M42は如何でしょうか。

M42マウントレンズを中心に、バイクや機械式時計とともに遊んでいきます。

カテゴリ: Watches

久しぶりに、腕時計しますかね。
今回は、Hamilton 。
カーキ フィールド、というシリーズですね。

 
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自分が大好きな、デイ・デイトタイプ。
ダイアルは、Hamilton らしいデザインですね。
大きさは、42mmで、Silver Dial 、 Leather ストラップモデルです。

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竜頭は、「H」の頭文字があしらわれています。
国産のような、抜かりはないですね。

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ピンバックルは、Hamilton の「H」をイメージしたものですね。
Hだから、2本で繋ぎます。
ベルトのステッチがおしゃれですね。

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leatherストラップの厚みは、4.2mm。
ゴツイですね。
色は、ブラックが基調なんですが、つや消し黒のような色合いで、シックでもあり、幅広い利用が想定できますね。
ダイヤルも、シルバーですが、白にも見え、なかなかヤル時計です。
おしゃれ。

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背面は、シースルーバック。
キャリバーは、ETA C07.621です。
ETA2836-2 の発展版ですかね。
機械の動き方は、イイですよ。
平置きで、1日当たりの誤差はナント! 0秒です。
十分満足できる機械式時計です。


諸元を。 
自動巻き・手動巻可・ハック機能付き
毎時21,600振動 6振動
パワーリザーブ 80時間
風防 Sapphire Crystal
防水性能 50 m
ベルトサイズ 20mm


紫陽花を被写体にする季節となり、そろそろ、時計も夏バージョンがよろしいかと。。。
て、ことで、今回は、「ダイバーズ」を紹介します。

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この時計は、海外バージョンの時計ですが、セイコーのダイバーズ、それも、「PEPSI柄」ってことで、長年に渡って、大変人気のあるモデルですね。
中古でも、新品価格を大幅に上回ってますので、持っていて損のないモデルです。

正しい名称は、なんなんでしょうかね。
裏蓋を見ますと・・・

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裏蓋には、SEIKO AIR DIVER'S SPECIAL EDITION とあります。
表側、ダイアルには、SEIKO PROSPEX(マークだけど) PADI DIVER'S 200m とありますね。

まぁ、SEIKO PROSPEX のAIR DIVER'S モデルのSPECIAL EDITION で、PADI コラボモデルってことなんでしょうね。

新品で購入しましたが、当時、246ユーロでした。3万円くらいですかね。
今では、中古で6万円くらいで堂々と出品されてますね。

SEIKO でも、季節といいましょうか、忘れた頃に、このブルー✕レッドのPEPSI 柄を、それも全世界的ではなく、日本を除く・・・ってなカンジで発売してますので、追いかけたい人は世界中にアンテナを貼る必要があります。

因みに、今、世界中どこを探しても、このモデルの新品は販売されていません。
私が購入したときも、国内では、PEPSI 柄とは呼べないモデルのみ販売されていて、アメリカで見つけました。

「PEPSI 柄」とは、時代により色が多少異なりますが、基本、ブルーのダイヤルと赤を一部使用したベゼルであり、ブルーのダイヤルですから、当然白の印字が映えますね。
日本では、コカ・コーラですが、アメリカでは断然、PEPSI ですから。
トリコロールカラーとも、言えますがね。。。

仕様を少々。。。:
・PADIコラボスペシャルエディション
・自動巻きムーブメント(24石・4R36型)
・秒針停止機能・手巻き式機能あり
・逆回転防止回転ベゼル
・裏蓋に段差のあるマーク
・カレンダー機能(デイ・デイト)
・200m防水
・ハードクリスタルガラス
・ステンレスケース (ケース径 45×48mm・厚さ 13.5mm)

第165話で紹介しました、SEIKO SRP 715 Automatic 24Jewel 4R36 とケースは異なるものの、中身は一緒ですので、4R36 24石 6振動/秒 21,600振動/時 ➡ 1日当たり、5秒ですか? とても、正確です。
 ★ パワーリザーブ 41時間
 ★ ハック機能あり・・・このムーブの製造は日本ですね。

って、ところですね。

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ブレスレットは、分厚いダブルロックです。

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4R36 なんですが、第165話の時計とは異なり、3時ではなく、4時に竜頭がオフセットしています。
同じキャリバーなのに、なぜ、竜頭の位置が変えられるのか、頭が悪くて解りません。
ダイバーなら、絶対にこの方が良い。理に適っています。
この竜頭も、非常に頑丈な造りで、とても好感が持てるものです。
マシン的にも巻き上げるときに、ジッ、ジッっと、快感です。

・・・竜頭に「S」とか、ないな。。。
もう少し、こういったところに気を使って欲しいものです。
折角、イイ時計なんだからね。





第154話で同型のAlarm 4H を紹介しましたが、この時計は、とにかく玉数がありません。
やっとのことで、イスラエルから取り寄せたのですが、ナント! 国内モノで、デッドストック状態でポロッと出てきました。
しかも、オーバーホール済みとのこと。
とにかく60年近く前の時計ですから、絶対にオイル切れですし、使用前にはオーバーホールは欠くことができません。
ですので、無条件に購入した次第です。
しかも、第154話の時計は、メタルチックなダイヤルでしたが、この時計はご覧のように「ホワイト&外周がシマ模様」です。
やった。2台目でも、差があります。

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すげぇ。。。
めちゃ、キレイ。。。
ケースも新同です。

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ベルトは新品のタグ付きでしたが、もったいないので、手持ちのワニ革ベルトに速攻、交換しました。
1961年、昭和36年当時、定価は7,200円とタグから判明しました。
その当時、大卒初任給はいくらだったんですかね。

あるネットの情報によると、15,700円だったようです。
45.8%ですか。。。

平成29年の大卒初任給は、厚労省の調査によりますと、206,100円だそうですので、現在購入するとしたら、94,393円 ≠ 94,500円くらいでしょうね。
相当、イイ時計が買えますね。今ドキの大卒者がそんな高い時計を買いますかね?
5万円でも十分イイ時計が買えちゃいますからね。

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素晴らしい。なんたって、デッドストックですから、キズひとつ?ありません⤴
この時計のラグ、貫通式なんですよね。
ある意味、珍しい構造ですし、バンドを交換しやすい、という利点もあります。

私的には、大賛成の構造です。決して、チープには見えませんね。

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製造番号の頭3桁が、107ですね。
1961年7月製造で、660台目です。

と、いうことは、私が満2歳の誕生月に製造された時計です。
あと2ヶ月もすれば、弟が誕生する頃の時計・・・
兄ぃちゃんになるのは、嫌だと言っていたそうです。
そんなに長く時を経てきたんだー。
お互い、トシをとったなぁ!




