズ、DALLMEYER ENLARGING 4.5/102 ですね。
清掃したものだから、スッキリと撮影に臨めました。

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レンズのコーティングは感動すべき透明感とコーティング色があります。
独創のコーティングかと。。。
青・黃・緑、好きな配合です。

ISO 800 開放 1/28 -0.3EVです。

DSCF0040

おおっ。
こうでなきゃ。
Wray ですと、ピン周辺はプクプクで、奥キリリでしたが、Dallmeyer は、ピン周辺はキリリ。奥は、気持ちの良いBokeh が出現しています。
玉Bokeh ですね。

ISO 800 開放 1/26 -0.3EVです。

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光の強弱、を捉えています。
ホントかな。。。皆同じ強さだと思うんだけどな。。。

ISO 800 開放 1/20 -0.3EVです。

DSCF0042

この絵もイイですね。
放たれた光をWray と同様にキャッチ。
Wray  と同様のしっかりとした描写。。。
Enlarger ではツートップになりましたかね。

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フランジバックは、60mm + 17.7mm。合計約78mmってところですね。
このレンズは、M32 ですので、少々工夫が。
M42 のマクロチューブに隠れてますが、レンズにバルカーテープを巻き、M32.5 ➡M42 リングが1番目です。次にM42 マクロチューブ。M52 ➡ M42 ステップダウンリングで、ヘリコイドリングに到達。更にカメラへ装着するために、M42 ➡ FX スリムアダプターですね。

レンズからいきなりステップダウンリング M52 ➡ M32 という方法もあるでしょうが、インチネジなので、少々の不安もあり、というところでしょうか。
 






第284話でも紹介した、WRAY LONDON SUPAR f=4.5 3"1/4 です。
このレンズ、人気があって、大夫読まれてますので、再度の登場ですね。
確かにイイレンズです。

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ISO 800 開放 1/34 -0.3EVです。

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手前プクプク、奥パッパ、ですか。
面白いレンズです。
普通、手前キリキリ奥プクプクだろうにね。

ISO 800 開放 1/25 -0.3EVです。

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-0.3EV  でも、赤サンゴの色味良しです。
Wray は、ホント、色乗りの良いレンズですね。

ISO 800 開放 1/34 -0.3EVです。

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青のミラーボールが放つ強い光がうまく表現できました。
ホント、やるな。

ISO 800 開放 1/34 -0.3EVです。

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暗くしても、放たれた光の像もしっかり。
描写もしっかりでした。

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40mm+約18mm 合計58mmのフランジバックですね。






今回は、第270話でも紹介した、PZO のAMAR ですね。ポーランドのレンズです。
第291話 その後のEnlarger 達②で、清掃しましたので、どんな写りですかね。

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ブルー系のコーティングを主体として、Zeiss 所縁の黄色のコーティングもあって、ナカナカのZeiss 張りです。

ISO 800 開放 1/27 -1.3EVです。

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思いっきり、暗くしたんですけど、全てがイメージサークル内にあるせいか、どこにも歪みらしき影がありません。
クールに写ってしまいました。

ISO 800 開放 1/20 -1.3EVです。

DSCF0037

しっかりと写っちやって、面白くもない絵が誕生。
色味はとてもイイですが。。。

ISO 800 開放 1/8 ±0.0EVです。

DSCF0064

楽しくねぇー。
しっかりと写るのも、いかがなものかと。


DSCF0096

フランジバックは、55mm+約18mm。合計73mmですかね。








第275話のEnlarger 祭⑩で紹介した、LZOS VEGA-11U 2.8/50 M39 ですね。
あの時は、間のマクロチューブをどんどん外していって、最後には、ヘリコイドリングも抜いてやっと合焦した「曰く付き」のレンズで、こんなレンズ使えないと、「特別な注意」を発しました。

後日、フト閃きました。
あれっ、ライカRF・・・ライカLマウントでいけるカモと。
Lマウント用のヘリコイドリングは、最高に薄いですからね。

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レンズのコーティングは、特徴的です。
このようなコーティングは、Jupiter-11 Air Force しかありません。
猛烈なレンズに違いないのです。


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あの時、何で閃かなかったんだろ。。。
簡単な答えだったのになぁ。。。
でも、恐る恐るの組み合わせでした。
無限遠が出るのか、厚みが増してますので、とても心配でした。
結果は、無限遠が出ましたので、良かった。

ISO 800 開放 1/52 ±0.0EVです。

DSCF0018

うわっ、すげぇ。。。
中心部は、PENTACON AV 2.4/60 改に似ているBokeh ですが、四隅にいくと、何やら三角のBokeh になっているようです。
右上の木・左隅全面ですね。


ISO 800 開放 1/50 ±0.0EVです。

DSCF0019

青の絨毯が、ホント、ぷくぷくしてますな。


ISO 800 開放 1/20 ±0.0EVです。


DSCF0050

第275話でもそうでしたけど、逆光には弱いのかな。
AOMZ Vega-5U の方が、圧倒的にイイですね。

ISO 800 開放 1/70 -1.0EVです。

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この写りは・・・
光るモノなら、なんでもBokeh ちゃってますぅ?
ピン側から、ボケちゃってますよね。
露光次第、そんなレンズかと。

ISO 800 開放 1/160 -2.0EVです。

DSCF0052

単に暗いだけでした。
雰囲気、ブチ壊しだな。







第285話でも紹介した、AOMZ Vega ですね。「-U」ってなっているレンズは、解像度も高く、期待しちゃいますね。
第285話では、Wray の描写力にやっつけられちゃいましたが、今回は。。。

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グリーンのコーティングが見えます。
最近のロシアンは、第240話の無限遠紀行⑲ ARSENAL Arsat C 2.8/80 P6 のように、グリーンが特徴的に見えます。
古いロシアンは、「マゼンタ」。これを過ぎると「青」。更には「グリーン」って時代毎に違います。
このVega-5U は、大口径レンズでもありますので、何かやってくれるでしょう。


ISO 800 開放 1/20 ±0.0EVです。

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決めちゃいましたね。
Rodenstock Ysaron が簡単に土俵割れした瞬間です。
このように写ってこそ、です。
凄い!
右上、青の絨毯と黄色の境目なんか、「ボールBokeh」(そんな呼び方はない) です!

ISO 800 開放 1/18 ±0.0EVです。

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このレンズも、焦点距離が長いので、「寄った絵」では、楽しくないですね。
Ysaron の「赤の描写」も素晴らしいものがあることが判っちゃいました。
Ysaron は、「緑」もイイ。「Bokeh」もイイ。
なんたって、表紙を撮れるレンズはなかなかナイものです。

ISO 800 開放 1/15 ±0.0EVです。

DSCF0049

逆光を物ともしない正確な描写。
赤・青・緑・黃、どれをとってもイイ色味です。
ピンどころは、ハートの右斜め下の縁です。ちょっと出っ張ったところ。
全レンズとも、ここですね。
ちょっと引いたら、どんな絵だったのかな?

DSCF0080

フランジバックは、約93mm ですかね。
長いフランジバックです。





今回は、Ysaron。

Rodenstock なので、素性は間違いのないところ。
どんな夜景を写してくれるかな。

ISO 800 開放 1/14 +1.0EVです。

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+1.0EVでは、流石に露出オーバーですね。

ISO 800 開放 1/15 +1.0EVです。

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前の3本に比較して、「こりゃだめだ。。。」ってカンジです。
然らば、露出を落としてみよっと。

ISO 800 開放 1/58 -0.7EVです。

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うぉっ。
イノシシは、金色でした。
昼間の撮影でも、フレア出まくりのレンズでしたが、この絵でも丸くフレアしてますな。

ISO 800 開放 1/58 -0.7EVです。

DSCF0015

解像度、色味・・・正確です。
Ysaron は、足が長いので、「遠景」じゃないとフレーミングが決まりませんね。
ちょっと、難しいレンズです。

ISO 800 開放 1/42 -0.3EVです。

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なんか、前3本と表現が違う気がします。
もう少し、引いた絵なら良かったかも。
定点での撮影なので、どうしても「近すぎ」の撮影になってしまうレンズもありますね。

ISO 800 開放 1/14 ±0.0EVです。

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紫というか、赤というか、特徴的な色乗りです。
解像度の高いレンズですね。

ISO 800 開放 1/34 ±0.0EVです。

DSCF0048

ピンどころをちょっとだけ変えて、青のミラーボールにしただけですが、背景がBokeh まくりになりました。
Bokeh のカーテンが印象的な絵になりました。

DSCF0078

フランジバックは、約95mmですかね。
大夫、カメラマウントまで、隙間があります。
K-3 でも十分対応できるレンズですね。






今回は、買ったばかりのレンズを撮影前にお手入れしました。
その紹介です。

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そんなに汚れてはいないように見えますが、このレンズは分解必至でした。

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DALLMEYER の下、製造番号の右、ってカンジですか。。。