今回は、ROAMAR。
日本でいうと、SEIKOのように一般的で、価格的にORIENTってカンジのブランドですかね。
非常に多くのストックがある時計かと思います。

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これ、ROAMARじゃないですね。
じゃあ、なに?

答えは、今、インドでは、欧州のほぼ死んでる時計をパーツとして輸入し、ダイヤルをリフレッシュして、勝手にデザインしたものを販売してますね。
ダイヤルの「リダン」、なんてものじゃないです。
オリジナルを越えています。

だけど、世界中では、今も、住まいの近くにコンビニはなくて、電池もない、そんな状況なんです。だけど、オシャレはしたいのです。

だから、欧州から耐久力のある、手巻・自動巻腕時計をパーツとして輸入し、インド的なデザインに移し変え、販売されてますね。
このデザインの特徴、ある意味、「勢い」というのは、新興国ならでは、と、いうものがあります。
現在の日本は、残念ながら、「高齢化社会」であり、未来のない、死にゆく国家であります。

なんで、こんな国になってしまったのだろう、私は、残念で仕方がないです。
私が考えるに、民法も税法も皆悪くて、だから、こうなってしまった、と、思います。

人ひとりが、未来に向かって、充実した環境を歩むことができない、それが「日本国」だと思いますね。
その比較対象として、今回、インド産?の時計を取り上げたのです。
そのデザインをもう一度見てください。
SEIKOには、絶対に反映されないであろう、このデザイン。
インド人が、勝手にROAMARというSWISS時計のダイヤルをいじくり、勝手に改竄したんです。

だけど、若々しさ、を感じませんか?
それが大事です。決して、「後期高齢化」してないんです。
この時計、2,100円ですよ、送料込みで。

だけど、その2,000円を欲しくて、改造し、リファインして売っているんです。
➡日本の若者で、2,000円が欲しくて、時計を改造して、売っている者がいますか?
多分、いない。が、現実です。

2,000円ならね、マックでバイトすればあっという間に稼げるし。。。というのが、現実です。
それが、日本国民の未来を危うくしているのだと、私は思います。
手に職がないのです。

誰かに命令され、それも全うすることができず、失敗すれば、「すみません。」と言えば寛容される。それで逃げ切れる、そんなのが今の日本人です。
あまりに、寂しい。。。手に職、のヒトは、自分ができていないことに猛烈に自己反省し、自分を痛めつけ、そんな自分に対して命と引き替える、そんな対価(2,000円の話。すぐに稼げるかと錯覚している若者の話。)の求め方をするヒトと決定的に差異があります。
なんたって、発展途上の向上心がある国のヒトならば、自己ありき、命がけですからね。自らに対して、「意志」があるのです。

大事だなーぁぁぁぁぁ
「生きる」、ということに対して。

では、詳細なところを紹介しましょう。

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ベルトは、革ですが、表は何かカーボンをイメージしたかのようなバンドが付属してました。
カーボン調とダイヤルのフェイス、インド的に頑張ってます!

裏蓋側はというと、こんなカンジ。

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もろ、ROAMARやん。。。
中のキャリバーは、もはや、なんの誰ベーか判りません。
概ね、1日で20秒、遅れます。

2日で1分遅れません。そんなのが、インド的です。
日本人なら、もっと追い込みますね。それこそ、誇り高き、世界の見本たるJapan、ですよね。








今回は、いよいよ、Frederique Constant 。
フレデリック・コンスタントは、デザインは元より、開発、製造、組立、調整、ケース組付まで、全てのプロセスをスイスの自社工房で行っているマニュファクチュールです。
「Hand Made」に気概を持っている時計師、ですね。

なかなかないんですよねぇ、こういった時計メーカー。。。
日本の時計屋さんも、見習ってほしいですねぇ。。。

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フレデリック・コンスタントは、1904年創立の時計の文字盤工房が前身で、1988年、本気でヤル気が出ちゃったメーカーですね。時計業界では、本当に新しい。。。
このダイヤルを見てて、どこのメーカーのダイヤルに似ているか、判るヒト?

はーい❤
セイコーの、亀戸に似てると思います!

はーい❤
よくできました。って、思いませんか?

私は、よく似ていると思います。クリソツです。
いつの時代も良いデザインは、廃れることなく支持される貴重なデザインだと思います。

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ケースも、流れるようなデザインですね。
このような、ラグへと繋がる流線型は、本当に好きです!
ケースも薄くて、ホント60年代初頭の「薄型腕時計」を彷彿させるアンティークな最新型時計です。

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出た。
これは、亀戸とは、「全く」違うんだな。
画像をクリックして、デカ画面で見てください。
西洋の紋章のような、細かいデザインで竜頭が飾られています。
長い年月の中で、この竜頭がサードパーティ製に交換されているのか、または、純正か、によって、その時計の素性も判るというものです。凄い!!

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バックルにも。
こちらは、彫り込みでなく、印刷ですけどね。
家紋なのかな?
セイコー、服部家の家紋ってどんなのかな?
まーっ、「鶴」もありですけどね。
誇りある「旗」が、日本人は不得意ですね。
湾岸戦争の時も、西側の多国籍軍から、「おいおい日本よ、金は出すけど人的貢献をしないとはどういうことだ?皆、死ぬのは嫌なんだよ。」「Show the flag!!」とバカにされましたね。
当時の日本は、「白旗」なら持っていたとは思いますが。。。
誇りある紋章は、とても大事だということです。「TRADEMARK」も同義ですね。

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裏蓋は、シースルーになってませんね。
製造番号の「3385388」は、シールで張ってあるみたいです。

少々、諸元を。
キャリバーは、FC-303。26石。
8振動/秒 28,800振動/時。38時間のパワーリザーブ。
ハッキング可能。 クイックデート有り。ってところですね。
外国の腕時計は、皆、28,800振動だなぁ。。。やはり、見劣りするジャパンメイド。

この「FC-303」は、古くはETA社の2824-2 25石で、第163話のMaurice Lacroix Pontos PT6048に繋がるものがあります。この2824-2をSellita社がSW200-1へとスープアップし、26石のキャリバーとなりました。このSW200-1を活用したのが、FC-303ですね。

ややこしい。。。 

追伸
Frederique Constant は、2016年時点で、日本のしちずんというお金持ちの会社に持っていかれちゃいました。➡なんてことすんの!!