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早速、バラしに掛かりましょう。
前群は、筋が入っているところから分離します。

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分離しました。前群は2枚構成ですね。
絞りの後ろに、後群が1枚。

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ヘリ周り、レンズ中央部とか色々な部分の清掃を感じます。
前群はどのように外すのかな?
レンズ銘板が動きませんので、アセトンを垂らしてみます。

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待っている間に、後群の方を。。。

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割とキレイですね。

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後群のレンズは、指で回して外します。

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ユニットとして外せました。
これで、絞りユニットのみになりました。

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写真では、全く理解できないと思いますが、油分が凝縮し、まるでグリスのように絞り羽に纏りついています。
そこで。。。

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バイク用のパーツクリーナーの登場です。
これで一気に圧力をかけつつ、一気に油分とおさらばです。

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光輝くほどキレイになりました。

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後群と絞りはこれでOKですね。
とても、キレイになりました。

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アセトンで、銘板が外れるのかと思っていたら、前群ユニットの中程から捻って取れてしまいました。
よく見たら、後ろ側に手で回すギザギザが切ってありました。

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あった、あった。
カビですね。
でも、簡単に作業できます。なにせ、表と裏に直接手が届くのですから。

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2枚目をセットして。
キレイになりました。

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透明感高く、コーティングの色も良く判るようになりました。






第290話に続き、総ざらいです。


◆WOLLENSAK VELOSTIGMAT 4.5/ 3" 1/2 M30 

先ずは、現状から。
ブログにアップした時に、怪しいと思っていたレンズです。
ぐりぐりしてたら、後ろ側がモゾモゾ。。。

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座金が取れちゃいました。

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第287話で紹介しました、VELOSTIGMAT は、M39 ではなく、M30 でしたね。
レンズ先端にスジが入っていますよね。
ここから、分かれるかと。

すると。。。

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前群のレンズブロックと絞り~後群に分かれました。
ここまでくれば、どっちが悪いか判ります。
第287話の写真で見るほど汚れていませんでしたが、一応、開けたのでお掃除しました。

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前群はOKですね。

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後群もOKです。

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コレくらい、汚れてました。
大きくして、見てくださいね。


◆ KONISHIROKU E-HEXANON 3.5/50 M39

第278話で紹介した、E-HEXASON です。
大夫、フレアってましたんでね。
再確認です。

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何事もなく、クリアでした。

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LED 光を外した状態です。
とてもクリアでした。

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E-HEXANON は、大丈夫です。
フレア逃れに、フード必携ですね。


◆ Fujimoto E-Lucky 3.5/50 M39 

第274話で紹介した、E-Lucky です。
これも、フレアってましたからね。

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どこから、どーみても、問題ありません。
このレンズも、大夫古いレンズですので、フード必携のレンズでした。


◆ PZO AMAR red P 4.5/105 M42

このレンズも、ブログアップ時から横目で犯人かと。

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いたいた。
レンズが、モソモソしてますね。
どこかな?
とりあえず、外側をクリーンアップ!!

すると。。。

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あれま。
超キレイになっちゃいました。
なんだこりゃ~

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全く問題がありません。
AMAR は、大口径レンズですので、フード付きでMIKAR と御一緒してみましょう。
楽しみです!

フレアに悩まされた9本のEnlarger lens を再検証してみましたが、4本ですか、問題児は。
しっかりと対応が必要だったのは、内3本で、1本は様子見。1本は外側での対応。1本のみでしたか、バラしが必要だったのは。。。
全体として、なんてことなかったですね。
日頃のメンテと確認で、あとは、Enlarger lens での撮影にはフレア対策として、フードを携帯する必要があることを実感しました。

Enlaeger lens は、フィルターネジもないので、撮影時には工夫がいりますね。




第257話から、大夫、Enlarger lens を紹介してきましたが、「451枚の紅葉記」中のEnlarger は特にこれと言って、問題は発生しませんでしたが、第264話以降の「Enlarger 祭」では大夫、フレアに悩まされてしまいました。
➡これって、レンズ汚れ??
 と、いうわけで、第288話では、Meopta Anaret 4.5/105 M42 の清掃を実施したところ、桁違いの描写に遭遇したわけで、怪しいレンズは、全て再チェックしようと言うわけです。


◆ Bausch&LOMB TESSAR 1C 4.5/139

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現状、LED ライトを当てても特に問題なさそう。。。
古いレンズですしね。縁辺部の汚れはご愛嬌・・・
しかし、ちよっと斜めにしてみると・・・

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んんっ、問題発生!!
大夫、拭き残しあるじゃないですかっ。

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更に角度を変えてみると・・・
こりゃあ、バラし決定でした。
作業は簡単。
カニ目溝のあるリングを外せばイイんですね。
1枚目の裏が汚れていました。
2枚目~3枚目は大丈夫。

よって、こんなカンジに。。。

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ホコリは完全除去。
まだ、少々難あるも、十分かと。。。
で、LED 光源がどう見えるかというと。

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これで、大丈夫でしょう。
古いレンズは、作業も簡単でした。


◆ TOMINON 4.5/135

現状はというと。。。

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この透明感では、問題がありません。
て、いうことは、単にレンズ特性から発生したフレアであることが確定。
LED 光源がどう見えるかというと。

DSCF6884

ねぇ。
問題なしです。


◆ Rodenstock-Ysaron 4.5/135

現状はというと。。。

DSCF6889

LED 光源まで一気に撮影しようかと思うくらい、クリアでした。
ですので、しっかりと光源を捉えると。。。

DSCF6887

しっかり、クリアでした。
このレンズも、特性としてフレアが出やすいようです。


◆ FUJI PHOTO OPTICAL CO. FUJINAR-E 4.5/90

なんか、2勝1敗でやる気なくなってきた。。。
現状です。

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悪くないですよね。
十分クリアかと。。。

DSCF6892


DSCF6893

LED 光源をのぞき見ても、この調子で写るのならば、バラす必要ナシとしました。


◆ KODAK LONDON EKTAR 4.5/100

現状です。

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あっちゃぁ!
使用を重ねた故の擦り傷、クリーニングマークってんですか。
あと、製造時の多量の気泡・・・1枚目裏のホコリかもしれませんが。
このレンズ、EKTAR は、精密に製造されていてバラし禁止🚫のようなので、とりあえず、様子を見ることにしました。
バラし方は、レンズ銘板にカニ目がありませんので、絞り環手前の銘板が付いているブロックを回すのだと思います。トライしたワケではありませんが。
カニ目のないところは相手にしないのが得策です。大体、コレであってます。

LED 光源がどう見えるかというと。

DSCF6896

そんなに悪くない。
でもねぇ。。。

今回の再検査では、3勝1敗1分けですか。
そんなに悪くない。





今回は、KODAK。
KODAK の欧州モノは、マウントが難しくて、今まで一切扱ってきませんでした。
ですが、Enlarger ならね。

DSCF6869

4.5/100 なんで、一応、大口径レンズですね。

DSCF6840

このレンズも、第264話のTOMINON 4.5/135 M40.5 と同じ40.5mmのスクリューでした。
しからば、ステップダウンリングの40.5mmで咥え、外径は55mmとしました。
別に52mm でもいいんですけどね。在庫がなくて。
あとは、55mmの外径を42mm にダウンさせればよいので、ステップアップリング42→55で調整すれば完了です。
すげぇ、簡単だな。

最初は、X-T1。ISO 200 開放 1/900 ±0.0EVです。

DSCF6829

ああっ、コダックだなぁ・・・と、思える色味です。
懐かしい色味。
私は、この色味は好きではなく、国産のフジとかさくらを使っていました。
➡ フィルムの話ね。
AGFAとか、一瞬、国内にも流れてましたね。1回、使ったけっな?
あまり、感動しなかった記憶が。
その時以来、カメラは国産が一番。と、思ったんだっけな。

ISO 200 絞り8.0 1/250 ±0.0EVです。

DSCF6831

フレアがね。
でも、青空の色味は素敵な色味です。

ISO 200 開放 1/300 ±0.0EVです。

DSCF6832

おっ。この描写は。。。
X-T1 のフィルムシュミレーションとの相性が良いみたいですね。
大口径レンズ故、今後の描写に期待大ですな。

ISO 200 絞り8.0 1/105 ±0.0EVです。

DSCF6834

きっちり、決めてきましたね。
KODAK EKTAR 、使い回したいレンズかも。

続いて、PENTAX K-3 です。
えぇっ?
別に、PENTAX と言わずとも解る?
言わないと、PENTAX の影もないんです。最近。
ミラーレスが使いやすいんで。

DSCF6839

かっけぇ。。。

この撮影では、カメラ側一番にセットするヘリコイドリングを42mm→42mmではなく、52mm→42mmのヘリコイドリングにして撮影してみました。
どのような効果が?
ヘリコイドリング内面の容積が拡大し、光の反射具合に良好な結果が出るとのレポートがあります。