今回は、SEIKO。
セイコーの時計は、古いものばかりの紹介でしたので、少しは新しいモノもね。
この時計、逆輸入なんで、名前がないですね。
「SRP」の型番しか無いです。
一応、「SRP」の型番がつく高いものは、「PROSPEC」、安いものは「SEIKO 5」がありますね。

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おおっ、とても見やすい、確認しやすいダイヤルですね。さすが、SEIKOです。
第21話のロードマチックも、そうなんですけど、私的には「デイ・デイト」ね。
何曜日か、何日か、時計に「機能がない」のは、許せませんね。
な~んとなく、フェイスはダイバーみたいなんですけど、ベゼルはお飾りです。カッコだけね。
日曜日が「赤」なのは、本当にイイです。ジャパンメイドです。
この時計、世界中で販売されているようで、「月・火」の代わりに「何語だかわからない曜日」が標準装備です。
ドイツ?フランス?スペイン?イタリア?・・・正解はスペイン語でした。なんでぇ??

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竜頭に仕掛けはありませんね。安い時計だからかな。
こうゆうところに、「拘りがないと」なぁ。。。大した原価じゃないだろうに。

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バックルタイプですね。安いから。
オリエントの時計だと、ナナメに飾りのある社名でしたが、ねっ。
どうも、徹底的に原価を下げようとしてますな。
買った人の、「所有感」にもっと訴えてほしいものですな。
腕時計1本は、1本のお客さんです。腕時計1本買えば当分の間そのメーカーのファンになる訳で、「次回」を考えれば、自ずと「何が他社との差別化」に繋がるのか、キャリバーの性能ではもう差はないんですよ。他だ、ほか。

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おおっ、ローターのところに「4R36A」とありますな。
4Rは、7S系から派生したそうな。「36」というのは、デイ・デイト機能付きということ。
7S系は、70系からの発展形ということで、オールドワッチだと、セイコー5スポーツだとか、セイコー5アクタスだとか、要は、第二精工舎のキャリバーの発展形ということですな。
「4R」の「4」だって、私には、第二精工舎しか連想できませんな。44・45。。。モロじゃん。
4R36は、国内向けには「プレサージュ」なんかにも搭載されていますね。ちょこっと高級向けには「6R」も採用されていますが、この4R36が受け持つ価格帯は非常に広い。
だから、高級時計買っちゃったぁ・・・と、思っても、ナント!
中身は1万円のオートマチック(機械式)と同じだったりして。
恐ろしや恐ろしや・・・

諸元を少々。
4R36 24石 6振動/秒 21,600振動/時➡これで十分追えるらしいです。自信タップリ!!
    パワーリザーブ 41時間
    ハック機能あり・・・このムーブの製造は日本   

更に、ローターの真ん中に「SEIKO TIME CORP.」ってあるじゃないですか。
「SEIKO WATCH CO.」じゃないんだ。。。変なの!
➡セイコーが新たな英社名を決めるのに、WATCHじゃ腕時計しか作らないメーカーに思われるだろ!
 CLOCK(掛時計や置時計)だって作っているだろ、我が社を正しく表現していない!
 じゃ、なんて社名にすればイイんですか?
 そうだな、総合的な時間のメーカーだからな。「TIME CO.」で、どうじゃ?・・・
 ってな調子だしょうな。
 CLOCKを作ってたって、WATCH CO.の方が圧倒的に生産量も多いだろうし、カッコいい。
 外人が、TIME CO.で意味判るんかいな!!

製造年月は、6Nですな。
2016年11月ですか。。。もう、我が家に来て、1年かぁ。。。早いものだ。歳取るわけだ。

なんだかんだで、正確に時を刻み続ける時計であって、曜日・日付は1段引きのセイコー方式で調整も楽ちんで、ケッコーな時計です!
➡ 長針を回していると、ETAなんかだと一気に更新しますが、セイコーは午前4時くらいまでかかります。
今の時代、遅くね???







第151話で紹介しました、SEIKO のCROWNをオーバーホールしましたので、再度紹介します。

機械式時計は、なんだかんだと、3年位ですかね。油を指してあげないと弱ります。
5年でも、平気かと思いますがね。。。
前回のオーバーホールから、丁度、3年経ちましたので、臓物のメンテです。

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いやーっ、超きれいになっちゃいましたね。ダイヤル。アワーマークも金ピカです。
こんなにも変わるのか、どうやったのか。。。
効率の良い洗浄剤があるのでしょうね。
因みに、出す前は、こんなカンジ。

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ねっ。ケースの光具合もだいぶ違うでしょ。
この状態でも、十分キレイだとは思いましたがね。
金ケースですよって、はっきり判るようになりました。

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ケースに映り込みますね。
風防自体は、キレイだったんですが、内側からも清掃してくれたようですね。
自分ではできませんしね。

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圧巻だったのが、この裏蓋です。
なんですか、これ!
新品のようです。「鶴」マークもイキイキです!

因みにBeforeは、というと。。。

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あっちゃあ!
全然、違います。
イイ仕事してくれました。
「正確堂時計店」、要望以上に想定外のイイ技術で仕上げてくれました。あんがとさん!



今回は、Maurice Lacroix のPontos というシリーズですね。
型番は、ポントスですので、PT6048といい、 25Jewelsですか。2009年製です。
キャリバーは、ETA2824-2ですね。8BEAT 28,800振動/時。
エイトビートってのがイイですね。

モーリス・ラクロアは、とても新しいブランドで1975年に設立。スイスの高級腕時計ブランドとして、2006年に自社製ムーブメントを発表し、以降、2017年までに14もの自社製ムーブメントをラインナップしてます。やるじゃん!
・・・私のは、ETA社製ですけどね。やっと、自社製ムーブを開発し、量産を始めた3年目っていう時間帯の時計ですからね。
ポントスという時計は、モーリスに言わせると、「時の流れを現代的に表現するポントスには、スイスの時計製造の伝統と現代的な優れたデザインを組み合わせたもので、これにふさわしい高い精度の機能を搭載しており、一切の妥協を許さない時計通に捧げるこの時計には、厳格さと創造性が巧みに融合されています。」とのことで、「このポントスこそが、技術的革新と美的表現は共に確立されるというブランド精神の具現化」だそうです。
確かに、すごい精度の時計で、3日くらいでは、1秒も狂っていません。機械式ですよ、この時計。更に、ダイヤルのデザイン・光り輝くアワーマーク・裏側の装飾ともに「拘り」の塊です。

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ギョーシェ彫りの輝き、アワーマークもバー全体で、マーク端の2点で、端の1点でと、めちゃくちゃ反射し輝きます。こんなの見たこと無い。

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高級機にお約束の竜頭のマーク。

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無反射コーティングでは、無いようです。
Пコーティングしてあると、マゼンタ色がないかどうか気になっちゃいますからね、コーティングがないと、ホッとしますね。・・・ホントかい!!