DSCF6874

52mm→42mm のヘリコイドリングでは、直径51mmありますね。

DSCF6875

約41mm でしょうか。当然ですけど、42mm→42mm のヘリコイドリングは狭いですね。
当然、鏡筒?内の容積は異なるものとなり、乱反射の確率も違うものとなるのでしょう。


ISO 100 開放 1/400 ±0.0EVです。

IMGP9696

おおっ、フレアが出てない。
すごい効果だっ。
PENTAX なんで、X-T1の写りとも違いますね。
どっちが本当の色なのか?
感覚的には、X‐T1かな。
微妙に、自然な色味です。

ISO 100 開放 1/125 -0.3EVです。

IMGP9697

いい描写ですねぇ。
PENTAX の描写も侮れません。
だから、2台も所有しているんですが。

ちょっと、ピン位置を変えて。
ISO 100 開放 1/125 -0.3EVです。

IMGP9698

これも、いいなぁ。。。
なんとも言えない、美しさがあります。
夕日の光線も記録してますね。
52mm のヘリコイドリング、強力な味方になりました。

内緒の話なんですがね、このEKTAR・・・こんな内面があります。

Kodakによると、すべてのKodak Ektarレンズの性能特性は次のとおりだそう。
1 Kodak Ektar Lensは、優れた卓越性と抜群の品質を誇っていた。
2 Kodak Ektarsの全ての残存収差の程度は無視できる程度であった。例えば、通常、全てのレンズにおいて少量で存在する非点収差は、新たな低い値に低減されていた。
3 Kodak Ektarレンズは、倍率色収差を注意深く補正した。これは、これらのレンズで作られたKodachromeフィルムを写真製作や他のカラー印刷プロセスで再現する場合に特に重要だった。
4 Ektarレンズは、完全なユニットとして焦点が合わせられていた。(つまり、バラせない。)
5 Ektarレンズは、「プロ品質のレンズ」という位置付けで、高品質レンズ位置付けの「Anastigmat Special」 より、上の、「最上位品質」であった。

じゃん!やった!




第266話での Meopta Anaret について、一応、LED ライトで照射・確認してから撮影したんですけど、レンズの撮影~ブログ掲出してみますと、レンズ、汚れていましたね。

だから、真円フレアかと。
なので、今回は、清掃してから望みました。
今回のレンズは、ピカピカっすよ。

今回の清掃において、普通の洗浄液では汚れを除去できませんでした。
今回、新たな材料を用いて清掃に成功しました。
もう一本、同様の汚れがあるレンズがありますので、そちらの作業とか追って紹介したいと思います。

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DSCF6867

105mm なんで、ながっ。

DSCF6868

それでも、70mm程ですね。

ISO 200 開放 1/1000 ±0.0EVです。

DSCF6823

いいじゃないですかっ。
清掃の効果ですかね。
若干、中央部にフレアが出現してますが、気になりませんね。

ISO 200 絞り8.0 1/280 ±0.0EVです。

DSCF6824

絞ったほうが、このレンズもフレアが顕著ですね。
エンラージャーは、絞らずともOK レンズですので、絞るの止めるか。。。

ISO 200 開放 1/340 ±0.0EVです。

DSCF6826

まぁ、素敵。
逆光もなんのその。
簡単なフード処理をしていますが、これほどの絵が撮れれば、レンズの性能以外の何物でもないですね。

ISO 200 開放 1/110 ±0.0EVです。

DSCF6827

絞り8.0 程度では、顕著な違いなし。
レンズ性能が復元できたので、f=16 くらい、いっちゃいますか。


第270話のPZO AMAR red P 4.5/105とか第276話のRodenstock Ysaron 4.5/135 とか、もしや・・・レンズ汚れかよ??







第271話で、WOLLENSAK の RAPTAR 4.5/50 を見ていただきましたが、今回は、3"1/2 ですので、82mm位のEnlarger です。

PAPTAR やVELOSTIGMAT はレンズ名ですね。

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DSCF6865

このレンズも、フランジバックは長いですねぇ。
70mm + 17.7mm 位は必要です。

先ず、ISO 200 開放 1/640 ±0.0EVです。

DSCF6819

先のQuinar が寒色系の色味でしたから、このレンズでは温かみを感じます。
開放から、解像度が高いですね。

ISO 200 絞り8.0 1/320 ±0.0EVです。

DSCF6820

被写界深度は、深くなりましたが、ピン処は解放時でもOK ですので、開放で完結していますね。

ISO 200 開放 1/340 ±0.0EVです。

DSCF6821

逆光でも、これほどの写り。
色味、解像度、文句なしです。

ISO 200 絞り8.0 1/125 ±0.0EVです。

DSCF6822


簡単なフード処理しましたが、解像度の高さが光ります。
カリカリ、まではいかないんでしょうけど、好きな表現です。
このように何本ものレンズ表現を見ていると、TAKUMAR 6×7 だったら、とか思いますねぇ。。。





今回のレンズは、VEGA ですが、製造はAOMZ 。
あまり聞かない工場ですね。
アゾフにある光学機器工場だそうです。
ホームページも、うまく翻訳できなくて、謎の工場です。

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 レンズの色味は、いつものロシアンですね。
強いマゼンタ色が出ています。

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焦点距離は、105mm ですが、ながっ!!

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他の135mm 程度のレンズと同様のフランジバックですかね。
70mm + 17.7mm 程度は必要です。

ISO 200 開放 1/1250 ±0.0EVです。

DSCF6810

流石、ロシアン。
と、言いたいところですが、スカッとヌケの良さでは、WRAY ですね。
色味のバランスがWRAY の方が良いと思います。

ISO 200 絞り8.0 1/350 ±0.0EVです。

DSCF6811

また、中心部にフレアですが、四方隅まで良い感じで写り込んでいるかと思います。

ISO 200 開放 1/550 ±0.0EVです。

DSCF6812

開放でも、すっごい描写ですね。
ロシアンレンズ、これだから放って置けないんですよね。
このVEGA 、アジサイの「青」はどんな色が出るんですかね?
楽しみなレンズです。

ISO 200 絞り8.0 1/125 ±0.0EVです。

DSCF6813

エンラージャーなんて言ってられない、本格的なレンズですね。
引き延ばし用レンズは、楽しい!!




今回は、WRAY 。
イギリスのレンズですね。
このブログは、日本製とドイツ製のレンズがほとんどですが、フランス製やイギリス製にも良い製品はありますね。ある意味、それを追いかけた方がマニアックかと。

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このエンラージャーも、プレートが外れませんでした。
ですので、「えい!」でございます。

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ステップダウンリングですと、天板ができますので、62mm のネジ径のみ利用です。
瞬間接着剤の威力は、強大なもので、絶対に外れない強度が出ます。ハズれないことに恐れをなし、4点接着ですが、それでも、十分な強度が出ます。
以下、62mm のネジ受けをステップアップリング62mmでねじ込み、それをオス側55mmへステップアップリングで落とします。
ステップアップなのに、サイズダウンで、頭が狂いますね。
55mm のオスまで来ましたので、更に、ステップアップリング42mm →55mm で最終的にM42 へと変換します。

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フランジバック長は、40mm + 17.7mm ですか。
約58mm位ありますが、K-3 のフランジバック長は、45.48mm ですので、
58-45.48=12.52mm しかなく、実質、ギリギリ。
K-3に装着するためには、2段目のステップアップリングまで全て外して、42mm → 65mm とかにして、3段目に12-17mmのヘリコイドリングでどうか、といったところかと。まぁ、5mm無限遠がでないでしょうね。

ISO 200 開放 1/800 ±0.0EVです。

DSCF6806

WRAY 。
よろしいじゃないですかっ。
スカッと、ヌケの良い写りですね。
色味も濃すぎないけど、薄くもなく。
良い描写です。

ISO 200 開放 1/800 ±0.0EVです。

DSCF6807

若干、中心部がフレアしてますが、反って、味が出ているとも思います。

ISO 200 開放 1/450 ±0.0EVです。

DSCF6808

逆光をフレアを伴って表現してますが、描写がイイので、とても良い写りだと思います。
大口径のレンズ(f 4.5✕2=9.0 > 3"1/4=8.25)ではないからか、Bokeh 味より、正確な描写になっているものと思います。

ISO 200 絞り8.0 1/85 ±0.0EVです。

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フード処理しましたが、ナカナカですね。
この実力は、評価に値します。
イギリスのレンズ、素晴らしいものと思います。
おっかけ~





Bausch & LOMB ??

なんて、読むの??