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6時のアワーマークは、バー全体で輝き、7時は1点で、8時も全体ですか、輝いてます。
革ベルトには、モーリスのマークがあります。
このマーク入りのベルトは、発売当時からの証で、現在の純正品の交換ベルトにマーク入りがないんですよ。
どーしたらイイかな。
もう、古くなったんで、換えたいのに換えられませんがな。

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差し込むタイプのDバックルなので、先っちょは薄くないと入りません。
このバックル、すごく使いやすいんですよね。2点の丸いノブを押すことで2本のレバーが縮まって外れます。

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裏側にも、波目模様がっ!!
テンプの緩急装置が、正に、ETA2824-2らしさを表しています。正確です。
月差数秒、と、いったところでしょうか。



今回は、SEIKOのローレル。
諏訪精工舎製で、「セイコーマーベル」のマイナーチェンジ版として、低価格帯を狙った製品のようです。
製造開始は、1958年3月で、60年には亀戸第二精工舎へ生産移管し、61年には製造中止となった、割と短命な腕時計ですね。
「ローレル」の銘は、精工舎にとって、誇りのある銘であり、古くは、大正2年に精工舎が初めて手掛けた腕時計のネームになりますね。
日本人にとって、最初の銘とは誇りに思いますものね。

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驚きの綺麗さです。
とても、59年前の時計とは思えません。
私がちょくちょくお世話になる「正確堂時計店」さんが、どーも気合の入る店で、勝手にキレイにしちゃうんですよね。
・・・「あのさ、持ってくる時計自体がイイ状態だからさ、磨くの止めらんないんだよね。こっちだって、納得いきたいじゃん。」だって。。。

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セイコー得意の「鶴」のマーク。
続いて、EGP 20Microns 20ミクロンの電気メッキってことですね。
裏フタは、ステンレス。
製造番号 972256
裏フタのモデル 14036 頭2桁の14で、直径30.8mmってことですね。
性能は、5振動/秒 18,000振動/時。

ナント!!
このローレル。頭2桁が9と7だってぇぇぇぇぇ!!
と、言うことは、1959年製造で、製造月が7月ってことじゃないですかっ!!
皆様、落ち着いてください。
こっ、この時計は、ナント!!
私の誕生年月と同じです。はい。
と、言うことは、私と一緒の時間を歩んできたSEIKOの時計ということですね。
すげえ!!

まっ、知っていて購入したんですけどね。
なかなか、無いですよね。誕生月モデル。

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時代背景から、薄いケースです。
セイコーローレル、誕生月モデル。
大切にしていきたいと思います。
日差15秒位ですかね。・・・ちょっと不安定です。この時代のセイコーは、もっと合ってますね。驚くほど正確なのが、SEIKOです。


今回の時計は、ギョーシェ彫りとUnitas 6497-2というメカのクローンが売りの時計です。

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クローン?って、ナニ??

はい。バクリですね、はっきり言って。

パクリって、ナニ?

はい、はっきり言って、そんなことすんのは、中国の仕業ですよ。

え"ぇっ。メードインシナっすか。。。

いえ、部品として調達したものを、フランスで仕上げた時計です。
メーカーは、一応、Markenlosといいます。

心臓部、Unitas 6497-2 (この時計は、もどき。)は、言わずと知れたPANERAI搭載のムーブメントですね。
パネライ搭載のムーブは、17石 6振動/秒 21,600振動/時 パワーリザーブ56hですが、
この時計のムーブは、  17石 6振動/秒 21,600振動/時 パワーリザーブ46hです。
やはり、心臓部のゼンマイに高張力の金属を使えていない技術力の差、がありますね。

でも、構造は、ソックリです。

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下側に心臓部、テンプが見えてます。
このテンプの緩急を調整するモノが、ユニタスとソックリの「スワンネック」になっています。
スワンネックですと、オメガも同じ構造ですが、小さなネジをねじ込みつつ調整ができ、とても微々たる微調整ができます。
え"ぇっ、かっけーーー!
ブルーのネジや彫りの入った台は、ユニタスそのものですね。

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バネ棒も、ちょっと高級感が。
ちょこっと見えてるピンをズラすんですかね。見たことない。。。

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この、ROLEX張りのアンティークな竜頭、手巻きするのにしやすいんですヨ。
竜頭は、こうあるべき。と、思いますね。。。
ケースは、316Lステンレスですね。
一般的にケースのステンレスは、「304」という規格ですが、その304の上を行く素材です。金属アレルギーが少ないようです。パネライなどの高級時計メーカーが使用していますね。

なんだかんだ、性能も安定していて、スワンネックで、ケースも44mmのデカフェイスで、老眼でも1分まで確認でき、見ていて楽しいそっくりさんでした。
ギョーシェ彫りじゃなかったら、買いませんでしたね。

あのね、この時計、凄いんですよ。
1日当たり、誤差0秒です。
ホント!




今回は、RICOHのオートマチック。21石ですね。

リコーのダイナミックワイドは、長い間製造・販売されていまして、そのデザインも多岐に渡ります。
腕時計のデザインで、各社が思考を凝らした全ての楽しいデザインが「ダイナミックワイド」シリーズにあると言っても過言ではないでしょう。

もう、パクリまくりでっせ。

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これは、私が大好きなデザインのモノですね。
12時にデイ。
3時にデイト。
・・・「SUNDAY」が赤字なんだなぁ・・・ホッとします。
第136話のORIENT Oyster President Dignitary Classic や、第148話のLouis Erard Heritage と同じコンセプトですが、なにせ、このRICOHは1970年代か80年代初頭ですからね。先輩です。
第142話のCITIZEN SEVENや第133話のCITIZEN Auto Dater CROWN7 には、負けます。1960年代です。いっちゃん古いです。

・・・でも、この風防、オリジナルなんですかね?
小さくて、何日なんだか、全く判りません。リコーお得意のレンズ付き風防がオリジナルなような気がします。
「R」が9時にありますね。いい雰囲気です。付けれるモノは何でも付いています。

別の角度から。

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風防は、キレイなんですけどね。

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竜頭に「R」とか「W」とかないんですね。
「R」が、本命です。なにもないので、多分サードパーティ製に交換されていると思います。
中の機械、大丈夫かな。。。

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おおっ、グッピーとは全く違って、Good Condition ですな。
スクリューバックなケースは、高く評価できますね。
諸元は、判然としませんが、1975年当時の「Auto」ですと、
21 石 5振動/秒 18,000振動/時 power-reserve 37h ってところですかね。
竜頭を1段引いて時間合わせ、2段引くと、引いてしまうと、日付合わせです。
➡ 困るんですよね!このパターン。
  シチズンも同じなんですが、2段引くのって、「えいっ」とやるじゃないですか竜頭。
  すると、「パシャ」っとか言って、ダイヤル上は変化なし・・・いや、日付が・・・
  あれっ!ってことに。・・・なんだよ、また、1周回ってくんのかよ!と、なります。
➡ 「世界は、セイコー方式に」・・・なってください、頼むから。


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6時の上に、「赤い花?マーク」が。
ダイヤル上で、一番輝いています。
リコーの機械式時計の最晩年期に付けられたそうです。
意味は、不明です。

この時計は、スペインからの里帰りです。おかえりなさい。
時間ですか?もち、Made inJapanですから、正確です。
普段使いに耐えてますよ。。。




今回は、シチズンのデラックス グッピー、19石です。

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おーっ、ゴールドだぁ!
アワーマークが、金攻めじゃぁぁぁ。。。
光に反射して、1線でキラキラ輝くぅ。。。
高そうだぁ・・・
グッピーは、1961年リリースです。

グッピー??
なんだ、そりゃ??
こいつか??

ウーパー


違う!
こいつじゃねえ・・・
こいつは、なんて、言ったっけな?
昔、流行ったな。。。

こいつか?

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あのね、更に違うでしょ!
これは、どら猫ってんだよ!!

すまん。これか?

グッピー


おおっ、こいつだ。
こいつは、今でも人気の観賞魚だ。
やたら、増えるらしい。。。
色味も、キラキラで、時計の名前に相応しい・・・くねえよ!

なんですか?
グッピーって!
超、変な名前なんだけどーーーーー


はい。
この腕時計は、シチズンのグッピーって言います。
時計らしくない名前、他にありません。。。
海っぽい名前でしてら、Seaなんちゃら、とか、ケースが金なので、Goldなんちゃら・・・なら、納得ですが。。。

諸元を。
 Cal.9200で、19石、5振動/秒 18,000振動/時ですね。
 ケースサイズは、35ミリ。手巻きです。
 1961年(昭和36年)リリース。
 CGPケースでキラキラ。防水パラウォーターですね。
 
結構、希少品みたいです。なにせ、この腕時計に購入したいと目が行く方は、相当、変でしょ。。。
グッピー、ですからね。
私が、「就職祝い」、「なんちゃら祝」で買ってもらうとしたら、「グッピー」という名の腕時計をわざわざ買いませんよねーーー
普通、当時でしたら、「より高いもの」「より高性能なもの」を買ってもらったでしょう。
・・・俺は「中流階級」だと。。。

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でもね、このGOLDどーなのよ!
めっちゃ、イイ雰囲気じゃあないですか?
エエ・・・デザインじゃないですかっ。

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グッピーの裏蓋の中央には2匹のグッピーが刻印されています。
光の加減で、実は、3重に丸がありまして、「CITIZEN」だの、「CGP 20MICRONS」だの「STAR」だの刻印してありますが、撮影できるほど、山の高さがありません。全ては、再販売する折、磨いてしまって摩滅しちゃっています。残念。。。


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今回の時計は、なかなか無いシチズンのアラームです。
シチズンのビンテージは、本当にデザインの良いものが多いですね。
このダイヤル、見てやってくださいよ!

今、このデザインでもイイくらい素敵なデザインです。
大夫、時間が経過しているので、発売当時のダイヤルは、もっと、キラキラしてたんじゃないでしょうか。

4Hって、何でしょうね。
4Hとは、Four Handsですね。4本の手、というか、4本の針があるから4Hです。
4-hon-HARIで、4Hじゃないみたいです!

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竜頭が2個あります。
2時の竜頭は、アラーム用のゼンマイを巻く。そして鳴動時間をセットする。鳴動を止める。という機能があります。
一番押し込んだ状態で巻きますと、ゼンマイを巻きます。1段引いて回すと鳴動時間のセット。そのまま待ちますと、ベルが鳴る。ベルが鳴ったら、竜頭を押し込んで終了です。
4時の竜頭は、時計本体のゼンマイを巻く機能と時間合わせですね。
1段引いて時間を合わせます。

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初中期のモデルなので、鳴動を誇張する穴が空いてますね。後期のモデルでは、穴が空いていません。
二重の裏蓋です。
どんな音がするかと言うと、セミの鳴き声・・・羽根をこするあの音に似てますかね。
ジィージィーっと、夏の午後を想像させる音です。

20ミクロンのCGPメッキで、STARケースですね。
製造時期は、頭が202ですので、1962年2月製造ですか。

素人には禁じ手ですが、蓋を開けてみました。

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おおっ、17石だといっております。
機械は、とてもキレイです。
ケースも下手にこじ開けらけて、欠損しているものもありますが、セーフです。
国内モノの初期型は、どうも19石だったようですが、この4Hになってから、17石になったようですね。
CITIZENのキセキをみても、キャリバーは、「A型」➡「980型」と掲出していますが、その「980型」は、18,000振動/時というスペックだったようです。この17石のキャリバーは見つかりません。
1958年のスーパーデラックス(Cal.9202 18,000振動/時)の系統ではあると系統ツリーにはありますが、キャリバーの形がぜんぜん違います。本当にその系統なのか、疑問ですね。
型番くらい、キャリバーに刻印しとけってカンジですね。
あーっ。裏蓋の下から2段目、「15708」がヒントかも。Cal.1570かCal.5708・・・どちらも該当がないみたいです。

裏蓋の裏側は、こんなカンジですね。

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綺麗なものです。

この腕時計は、イスラエルから来ました。
イスラエルのバイヤーは、イイ人でした。ありがとうね。

今回は、SEIKOのChampion 850です。

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このチャンピオン850は、亀戸の主軸・クロノスの後継機「チャンピオン」の簡素化版という位置付けで発売されたようです。ですので、お値段も簡素化?され、大衆向けだったのでは、といえる製品ですね。

「クロノス」のキャリバーは、54。1958年製造開始。17・21・23石あり。18,000振動/時。25.6mm。
「チャンピオン」のキャリバーは、CH。1962年製造開始。19石 18,000振動/時。25.6mm。
「チャンピオン850」のキャリバーは851。1963年製造開始。17石 18,000振動/時。25.6mm。

??・・・チャンピオン850の「850」って、何だ?
キャリバーは、851だしなぁーーー

答えは、「チャンピオン850アルピニスト」っていう、モデルが有りまして、そのモデル搭載のキャリバーが850ですね。同じ17石ですが、防水モデルとか、とにかくアウトドア用のモデルで、海外で人気のモデルです。

なぁんだ、アルピニストを売りたくて、そのついでに発売したのが今回取り上げたモデルか。
海外用に安くて高性能なモデルを売りたくて、おまけで国内用にリリースした・・・
変なの。。。

裏側を。

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第152話のゴールドフェザーと製造元が同じなんで、裏蓋のデザインも酷似してますね。
ネームの下が、EGP。・・・電気メッキですね。
その下は、J15018・・・34.2mm・・・1960年代になると、ケースが大型化してますね。
 ゴールドフェザーは、3時~9時で約34.0mm。
 チャンピオン850は、3時~9時で約35.5mm。1.5mmですが大きくなってます。