ボシュロム。
なら、よーく解ります。。。

今回は、ボシュロムのテッサーという、エンラージャーです。
かっけぇ。

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エンラージャー用のボードにつけるためのマウント座金が固着しており、外せませんでした。
ですので、「えい!」でステップアップリングに直付けです。

ISO 200 開放 1/1250 ±0.0EVです。


DSCF6802

順光ですが、空を見上げてでしたので、フレア発生中。
このレンズも、色味がよろしい。
流石、ボシュロムです。
開放から、イイ描写です。

ISO 200 絞り8.0 1/420 ±0.0EVです。

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絞り8.0 でも、若干ですか。被写界深度の深まりは。。。

ISO 200 開放 1/750 ±0.0EVです。

DSCF6804

色味の載りは、自然ですか。
被写界深度、深いですね。Jupiter-11 より「写真的」です。

ISO 200 絞り8.0 1/85 ±0.0EVです。

DSCF6805


流石に、フードを付けてみました。
葉の緑が若草色っぽいですね。
そうです。
フィルムシュミレーションは、ベルビアでした。
PROVIA で撮影すると、もっと「黒い」葉の色になりますね。

Bausch & LOMB TESSAR は、型が古いのでシケには強いかと思いますが、光に弱いレンズでした。

そんなんでイイのかっ!!

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フランジバックは、75mm+17.7mmで、93mm程必要ですね。
ながっ。




今回も、E.ROKKOR 。
50mm ですね。

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ISO 200 開放 1/680 +0.3EVです。

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75mm と比較しますと、全体にピンが行くような感じですね。
引き伸ばしらしい特性かと思います。

ISO 200 絞り8.0 1/160 +0.3EVです。

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ピンが来てないなぁ。。。
ちょっと、不満なレンズです。

ISO 200 開放 1/680 +0.3EVです。

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近接は、素晴らしい。
文句なし。


ISO 200 絞り8.0 1/280 +0.3EVです。

DSCF6789


これも、イイな。
75mm よりはいけてないけど、十分、イイレンズですね。

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大夫、Enlarger 祭も過ぎてきました。
割と、Enlarger 、逆光に弱いレンズが多いんですね。
しからば、Made in Japan 製がよろしいかと。
引き伸ばしレンズだろうが、何であろうが、平均以上の性能を保持していますね。

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ISO 200 開放 1/400 +0.3EVです。

DSCF6781

はーぁ。
こうですよね。
流石、ROKKOR です。
開放から、ビシビシです。
色味、解像とも最高です。

ISO 200 絞り5.6 1/240 +0.3EVです。

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すげえ。
色味・解像、文句ありません。

ISO 200 絞り8.0 1/150 +0.3EVです。

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Rodenstock も、いいけれど、ROKKOR っすかね、最高のレンズは。。。


ISO 200 開放 1/900 +0.3EVです。

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ピン部分の解像、背景のBokeh 。
何も言うことはありません。

ISO 200 絞り8.0 1/320 +0.3EVです。

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おっ、フレアがっ。
まぁ、たまにはOKですよね。
十分な描写をみせてくれました。

ありがとう。


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今回は、KONISHIROKU 名義のKONICA ですね。
KONICA は、FUJIFILM に絶対に負けない、「色」を創造する企業ですね。
私、ネガフィルムは、ほぼ「さくらカラー」でした。
懐かしいなぁ。。。


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ISO 200 開放 1/680 +0.3EVです。

DSCF6777

やはり、ちょっと、フレアが入りますが、日本製のレンズならば、こんなカンジ。
ちゃんと、撮影できる能力を保持してますね。

ISO 200 絞り8.0 1/170 +0.3EVです。

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クッキリ、ですね。
Rodenstock とは異なった、Made in Japan らしい描写です。
この辺り、フジフィルムとコニカが目指した「差」を感じますね。
コニカは、よりリアルを。フジはより自然を。
リアルと自然は、同じだろ。。。と、思われるでしょうけど、「よりリアル」には誇張が、「より自然」には色へのこだわりが感じられます。
わかるかな、わかんねぇだろうな。。。

ISO 200 開放 1/1500 +0.3EVです。

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どうですか?
この写りなら、ペンチマークたるE-NIKKOR 以上の写りだと思いませんか?
私は、思いますね。
何故か?

背景のBokeh が、「完全に」E-NIKKOR を超える表現だからです。
だから、私はNIKON を買わないんです。

なぜ、NIKON が重用されたのかというと、私は、新聞社の絵だと思いますね。
大した技術もなく、毎日、写真を載せ続けるために、白黒写真で「より解像している絵」が欲しかったと思いますね。
それには、NIKON の描写はうってつけだった、と、思います。
今は、カラーの時代ですからね。
好きな色味って、あると思います。

より自由な時代かと、も、思います。

ISO 200 絞り8.0 1/300 +0.3EVです。

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NIKKOR より、柔らかい描写ですね。
このような絵が、私は好きです。
色味、解像、とても良い絵かと思います。


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今回は、初見ですね。
NIKON のレンズです。
国内でも、2分する一大メーカーの製品なのに、なんで1本も持っていないのか?
単にきらいだからです。
  理由 絵が硬すぎる。色味が暗い。

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ISO 200 開放 1/500 +0.3EVです。

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ありゃぁ。。。
コーティングが優れているんでしょうね。フレアが非常に少ないです。
これなら、なんの注意も払わず、自由に撮影できますね。
ピンどころは甘いですが。

ISO 200 絞り8.0 1/150 +0.3EVです。

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ほぼ、完璧な写り込みかと。
やるなぁ、NIKKOR。。。

ISO 200 開放 1/1000 +0.3EVです。

DSCF6775

すっごい描写ですね。
これが、NIKKOR かっ。
色味、描写・・・素晴らしいですが、写り込みが硬いと、やはり思います。
背景のBokeh も、ちょっとね。

ISO 200 絞り8.0 1/320 +0.3EVです。

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この絵は、今回の撮影のベンチマークになる絵ですね。
「これくらい」写らないとねぇぇぇ。


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第263話でも使用した、Rodenstock Ysaron 4.5/135 M39 をX-T1 で撮影すると、どうなるか?
興味津津です。

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ISO 200 開放 1/850 +0.3EVです。

DSCF6765

あーっ、ねっ。
嫌になりました。
で、携行したマウントアダプターをフード代わりにレンズの前にかざしました。

ISO 200 開放 1/480 +0.3EVです。

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ちょっと、フレアが減った程度か。
かざし方が下手でした。

ISO 200 絞り8.0 1/180 +0.3EVです。

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おおっ、大夫、フレアが解消されました。
イイ色味です。Rodenstock 最高ですな。

ISO 200 絞り8.0 1/125 +0.3EVです。

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写真家では絶対に行わない「約束外の行動」ですが、なんとか見れる様になりましたね。
ピン処もよく判り、良かった、良かった。

ISO 200 絞り8.0 1/100 +0.3EVです。

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アダプターをかざさないと、すぐにこれだ⤵

ISO 200 絞り8.0 1/350 +0.3EVです。

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背景のBokeh もトロけてて、Ysaron イイレンズです!


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今回は、Enlarger lens でも、ちと異質なロシアンレンズですね。
丸と三角とCの組み合わせマーク・・・LZOS リトカリノ光学ガラス工場製です。

VEGA っていうシリーズのレンズも初めてかな。
普通、Zenitar かHelios か。。。


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このVEGA は、一番薄いM42(Cマウント兼)→FX マウントアダプターリングしか使えませんでした。
どうやって、ヘリコイドの代わりをさせたか?
ネジ込み幅のみで、フォーカッシングしました。
実質、第257話で、特別な注意が必要である、とした、CマウントのEnlarger ではなく、M39 であっても、Cマウント同様のフランジバックなEnlaeger でした。

  ★★★ 特別な注意 ★★★
ロシア製焦点距離50mmのエンラージレンズは、購入しても多分使えません。
焦点距離70mm以上のものについては、崖から飛び降りる気かオブジェでも、と、いう方ならば、OKです。
                          ★★★ 特別な注意 ★★★


では、ネジ込み長のみのフォーカシングで、どんな撮影ができたのでしょう。
だから、カメラ側のフランジバックは、短いほどイイんだよ。

ISO 200 開放 1/1000 +0.3EVです。

DSCF6763

フレア嵐ですな。
色味は良さそうです。
レンズフードを作成後に再チャレンジしますね。

ISO 200 絞り8.0 1/180 +0.3EVです。

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普通のレンズのように、被写界深度が深まるようですね。
こりゃ、面白いレンズか?