マイ風防研磨前のお姿です。
やはり、ダイヤルの見やすさが違います。

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今回は、セイコーのゴールドフェザーです。

007には、GOLD FINGERって金が大好きな映画がありました。
競馬では、Golden Pheasantっていう、アメリカの馬がいましたね。Grey Sovereign系の血統で、有望だったのですが、いつもは気のない走りで、あのジャパンカップでも人気がなかったのに、そういったときだけ「激走」➡「大穴馬券」・・・トホホ・・・マジックナイトは買ってましたが・・・撃沈。

何の話だ?
そうそう、黄金の羽根、でしたね。
フェザーなんで、時計の針も極細ですね。軽そう。。。ふわふわです。るんるん。。。

「ゴールドフェザー」は、1960年にリリースされました。当時は、「薄型の高級腕時計」に需要があり、この需要を開拓するため、生まれた製品ですね。
昭和34年当時、世界一と言われ、厚み3.50㎜の機械を搭載したタカノ「シャトー」が登場しました。
そこで、負けず嫌いの「精工舎」は、機械の厚みを3㎜未満に目標設定し、完成した製品の機械の厚みは、ナント2.95㎜というものでした。ははっ、その差0.05mmを当時、判断できたのでしょうか?

「負けず嫌いの精工舎」と書けば、当ブログをご覧の方なら、すぐに判りますよね。
そうです、この羽根のように軽くて薄い世界最薄の腕時計「ゴールドフェザー」を製造したのは、第二精工舎・亀戸ですね。
もーっ、なんて性格なんだろ。実質的な機械の性能向上ならまだしも、0.05mmとは素人には解らないよな!!

諸元を。
Cal.60M 手巻き 5振動/秒 18,000振動/時(Cal.GF 18,000振動/時もあり。)17石/25石あり。


裏側を。

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おおっ、神々しい。
Gold Featherがかっこよく書いてあって、その下は。。。
14K GOLD FILLEDですか。14金・14カラットの金を圧着方式により一体化させたものですね。
金好きには、たまりませんな。世の中には、この上に18Kがありますけどね。

その下が、J14060Eですか。J14が31.9mmを表していますが、最後の「E」は、なんでしょね。

発売当時、当時の大卒初任給と同額程度であった、ゴールドフェザー。当時の一級品ですね。

マイ風防研磨前は、こんなカンジでした。
羽根、折れそーーー。

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この美しさ、優雅さ。
凄いですね。。。
この腕時計、日本製ですよ。セイコーが作りました。
なぜ、今の時間帯に、このようなデザインで、最新式の機械を入れたものがリリースされないのでしょう。
不思議だ。
機械式だと、Presageなんてのがリリースされていますけど、現在のセイコーは、第二精工舎=亀戸が主導権をもったデザインばかりで、私としては、次の感想があります。

1 あーっ、亀戸だ、と、判るデイト表示しかないか、全くデイ・デイト表示がないデザインと機能の時計ばかりだ。
2 性能本位の部分では、めちゃくちゃ高い製品がある一方で、次の価格帯の時計は・・・というと、エントリークラスの安いけど、質感・デザインともチープな時計にガクンと下がるラインナップだ。
3 今でも、「セイコー5」という機械式時計を海外向けとしてリリースしているが、これはこれで、世界中から支持されている。

って、カンジです。
亀戸らしいな。。。
絶対に負けない「Special」モノか、意地でも通す昔の栄光のデザイン。それをポリシーというかアイデンティティというか・・・

デザインが飽きちゃうから、今では、海外勢に押し戻されていると思いますね。
今では、当時競っていた「性能」は、どのメーカーもいい勝負。
ならば、味がある機械式時計へ回帰するユーザーがいる。
性能が同じであれば、デザインの良いものを選択する。・・・当たり前ですね。

この時計のプロフィールを。
・・・Profileって、和訳は「横顔」ですね。かっこいい。。。

このクラウンは、諏訪精工舎が製造し、1959年3月から1966年初頭まで、約7年間も製造されました。
ムーブメントは、Cal.560。手巻き 19石、5振動/秒・18,000振動/時ですね。
ロービートなので、耳に当てると、チックタックとイイ調子で時を伝えてくれます。
・・・クラウンは、21石の方がよく売れたみたいで、この19石モデルは割と少ないようです。
・・・それで、ダイヤルがこの状態なら・・・いつ売るか?  モウカルカモ。。。

裏側を見てみましょう。

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一番上は、「鳥=鶴」のマークがあります。なぜ、鶴かといいますと、精工舎発展の礎、技師長の吉川鶴彦氏の「鶴」からとって、「鶴」です。
 なにも、鶴はJALだけではない。。。本当は、鶴はSEIKOでしょ。。。
2段目~3段目が、FRONT EGP 20MICRONSで、表側のケースは、電気メッキで厚さが20ミクロンです、と言っております。
4段目が、BACK STAINLESS STEELで、裏蓋は、ステンレスざんす。
5段目が製造年月と製造番号で、1201259は、1961年2月製造、5桁の製造管理番号ですので、昭和36年辺りですと、セイコーは、月産99,999台まで管理できる製造をしていたことになります。
因みに数年前の他のモデルですが、管理製造番号が4桁のものを見たことがあるので、この時期のセイコーは、飛ぶように売れて、社員のボーナスも、さぞ、良かったのではないでしょうか。

6段目が、ケース番号で、J14080の内、J14が31.9mmであることを示しています。
7段目が、CW。 CROWNのCWですね。ツメてみました。
セイコーのこの時代は、まだモデルが少なかったので、こんなカンジですね。
MARVEL➡「M」。UNIQUE➡「U」。SUPER➡「S」、という風です。

刻印を1つ打つのだって、費用が掛かったでしょうから、随分と丁寧に製造されたセイコーのクラウンでした。。。
 

 

第134話で紹介したリコーのDynamic Auto ・・・TAKANO Chateau を引きずった最初期型なんですが、なんか、ダイヤルが見にくいといいましょうか、やっちまえ、ということになりました。

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一見、綺麗なように見えますが、パソコンで、大伸ばしにしますと、風防に無数の傷があります。
角度を変えて。。。

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老眼で直接見てもわからないのですが、拡大鏡やカメラでどアップで見ますと、無数の傷がありますね。

では、マイクロファイン #1200~#1500を使用して、ゴシゴシやります。
今回は全面なので、小さく円を描き、大きく平均を取るように磨きました。

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劣化が進んでいる部分は、大きく粉が吹きますね。そうなんだ。。。

次に、空拭きした後のお姿。
この状態から、仕上げにサンエーパールで磨き上げます。

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すると、こうなりますね。
6時辺り、透明度が全然違いますな。

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角度を変えて。

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パソコンで、どアップにして確認しますと、「おいおい、新品状態じゃないか。傷一つない。」と、6時から4時辺り。残念ながら、デイト表示窓上に1本、2時アワーマークと針との間に流れるように長い傷が1本まだ残っていました。・・・目視では、全く見えません。
無精してペーパー掛け2段の作業を1段飛ばした報いですね。

更に、角度とEVを変えて。

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いやー。15分程度の軽作業にしては、こんなもんじゃないの。
とても、きれいになりました。
EVを明るくしてみました。

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ピカピカです。
更に、どアップで確認を続けたところ、7時~8時間のダイヤルにサビ?不着ゴミ?を発見しました。風防には関係ないのですが、風防がきれいになっちゃうと、他のダメが見つかっちゃうのが痛し痒しですねっ。





今回は、Louis ErardのHeritageっていうモデルです。
自動巻きのメカニカル腕時計ですね。
キャリバーは、「ETA 2834-2」ですね。
一応、
8振動/秒 28,800振動/時のHI BEAT
日付・曜日送りは、竜頭を1段引けばできます。セイコー方式ですね。
42時間のパワーリザーブ
サファイアガラス
ケースサイズは、40.0mm というのが諸元ですね。

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この、不変のデザイン、好きだなぁ。。。
Heritageって、「遺産」みたいな意味でしょうが、「伝統的な」っていうカンジでしょうか。
いつの時代でも、素敵なデザインです。
デイ・デイトは、24時に一気に変わります。Chiっとか音がして。

また、ルイ・エラールの時計は、「ギョーシェ彫り」がダイアルにデザインされていて、高級感といい所有意識といい、高揚してくれます。

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「ギョーシェ彫り」には、いろいろパターンが有りまして、この時計のパターンは、「クルー・ド・パリ」でしょうか。三角の山が連続していて、高級感があります。この時計、ダイヤルだけじゃなくて、デイ・デイトの窓もキラキラ光るんです。2箇所。ニクイですよねー。

因みに、第28話のLouis Erard asymmetry dateは、放射状に広がる「ソレイユ」でしょうか。

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この、「ソレイユ」は、腕の動きに連続して反応して、キラキラがずっと続きます。
こっちの方が、繊細な光を発してくれますね。

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あらっ、Kilfitt-Makro-Kilar が写り込んじゃいましたね。
裏蓋のメッキもピカピカです。
ムーブメントを見ることができるスケルトンタイプですね。
このようなデザイン、遊びゴコロがあって小粋ですね。。。
私的には、腕にしていたら、見えないだろ。。。って思いますがね。

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このバックルは、アシンメトリーとは違って、グレードアップしています。
ワンプッシュの三つ折れクラスプになっています。

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おおっ、この時計バンド・ラグ幅は、21mmですね。
高級感モリモリですわ。。。
パネライなんかですと、追随を許さないブッチ切りの24mm幅を採用してますが、アフターマーケット製がなくて、また、高くて維持費的にどうなんですかね。
21mm幅ですと、ギリギリアフターマーケット製がついてこれる幅です。

この時計、国内では約13万円程、ロシアで約12万円程しますね。
私ですか?
私は、ebayで新品を丁度片手でGETしました。
ニューヨークから、やってきましたね。
新品なんで、輸入関税が3,500円くらい掛かったっけっかな?

でも、半値以下・・・ごめんなさいっ!






第139話で紹介した、SEIKO Load Matic SPECIAL 23Jewels 5216-6050なんですが、なんか、ケースには傷がたくさんついているし、風防自体も無機ガラスの特殊強化処理をした「ハードレックス」なんですが、透明度に欠けるというか。。。

なので、プラ風防しか効き目のない対処方法なんですが、どれだけ効果があるのか実験してみました。

「ハードレックス」は、「クリスタルガラス」では、ないんですね。本当の「ガラス」なんですけど、特殊強化処理をしたもので、傷なんかに強いガラスです。加工もしやすいようです。

RADOを磨いた折、「布が黒くなった」のは、ケースの鉄分だと思いまして、ケースも一緒にきれいになっちゃった、と内心思っていました。

現状の証拠写真です。

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ケースのある無数の傷。1時~11時を結ぶ白い線は、カットガラスの境界線ですね。ここで、角度が変わっています。
ハードレックス自体の透明時もイマイチの感あり、と、いうところでしょうか。

作業に入ります。
先ずは、ハードレックスの風防部分だけ、サンエーパールで磨いてみました。
が、結果、若干、透明度が上がったカンジかなぁ・・・程度の効果しか認められませんでした。

続いて、マイクロファイン #1200~#1500を使用して、「そっと」、ケース部分を研磨した上で、サンエーパールで磨いてみました。
この作業には、自信がありまして、イイ効果があるのは承知していました。
その実態は。。。

次の絵は、作業直後の絵で、空拭きをしていない状態です。
おっ、ハードレックスまで見事じゃないかと、一瞬思いました。
ケースも、見違えるようになめらかな光を発しています。

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空拭き後です。

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ケースは、きれいになりましたが、ハードレックスの1時~11時ラインが復活してしまいました。
恐るべし。ハードレックス。
でも、風防自体に付着していたと思われる長年のゴミが払われたようで、ダイヤルの視認性はアッブしていますね。

ケースがきれいになったのを、別の角度で。

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どうですか。
全然、きれいになりました。
これなら、ケースのデザインでもある、多角形にカットされた部分が、キラキラと煌くこと、間違いなしです。
因みに、11時の風防のカット面をアップして御覧ください。
傷を解消することはできませんでした。



第145話で、非常にうまく傷が取れたので、他にないかと物色しましたが、私は購入する時に風防に傷があるものは努めて敬遠しますので、ないんですよね。いじれる時計。
一つだけありました。第137話で紹介した、セイコーマチックのエイジング変色種です。

早速、使用したばかりのスポンジ研磨剤を「再利用」しまして、ゴシゴシと。。。
ヤスリ(研磨剤)は、1回でポイはしませんね。
何度か使用した方が「マイルド」になりますので、余程、効率が悪くなったと実感するまでは、「再利用」です。

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ありますねぇ。。。
3時、長針の真ん中辺り。5時。10時。12時。・・・全面じゃん!