ISO 200 開放 1/1600 +0.3EVです。

DSCF6761

色々、ロシアンレンズを紹介してますが、VEGA は色味がイイですね。
背景のBokeh は、硬いような気がします。

ISO 200 絞り5.6 1/600 +0.3EVです。

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解像度はイイ調子。
ある意味、バキバキです。
ヘリコイドが嵌まるスペースが欲しいですね。
12mm 必要なんです。あと、FX マウント用のプレートの厚みね。
最初の柿までの距離は、ほぼ無限遠。ラストのポンカン?は3メートル程度の距離。
これをヘリコイド無しで、ネジ込みストロークのみで撮影しました。
接写専用なら、フランジバックを稼げるんですけどねぇ。。。




第259話で、FUJIMOTO PHOTO E-LUCKY 4Element 4.5/50 を紹介しましたが、今回は、1段明るいレンズのE-Lucky ですね。
このレンズは、大夫前に購入してあり、すっかり忘れていたレンズです⤵︎⤵︎⤵︎
藤本ですからね、気楽に楽しみたいですね。


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ISO 200 開放 1/170 +0.3EVです。

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続いて、ISO 200 絞り8.0 1/110 +0.3EVです。

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これだけね、フレアでまくると猿でも何かしようと思いまして、レンズの前にマウントアダプターをかざしてみました。
ISO 200 絞り5.6 1/350 +0.3EVです。

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レンズフードを付けた場合、このようなきれいな絵が撮れますね。
もっと、早くから対応しましょうね。
➡ 結構、イイ色のりと解像じゃないですかっ。

ISO 200 開放 1/640 +0.3EVです。

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これも、重めの色乗りですが、なかなかです。

ISO 200 絞り8.0 1/340 +0.3EVです。

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まぁ、FUJINAR ・FUJINON には勝てませんけどね。
好き嫌いは千差万別ですのでね。

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第261話では、FUJINON-EP 3.5/50 を紹介しましたが、今回は、 FUJINAR-Eで、少し古そうですね。
また、90mm なんで、足が長くて面白そうです。


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ISO 200 開放 1/220 +0.3EVです。

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またまた、フレアの嵐が。

ISO 200 絞り5.6 1/220 +0.3EVです。

DSCF6755

フレアが出ていますが、色味は本当に良いので、だから、残念ですね。

ISO 200 絞り8.0 1/100 +0.3EVです。

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続いて、近場。

ISO 200 開放 1/550 +0.3EVです。

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ほう!
色味、突出してイイですね。
色味がいいレンズは、解像も期待しちゃいますね。
こういった形の「フジの色」ってあるんですね。

とてもきれいな発色だと思います。

ISO 200 絞り8.0 1/250 +0.3EVです。

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この絵も、ちょう綺麗ですねっ。
フジのEnlarger もしかして、このメーカーのみ、かもしれませんね。
購入には、ご注意を。。。

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レンズマウントがM39 なんで、ラクラクですね。




今回は、ビンテージ。Wollensak です。
1900年代に始まり1970年代には廃業したそうです。
「マニュアル」の中に生きた光学機器メーカーですね。

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新品みたいだな。
もう、40年は軽く過ぎたレンズなのにな。ピカピカ。。。
おまけに、名前が「RAPTAR」っすよ!

え"ぇ"っ、RAPTARっていえば、F-22、最強のステルス戦闘機と同じ名前じゃないですか。(F-22は、Raptor)
かっけぇ。
このWollensak のRAPTAR こそ、「鷹の目」か?

ISO 200 開放 1/320 -0.3EVです。

DSCF6742

やっと、しっかりとした画像になった気がしますね。
甘いピンですけどね。

ISO 200 絞り8.0 1/100 -0.3EVです。

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なんか、開放の方が、自然な気がしますね。
開放で完結していると思います。

ISO 200 開放 1/900 -0.3EVです。

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色味良し、解像良し。。。いいレンズです。

ISO 200 開放 1/500 +0.3EVです。

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やはり、自分的には、-EVですね。
暗がりが好きなの。。。

ISO 200 絞り8.0 1/210 +0.3EVです。

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これは、X-T1 の露光システムの勝ちだな。
+EVですが、シャッタースピードをうまくコントロールして、とてもきれいに絵になりました。
ありがとう。


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このレンズも、クセ者でしてね。

マウント径は、30mm。
これに、「M30 to M39」リングを咬まして、それをM39→M42 リングで整える、ということですね。

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なんだかんだ、Wollensak のレンズは、とても良い写りのレンズだと思います。






今回のレンズは、第260話のPZO MIKAR-S に続き、焦点距離が105mm と長いAMAR です。

DSCF6062

MIKAR-S がなかなかの描写でしたんでね。
更に今回のAMAR は、Red P ですからね。
期待しちゃおっかなぁ。。。

ISO 200 開放 1/550 -0.3EVです。

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Red P コーティングでも、激しいフレア発生ですか。
どーなってんの、これ???

ISO 200 絞り8.0 1/300 -0.3EVです。

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絞っても、状況は変わらず。
どーなってんの、これ???

ISO 200 開放 1/1100 -0.3EVです。

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はっきり言って、MIKAR-S の方が、描写は上ですね。
キリキリっていうか、ギリギリ音を立てんばかりの描写でしたからね。
このレンズも、9.0<10.5 ですから、「大口径レンズ」ですので、もちっと、各地で試さないと失礼ですかね。

ISO 200 絞り8.0 1/450 -0.3EVです。

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あっ。
この絞り位だと、結構イイ描写ですね。
構図がこれなんで、よくわからないと思いますが、背面のBokeh 具合、結構イイですよね。
沢伝い、なんて風景で奥行きがあるような構図だと期待できるかもですね。

このレンズ、利尻コンブみたいに後から後から味が出るかのようですね。


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Schneider もYASHICA もTOMINON も、皆、いまいち。
祭なんだよなぁ⤴ 盛り上がるはずなんだけど、全然盛り上がりません。
SUMMICRON だけ、うまくいった気がします。
今回は、Rodenstock 。
大丈夫でしょう。。。

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ISO 200 開放 1/350 -0.3EVです。

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柿の木って、難しいですか?
変だなぁ。。。でも、色味は、Rodenstock ですね。イイ色味だ。

ISO 200 絞り8.0 1/150 -0.3EVです。

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かなりイイ線かとは思いますが、どーもね。


ISO 200 絞り8.0 1/220 -0.3EVです。

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これは、Rodenstock らしい色味です。
陽が少しでも差し込むと、本当にイイ秋が感じられますね。

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このレンズ、後ろ側に3色の飾りがあるんです。
APO を意識したレンズなんですかね。

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第265話に続く、Schneider Durst の50mmモデルですね。

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ISO 200 開放 1/340 -0.3EVです。

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まぁ、大体。色味とかイイですが、Rodenstock を見ちゃいますとねぇ。。。なんとも。

ISO 200 絞り8.0 1/90 -0.3EVです。

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前のYASHICA ML といい、なんか、ピンとこないんだよなぁ。。。

ISO 200 開放 1/400 -0.3EVです。

DSCF6730

近場は、本当にイイ感じなんですよねぇ。。。

ISO 200 絞り8.0 1/100 -0.3EVです。

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絞っても、いまいちの感あり、ですね。
もっと、キリキリ来て欲しいなぁ。。。

第257話で、CマウントのEnlarger には、特別な注意が必要である、と、申し上げましたが、今回、50mmでしたので、ヒヤヒヤでしたが、なんとか1番薄いヘリコイドリングで無限遠~合焦しました。


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今回は、チェコに拠点を置き、暗室用具やシネマプロジェクターの分野で、中東欧最大級の規模を誇る光学機器メーカーである、MEOPTA社製のEnlarger ですね。

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ありゃ、自分が写っちゃった⤵
レンズは、モノコーティングですかね。

ISO 200 開放 1/950 -0.3EVです。

DSCF6722

また、フレアだ。。。
被写界深度は浅いですかね。
そういえば、このレンズ。4.5/105 なので、「大口径レンズ」ですね。
「大口径レンズ」の定義でもないんですけど、計算式がありますね。
明るさ✕2<焦点距離ですね。
明るさ✕2≦焦点距離ではないです。
大口径レンズの特性として、「Bokeh まくり」があります。
第111話~第112話のSMC PENTAX 1.2/50 なんか、解像してんのかよ、風な写りでしたね。
そのような感じの写りとなりますので、表現力の拡大という点では注目に値するスペックですね。

例示しますと、このレンズの明るさは、4.5 ですので、2倍すると9.0。
焦点距離は105mmですので、㎝にすると10.5。結果、9.0<10.5 となり、「大口径」となります。
第261話の FUJINON-EP 3.5/50 ですと、3.5の2倍は7.0。
50mmは5.0cmですので、結果、7.0<5.0とはならず、7.0>5.0 ですので、 FUJINON-EP 3.5/50 は、小口径となり、Bokeh などは期待できず、クリア一本の写り込みに期待、ということになりますね。

ISO 200 開放 1/850 -0.3EVです。

DSCF6723

いやになります。

ISO 200 絞り8.0 1/280 -0.3EVです。

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それこそ、真円のフレアですか、ばか!!


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今回は、Schneider のDurst という引伸機器メーカー宛のEnlarger です。

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Durst がオレンジ色ってのが、粋ですね。
Componar がレンズの名称ですね。

ISO 200 開放 1/750 -0.3EVです。

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ありゃ。。。
Enlarger だと、皆、フレアの嵐かと思えば、普通に写るレンズもあるですね。
てか、それが「普通」なんじゃないですかね。
なんですか、この写り。
見事じゃないですか。流石、Schneider ですね。
Rodenstock の写りを思い浮かべますと、何かチラチラとピンが定まっていない感がありますが、全体としては結構かと思います。

ISO 200 絞り8.0 1/280 -0.3EVです。

DSCF6719-8.0


色味・解像ともよろしいかと思いますが、中心部のフレアが気になりますね。
絞るとフレア解消になるはずなんですけどね。

ISO 200 開放 1/750 -0.3EVです。

DSCF6720-開


開放から、被写界深度も深いですね。

ISO 200 絞り8.0 1/320 -0.3EVです。

DSCF6721-8.0

やはり、絞ると中心部にフレア発生・・・どういうこっちゃ?

DSCF6044

このレンズ、Cマウント=25.4mm径なので、「C mount to M39 」というアダプターが必要になります。
以下、M39 までくれば、ヘリコイドリングはM42ですので、M39→M42リングを嵌めれば撮影可能となります。
第257話で、CマウントのEnlarger には、特別な注意が必要である、と、申し上げましたが、焦点距離が75mmもあれば、大丈夫でしたね。
下の写真のように、随分とアンコをいれました。

DSCF6043






「写真」って、撮影済みのフィルムを「拡大・投影」して=引き伸ばして、印画紙に焼き付ける行程で「プリント」しますね。
この「拡大」とか「引き伸ばす」を意味するのが、Enlarge、Enlarger、Enlarging のlens です。
ebay なんかですと、「Enlarger lens」「Enlarging lens」のどちらでもヒットしますね。

今回は、ナント!
「富岡狂」のTOMINON です。
ハッキリ言って、期待爆発です。

DSCF6039

ISO 200 開放 1/450 -0.3EVです。

DSCF6716-開


あっりゃぁ!
フレア嵐!。。。
注視すると、色味は流石ですね。

ISO 200 絞り8.0 1/180 -0.3EVです。

DSCF6717-8.0

やっちまった!
レンズフード必携のレンズですね。TOMINON 。
いままで、レンズフードなんて使用しなくとも、ほぼ失敗しなかったのになぁ。。。
手強いな、Enlarge lens 。
だよな、暗室で使うレンズを晴天下に引っ張り出しているんたもんな。

DSCF6041

このレンズは、特殊でしてね、マウント側のスクリュー径が40.5mmでした。
ので、先ず、ステップダウンリング55mm→40.5mmでレンズを咥えます。
次に55mmからM42への変換として、ステップアップリング42mm→55mmを入れます。
口径42mmまでサイズが整ってきましたが、ステップアップリングのネジピッチは0.75mmで、M42規格はネジピッチ1mmですので、ねじ込めない訳です。
そこで、T規格(望遠鏡なんかの規格)は42mm-0.75mmですので、T規格→M42のアダプターを咥ませます。(中国製のリングはいい加減なので、入っちゃうものもありますが、割とステップアップーダウンリングは、まともにねじ切りされています。写真のM42-T2は順序が逆に記載されています。)

DSCF6040

次回の撮影では、どんなEnlarger でも、しっかりと撮影できるレンズフード作るからな。
ゴムかと思うけどな。

大変だぁ⤵⤵⤵




今回で、一度、「引伸し用レンズ」は、おしまい。
紅葉記も最終回です。
大取を担うのは、FUJINON-EP です。
ドイツ Rodenstock に始まり、Made in Japan で終わろって、イキだなぁ。。。

ISO 400 開放 1/1700 +0.3EVです。

DSCF6432-FUJI-EP開

んホッ!
開放なんですけど、ギリギリきますな。
流石、FUJINON 。

ISO 400 絞り8.0 1/340 +0.3EVです。

DSCF6433

文句のつけようがない。
普通の「高速レンズ」、本当に不要ですよね。。。

ISO 400 絞り8.0 1/220 +0.3EVです。

DSCF6434

MIKAR-S より、被写界深度が深そうです。
イイ緑だ。
たまんね。。。

ISO 400 絞り5.6 1/1000 +0.3EVです。

DSCF6435

この絵。
撮って出しですので、何を撮ったか判りますか。
パソコンで、大きくしてから御覧ください。
枝のすぐ下、最奥部の水面のキラキラを撮ってみました。
この時だけだったので、Rodenstock Iloca Rotelar に交換して撮影すればよかったのですが、ホンの一瞬で、とにかく撮らなきゃ、でした。

ISO 400 絞り5.6 1/400 +0.3EVです。

DSCF6438

まっ、こんなカンジですね。
色味は、本当によろしい。

ISO 400 絞り5.6 1/350 +0.3EVです。

DSCF6439

この解像、描写、色乗り。。。
被写界深度は深くて、この絵だと、どーかなって思いますが、とにかく素晴らしいレンズです。

ISO 400 絞り8.0 1/210 +0.3EVです。

DSCF6440

MIKAR-S ですと、圧迫感がありましたが、FUJINON-EP ですと、居心地の良い絵になりました。
とても良い絵だと思います。

ISO 400 絞り8.0 1/210 +0.3EVです。

DSCF6442

奥の山の頂の色乗りも良いですけど、この絵では、手前の林の幹が凄いことになっています。
白くて、数え切れないほど、一体の色味となって、風景を醸し出しています。
すげぇ。。。

ISO 400 絞り11.0 1/120 +0.3EVです。

DSCF6443-FUJI-EP

光と影、手前、中間、最奥と、頑張って写し込んでくれました。
ありがと。。。

ISO 400 絞り8.0 1/220 +1.3EVです。

DSCF6551

朝らしく、ピッカピカで、解像もいいですね。
素敵だ。

ISO 400 絞り8.0 1/280 +1.3EVです。

DSCF6553

これも凄いな!
高い解像で、ピーキングで寄せきれずとも、この写りです。
レンズの性能で、腕前カバーね。

ISO 400 絞り8.0 1/170 +1.3EVです。

DSCF6554

絞り8.0 で、どこまでも解像しています。
見え過ぎです。
欲を言うと、青い空みたかったな。
え"ぇっ、露光が+1.3で青い空出るワケねぇだろってぇ?
はい、そうでした。すみません。。。

ISO 400 絞り8.0 1/125 +1.3EVです。

DSCF6556

キレイな山ですね。
この絵で自分がフォーカスしているのは、中央下部ちょい右手のちっちゃい黄色の玉になっている樹々でした。
フィルムシュミレーションは、ASTIA でした。

ISO 400 絞り8.0 1/170 +1.3EVです。


DSCF6559-FUJI-EP-Velvia

X-T1 のファインダーが明るいからな。
イイ調子で撮影しちゃったけど、この絵こそ、-0.3EV ~ +0.3EV 辺りで撮っていれば、と、悔やまれる絵になってしまいました。
オールドレンズと違って、この引伸し用レンズは、ほぼ、±0.0EV 付近の撮影でOK ですね。
残念。

DSCF6690

DSCF6691

DSCF6692

このレンズも、最短距離を求めています。
これ以上短いと、撮影できませんね。
あっ、近場なら可能な場合もあります。
所謂、「寄って、寄って」です。

・・・因みに、このレンズ、金468円でゲットしました。価格破壊じゃありません?




今回は、ポーランドのPZO なる会社製のMIKAR-S です。
PZO 社は、第二次世界大戦中、ドイツ人が工場を管理していたが、ポーランド人労働者が雇用されていたようです。 
1944年7月、ロシア軍がバグ川を渡ったと聞いて、ドイツ人は急いでワルシャワから避難した。
避難したドイツ人は、ドイツのPZO経営者とJena の労働者だった。
つまり、戦中のPZO は、Carl Zeiss Jena の技術力を反映した製品造りをしていたということです。

更に余談を。
ドイツ人は工場から装置を取るのに十分な時間がなかったので、完成した製品を破壊し、機械を破壊し、貴重な設計図を破っていました。しかし、一部の機械は保管されていましたが、すべての生産ツールは原材料やその他の設備で溢れた倉庫と一緒に保管されました。泥棒を防ぐために、ポーランド人労働者のグループは、工場への入り口を閉鎖し、エリアを監視するために順番に取った。残念なことに、非常に短い時間の後、ドイツ人は前回のパニック発作に抑制をかけるように戻って来た。彼らは全ての機械と他の付属品を避難させるよう命じました。機械はトラックに積み込まれ、異なる鉄道駅に運ばれた。同時に、一人の兵士が全ての建物に爆薬を配備し始めました。それは工場の死刑判決のようだったが、PZOの労働者はあきらめなかった。
現地のポーランド人は、費用をかけて工場を救おうとしました。残念なことに、爆発物につながるワイヤーを切断するなどの妨害行為や、それらを配備していた兵士に賄賂を掛けようとする試みは、どれも成功しなかった。最後に、人々は貴重な測定ツールを秘密裏に持ち出し始めました。ボイラールームに置かれたスラップヒープに正確な測定ツールセットを隠す絶望的なアイデアもありました。
機械や装置のほとんどはTeplice-Sanovと呼ばれるチェコスロバキアの町に向けられていました。
最後の輸送では、PZO労働者のグループもそこに連れて行かれました。 
1944年10月中旬には、PZOの再建に、より合法的な特質が与えられました。地方自治体の産業部門の命令により、ポーランドの光学産業の一時的な国家管理が設立された。 2週間後、彼らは冬の前に工場を確保するために必要な材料の最初の貸付と割当を受けた。1944年12月末にはPZO工場を再建している人が80人もいました。・・・とのことです。

と、いうことは、ロシア軍がバグ川(西ブーフ川 Bug.riv)、ワルシャワ北東方向50km程を渡川後、激戦で一時退却があったものの、1ヶ月半程度でドイツ第三帝国軍を打ち破り、9月過ぎには、ロシア側で産業の再生案に着手、10月にはPZO の再興に着手、と、いった流れだったでしょうか。
日本の昭和20年って、どんな時間軸で再興していったのだろう。
8月終戦。10月には連合軍が「あのさ、思いっきり工場破壊しちゃったけど、工場再建しない? 資材提供するけど・・・」風なのって、あったのかな?

そんな経過を負ったPZO です。
技術の底辺には、Jena が息づいているとのポーランド側の自負もある、そういった製品造りから誕生した、MIKAR-S ですが、さて、どんな写りなんですか?
何か、Jupter-3 、Jupter-8 っぽい雰囲気がしてますな。。。

ISO 400 開放 1/1250 +0.3EVです。

DSCF6422

ちょっと、明るすぎ。
でも、開放から、しっかり、ですね。
色味もイイです。
被写界深度も、深いようです。

ISO 400 開放 1/1100 +0.3EVです。

DSCF6423

絵が迫ってきちゃって、ちょっと見ていて苦しいな。

ISO 400 開放 1/900 +0.3EVです。

DSCF6424

手前側が、ごちゃごちゃしちゃって、すみません。

ISO 400 絞り8.0 1/280 +0.3EVです。

DSCF6426

絞っても、大して被写界深度が深まりませんね。
開放で、OK というレンズですかね。

ISO 400 絞り8.0 1/320 +0.3EVです。

DSCF6427

この感じならね。
キリキリまではいかないんですけど、「しっかり」とした描写かと。

ISO 400 絞り5.6 1/420 +0.3EVです。

DSCF6429

緑の色味、イイですね。
紅葉の「赤」も、なかなかです。
かなり色味の良いレンズです。

ISO 400 絞り5.6 1/950 +0.3EVです。

DSCF6430

偶然の明暗、いいなぁ。
樹々の葉も、輝いています。

ISO 400 絞り11.0 1/400 +0.3EVです。

DSCF6431-MIKAR

やはり、絞ると反応しますね。
硬さも、アップですか。。。

ISO 400 絞り11.0 1/125 +0.3EVです。

DSCF6444-MIKAR

このレンズ、他の「引伸し用レンズ」より、人の眼に近いですね。
被写体までの途中の空気感を突き割いて、クリア感が高いです。
やるなぁ。

ISO 400 絞り8.0 1/950 ±0.0EVです。

DSCF6538

かなりの描写です。
普通のレンズ、要らなくなってきましたね。重たいし。
朝の雰囲気は、今ひとつかと。

ISO 400 絞り8.0 1/1000 ±0.0EVです。

DSCF6540

こういった被写体ですと、ピーキング取りにくいんですけど、なんとか見れる絵になりました。
しっかりと、写っていると思います。

ISO 400 絞り8.0 1/320 +1.3EVです。

DSCF6542

紅葉だ、黄葉だ、常緑だと、勢揃いの図です。

ISO 400 絞り8.0 1/320 +1.3EVです。

DSCF6544

この絵の笹、「若草色」にも見えますが、ASTIA での撮影です。
少し、「ソフト」な描写だと思いませんか。
PROVIA だと、もっと深い緑なるものと思います。
コントラストがクッキリと・・・って感じに。

ISO 400 絞り8.0 1/250 +1.3EVです。

DSCF6547

優しい、色乗りです。
レンズのせいではありません。

ISO 400 絞り8.0 1/140 +1.3EVです。

DSCF6561

これも、ASTIA で。
やっちゃいましたね、+1.3EV 。
ASTIA なんで、上げても+0.3EV 程度でした。失敗です。⤵⤵⤵

DSCF6687


DSCF6688

DSCF6689


このレンズも、最短距離を求めています。
12mm-17mmの最短ヘリコイドリングでないと、無限遠で合焦しません。
良かった、X-T1 のフランジバックが17.7mmで。
最近の大口径ですと、20mmですからね。2mm不足してます。
その2mmで無限遠が出なかったら、悲しいことになりますね。。。
やっぱ、-R 買わね。。。

・・・このレンズには、ちょっと奢って、12mm-19mmのヘリコイドリングを付けての撮影でした。ちょびっと、寄った絵も撮りたいかと。結局、被写体が見つかりませんでしたが。。。

因みに、このレンズ、8.65EUR = 約1150円ですかっ。やすっ!!



今回は、藤本写真工業のE-Lucky ですね。
引伸機は、得意としていたようなので、期待です。

ISO 400 開放 1/2700 -1.0EVです。

DSCF6417-E-LUCKY開

かなり上質な色合いかと。
決して誇張しないレンズのようです。
逆の言い方をすると、色味、薄くな~い?

ISO 400 絞り8.0 1/950 -1.0EVです。

DSCF6418-8.0

ピンは、捉えていますが、キリキリとくるほどの解像ではないようです。

ISO 400 絞り8.0 1/450 -1.0EVです。

DSCF6419

この絵は、イイな。
もう少し、ピンを追い込めば良かったな。
でも、この木にピン寄せした他のレンズ、そんなに追い込まずとも、あの調子だったけどな。
このレンズ、自然な色味は確定ですね。

ISO 400 絞り8.0 1/1500 +0.3EVです。

DSCF6420-E-LUCKY

逆光に強いレンズです。
物ともせずに良い描写で。

ISO 400 絞り11.0 1/90 +0.3EVです。

DSCF6446

描写はしっかり。
手前は色がなくなっちゃいました。
やはり、「色味、薄くね」。

ISO 400 絞り8.0 1/600 ±0.0EVです。

DSCF6533-8.0

ISO 400 絞り11.0 1/640 -0.3EVです。

DSCF6531-E-LUCKY-11.0

絞り込むと、良い結果になるレンズですね。
結構、奥深い、粘るレンズです。

ISO 400 絞り8.0 1/800 ±0.0EVです。

DSCF6534

朝は、本当にイイ天気だった、んです。
だから、日差しが強かった中での撮影でした。樹々の色乗りが判りやすいレンズです。

ISO 400 絞り8.0 1/950 ±0.0EVです。

DSCF6535

ハレーション、フレア、出ないレンズもあります。
イイ描写かと思いますが、解像度がもう一歩かとも思います。

ISO 400 開放 1/950 -0.3EVです。

DSCF6563-E-Lucky-開

まずまずの解像度はありますが、どうしてもRodenstock と比較してしまうと、「もう一歩」ですね。
ボロい、Made in Japan にゃ、圧勝なので、ホント、惜しいです。

ISO 400 絞り8.0 1/220 -0.3EVです。

DSCF6564

絞っても、写っているんですが、「もう一歩」です。残念!

ISO 400 絞り8.0 1/300 -0.3EVです。

DSCF6568-E-Lucky

左下、ユキヤナギ(?)の解像不足も否めません。
おっしいなぁ。。。

DSCF6682

DSCF6684

DSCF6685

この、E-Lucky は、フランジバックが短くて、ツワモノです。
最短12mm+FXリングアダプター3mm を加えた15mm位で無限遠を確保します。
あとは、ヘリコイドを伸ばして合焦です。

因みに、このレンズ、3.46EUR = 約450円ですかっ。やすかぁ。。。



90mm のRogonar-S に続き、75mm のTrinar です。
Trinar というレンズは、引伸機用のレンズ銘としてではなく、古くは蛇腹式のカメラにも同名のレンズがあったようですね。

ISO 800 絞り16.0 1/340 -0.3EVです。

DSCF6407-TRINAR

あれ?
Rogonar-S より、若々しい描写かな。
色味のイイレンズは、本当にウキウキしますね。
サブレンズとして、いつも携帯したいものです。軽いし、小さいし。便利この上なし。

ISO 800 絞り8.0 1/1250 -0.3EVです。

DSCF6408

これもなぁ。。。この山、苦労したんですよ。
構図の決まらない山で、キレイなのに収まらない山でした。
旅の思い出の1枚です。

ISO 800 絞り8.0 1/320 -0.3EVです。

DSCF6409

この絵は、Rogonar-S に似てますね。
Rogonar-S の方が、距離的に合ってたようです。
この絵も、良いものと思います。

ISO 800 絞り8.0 1/240 -0.3EVです。

DSCF6410

ISO 800 絞り8.0 1/340 -0.7EVです。

DSCF6411

ISO 800 絞り8.0 1/320 -1.3EVです。

DSCF6412

露光を変えて、3発連続で撮ってみたんですけど、2枚目が一番良かったかな。
本当は、自信の3枚目、と言いたいところですが、ちょっと、暗いですね。

ISO 800 絞り8.0 1/900 -1.3EVです。

DSCF6413

こんな絵が、手軽に撮れるなら、最高ですね。
さて、10万円以上するんでしょうね。最近のレンズ。
大口径の、ミラーレスの。15万しますか??

このTrinar 。いくらしたと思うんですか?45.00EURでしたから、5,895円、約6,000円ですよ。
Rogonar-S は、因みに28.57EUR=3,742円位ね。

ISO 800 絞り8.0 1/800 -1.3EVです。

DSCF6414

絵が、ごちゃごちゃになってしまいましたか。
もう少し、足の長いレンズなら、良かったかな。

ISO 800 絞り8.0 1/800 -1.3EVです。

DSCF6415

この枯れ木ねぇ。
凄いギザギザなんだけど、解像度を試したかったので。
期待に応えた描写になりました。凄い!!

ISO 800 絞り5.6 1/5000 -1.3EVです。

DSCF6416-TRINAR

絞りをちょっと開けて、まぁ少しBokeh るんだろうな、と、思っていたんですよ。
そうしたら、こっちの方がキリキリ、バキバキですね。
凄いわ。アートだわ。

ISO 400 絞り11.0 1/120 +0.3EVです。

DSCF6448

コレはちょっと、構図が違うのですが、山の色味は素敵です。
手前がとても躍動的かと。

ISO 400 絞り11.0 1/120 +0.3EVです。

DSCF6449-TRINAR

もう少し、クリアーに撮影する方法ありますか?
早く起きて行けって?
そうですねっ。。。

ISO 400 開放 1/2200 +0.3EVです。

DSCF6519-TRINAR

すっごい、フレアです。
煙ってる。。。

ISO 400 絞り8.0 1/600 +0.3EVです。

DSCF6520

あまり、変わらないかな。

ISO 400 絞り8.0 1/850 +0.3EVです。

DSCF6525

まぁ、普通に紅葉してます。

ISO 400 絞り8.0 1/850 +0.3EVです。

DSCF6527

本当にキレイな山・環境です。
それぞれの樹々の性質で、秋を謳歌している、それを描写する、できた。でしょうか。

ISO 400 絞り8.0 1/140 -0.3EVです。

DSCF6569-TRINAR

かなり、繊細な描写ですね。
Rogonar-S と甲乙付けがたいな。
両方買っておいて良かった。

ISO 400 絞り8.0 1/350 -0.3EVです。

DSCF6570-TRINAR

もう、十分に理解できました。
ありがと。

DSCF6680

DSCF6681

このTrinar は、M42マウント直結と同サイズからのヘリコイド繰り出しで撮影できましたので、実質、M42マウント規格そのもののレンズかと思います。(製品のマウントはM39でしたが。)




今回から、Enlarging Lens = 印画紙への「引伸機」用のレンズですね。
なんで、こんな。。。
確かにレンズですが、光の方向が真逆じゃないですかっ。
絞りは付いているものの、距離合わせのヘリコイドは「不在」で。
なんで、こんなレンズをカマッているんですかね。
でも、存外、イイ写りなんです。
おまけに「激安」で、レンズ沼に飛び込みたい人や、レンズ沼で藻掻いている人には、最適です♡


DSCF6677

どこまでが、レンズ本体か、この絵では不明ですね。。。

ISO 800 開放 1/3200 -0.3EVです。

DSCF6395-ROGONAR

もう、ひと乗り、赤味が欲しかったですが、露光設定が明るすぎました。残念!

ISO 800 絞り8.0 1/1500 -0.3EVです。

DSCF6396

あのー。
どっかの「富岡」より、全然よろしんじゃ、ございませ~ん。
Rodenstock の味が出てますね。最高!!

ISO 800 絞り8.0 1/1300 -0.3EVです。

DSCF6397

これは、どこにピン寄せしたか不明です。
でも、「小径」の雰囲気バツグンです。

ISO 800 絞り8.0 1/800 -0.3EVです。

DSCF6398

ちょっと、ハレーション・・・フレアってイイます?
偶然が、イイ雰囲気醸し出してますなぁ。。。
露光もジャストでした。

ISO 800 絞り8.0 1/750 -0.3EVです。

DSCF6399

こっちも、イイです。
ほんの少しのカメラ~レンズの向き、入射光の角度なんでしょうけどね。
いいなぁ~ Rodenstock のレンズ。
アートだわ。。。

ISO 800 絞り8.0 1/1800 -0.3EVです。

DSCF6401

なかなか、有名処のレンズでも、こうは解像しませんよ!
特に、オールドレンズ。コンディションも様々で、快調のレンズでも、かなり難しい被写体です。
凄いな、「引き伸ばし用レンズ」。

ISO 800 絞り8.0 1/850 -0.3EVです。

DSCF6403

他の紅葉記にもあるアングルですが、このレンズの描写はとても良い、と、思います。

ISO 400 絞り11.0 1/140 +0.3EVです。

DSCF6451

はーっ。
なぁ、高いレンズ何本買ったことやら。。。
このレンズでイイんじゃないの。素晴らしい!!
みなさんも、この山を何回も見ていれば、このレンズの描写の良さ、御理解いただけることと思います。

ISO 400 絞り11.0 1/140 +0.3EVです。

DSCF6452-ROGONAR

中間の山の峰の描写が気に入らねぇのなんの・・・カスばぁっか言っているレンズと違って、最奥部まで、「しっかり」ですね。
あーあっ。

ISO 400 絞り8.0 1/900 +0.3EVです。

DSCF6518-ROGONAR

どうして、レンズの調子が良いと、「朝」らしく写るのかな。
左側から朝日が差しているのは、どーみても、解りますよね。不思議だっ。

ISO 400 絞り8.0 1/100 -0.3EVです。

DSCF6571-ROGONAR

ねぇ。
紅葉樹の解像度、こうなんでしょ。普通。
マミヤは、「処分」か。燃えるゴミの日に出せばイイんですか?それとも、「富岡狂」のお祓いをしてからじゃないとダメとか。。。
Velvia 設定のフィルムシュミレーションと相まって、素晴らしい解像と色乗りです。
ベンチマークになる絵かと思います。

ISO 400 絞り8.0 1/450 -0.3EVです。

DSCF6572

霧が出てきたのでその様子を3連発で。

ISO 400 絞り8.0 1/300 -0.3EVです。

DSCF6573


ISO 400 絞り8.0 1/280 -0.3EVです。

DSCF6574-ROGONAR

霧の中に入っていくと、段々、シャッタースピードが遅くなりますね。
初めて知ったわ。

これから、数本、「引き伸ばし用レンズ」を紹介しますが、今回は第1回目ですので、より詳細にどのようなセットでカメラに装着するか、解説します。
基本的に「引き伸ばし用レンズ」側のマウント径は、39mmですね。違うのもあります。M42とかもあります。


★★★特別な注意★★★
 M39 とかM42 規格のマウントを持つ「引き伸ばし用レンズ」ならば、事は簡単ですが、このレンズは、スチルカメラ用として設計・製造されていませんので、マウント径が「32.5mm」ですとか、「26.5mm」とかワケわからないものも沢山あります。
特に「Cマウント」という25.4mmのものは、フランジバックが17.52mm ですので、実質、ポン付けでFXマウントならば、「やっと無限遠が出る」状態(実際には間にヘリコイドとか噛ませる必要があるので、FXマウントでも無限遠はでない。)かと思いますので、これらM39 等スチルカメラで馴染みのスクリュー径をもっていないものは、敬遠した方が得策と言えます。               ★★★特別な注意★★★


M39 スクリュー(ネジ)出会った場合、即、M39 ➡ M42 アダプターリングを装着します。
この状態から、今回は、ヘリコイドリング付きのM42 ➡M42 リングを多用しましたが、要は、フランジバックを確定させる(最短距離の確定)とともに、焦点調整をする意味でのヘリコイド部分の長さを確保(レンズの繰出し動作が必要)する、と、いうことですので、無限遠が出る距離(最短距離)+合焦させるための距離(レンズ先端までが伸びる距離)の確保が必要です。
無限遠を確保するための距離は、何もヘリコイド付きリングを多用せずとも、M42用のマクロチューブでも問題なく、反ってその方が正当と、言えます。

レンズの焦点距離が長いほど、カメラとの距離を必要としますね。
今回のレンズは、ヘリコイド付きリング2丁掛けでした。あと、M42 ➡ FX リングね。

DSCF6678


DSCF6679

17-31mmのヘリコイドリング2丁掛けで、最短34mm(17+17)+ M42 ➡ FXリング 3mm位ですので、このレンズのフランジバックは、37mm程。これで無限遠が出ます。
あとは、ヘリコイドを伸ばして合焦させれば、OK というわけですね。
ちょう簡単じゃん!




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