では、これで。

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下部が使用済みですね。
上部を中心に使用します。


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別の角度から。

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うおっっ、大夫、劣化しているプラのようです。
老化した皮膚がポロポロと。。。

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大夫、角質層が取れました。
次は、マイクロファイン #1200~#1500で、粗仕上げです。

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RADOより、霧の中ですね。
大丈夫かな。。。
最後に、サンエーパールです。

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あれっ?
3時辺りと10時に白い影がありますね。
再度、トライ!!
マイクロファインとサンエーパールをもう1回ね。。。


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おおっ、ナント!
3時・11時の汚れは、風防の傷が取り切れていないんじゃなくて、ダイヤルに付着している指紋じゃあないですか。
それじゃあ、風防磨いても取れないなぁ。。。


➡それほど、風防に透明度が蘇りますね。
 風防全面に存在していた傷はすべて取れました。➡反って、ダイヤルの汚れが目立ってしまいましたぁぁ⤵

腕に付けたカンジとしては、風防が綺麗な分、SD文字盤がキラキラと輝くように見えて、久しぶりにお風呂に入った感覚でしょうか。

汚たねーーー





今回は、第135話で紹介しました、RADOのGolden Horseの風防研磨です。
第135話で紹介時、5時付近に強い傷、8時から10時にかけて無数の傷がある状態でした。
写真で紹介するのに、バッチイのも何かと。。。

そこで、今回は、自分で風防研磨しちゃおう、というお話です。

RADOには、透明なプラスチックや合成樹脂(アクリル)で作られてる「有機ガラス」と言われるガラスで、「プラスチック風防(プラ風防)」や「アクリル風防」とも呼ばれているものが付いています。
欧州では、アクリルが一般的ですね。
プラスチック故に、柔らかく、傷は付き放題ですが、加工がしやすいのが利点です。

使用機材は、次の通り。
3M スポンジ研磨剤 #5084 ウルトラファイン  # 800~#1000  1枚  200円程
             #5085 マイクロファイン #1200~#1500  1枚  200円程
サンエーパール 30g 1,000円程
柔らかい布

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餌食になったRADO Golden  Horse・・・

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26分辺りに強い傷が。。。
8時から10時位まで無数の傷あり。。。

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別角度では、5時の真上に強い傷が。。。

それでは、作業開始です。
先ずは、ウルトラファインを親指が隠れるくらいの大きさにカット。

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これで、プラ風防をゴシゴシします。Rに気をつけてケース側までしっかりとやります。
13時42分、作業スタートです。

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気が小さいので、大丈夫な場所はやりません。。。

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ピーク時のお姿。。。
5分間経ちました。
このまま、キズものになったらどーしよ??
風防交換かな?
けっこー、ヤバイ。。。

続いて、マイクロファイン #1200~#1500で粗仕上げです。


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更に、5分経過しました。
大夫、ザラつきが取れて、風防が透けてきましたね。
クリアーなのは、1時から3時までのアワーマーク付近だけになってしまいました。

続いて、仕上げ作業です。

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サンエーパールと柔らかい布ですね。
サンエーパールをちょぴっと布につけて、プラ風防を磨きます。
円を描くように・・・Rに気をつけて・・・

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只今、13時57分ですかね。

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5分経ちました。
14時3分、仕上がりました。

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どうですか?
5時付近の傷、8時から10時位の傷とも、クリアーになりました。
別角度で。

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更に別角度で。

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プラ風防は、全面的に「透明度が恐ろしく高い状態をキープした」ものとなりました。
あれっ?
どこかのブログと同じ表現になりました。
あっしにゃ~、かかわ。。。

布の汚れ具合です。

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これしか、汚れていない。。。
でも、十分、きれいになりました。

今回の撮影は、もっと寄って撮影した方が判りやすいかと思いまして、我が家の最も強力なマクロレンズで撮影しました。

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Kamerabau – Anstalt – Vaduz 製造の Kilfitt – Makro – Kilar E 2.8/ 4.0cm RedC (exakta)
No.246-1045ですね。
製造No.の右側に3個点が付いていますけど、これは私が大好きな「アポクロマート」ですよ、と、言っております。厳密に色収差などの補正を行ったレンズであります。
EXAKTAマウントなんで、X-T1での撮影ですね。フランジバックが足りません。

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このレンズは、恐ろしいものがあります。
普通に付けて、10cmまで一気に寄れます。・・・ぶつかならいようにしないとねーーー





今回は、Wittnauer。

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ebayで、「Longines」の子会社みたいに商品紹介がなされていて、「ロンジンの関係ならねぇ」、買うか。
と、買ってはみたものの、よーく調べると、ロンジンが1930年代から1970年代までアメリカ・カナダ向けのブランドとして使用していた・・・風な解説があり、これなら納得ってカンジですが。

更に、調べると・・・Wittnauerは、ウイットナーさんがアメリカでロンジンの代理店をしていて、ロンジンは高いので、「WITTNAUER」ブランドで製造・販売していたプライベートブランドだ、みたいな解説もあり、はーっ。どうなっているワケ?と、なりました。

ムーブメントも、ロンジン製ではなく、バルジュー社製だったりしたそうです。Cal.23とか。。。

バルジュー? VALJOUX?
スイスのジュー渓谷=Vallee de Joux(バレー デゥ ジュゥ)=Valjoux(バルジュー社)ですよねぇ。。。

と、言うことは、第28話で紹介した「LOUIS ERARD」と同じ場所じゃございませんか。
当然、ルイ・エラールもバルジュー社のムーブメントを搭載したモデルが存在しますね。

あれっ、割とイイ時計かも。。。
ロンジンよりいいような気がしてきますね。ルイ・エラールが好きなもので。

そういやぁ、ebayのバイヤーに「高いからまけろ」と、連絡したら、「強気」でしたね。
少しだけ、勉強してもらいましたが。

バルジュー社が開発した数々の名作ムーブメントの中でも、「Cal.22」は、歴史的名品とされています。➡ルイ・エラールにも搭載されました。
「Cal.23」は、1916年から1974年の58年間もの長期間に渡り、合計126,582個が製造されたそうです。
性能は、当初、17石、5振動/秒 18,000振動/時。1960年代以降、6振動/秒  21,600振動/時に改善。

よく、アンティーク時計は、「2~3分/日」の狂いは覚悟していてください・・・なにせ、古いモノですので。・・・なんて、インチキな説明に、そうか!なんて決して思わないでくださいね。
50年も経っている古い機械式時計だって、メンテさえ行っていれば、整備した時計師の腕もあるのでしょうけど、決して1分も狂いませんよ! 
私の「Wittnauer」は、3秒~5秒/日位ですかね。 ほぼ、正確です。この正確さ、驚きですよね。

また、「Cal.72」は、1946年から1974年の28年間で261,558個も製造されたそうです。
26万個の内、1948年から製造が行なわれた「Cal.72」にデイト機構を搭載した「Cal.72C」もあります。
17石、5振動/秒 18,000振動/時。直径は、29,33mmで、ブレゲヒゲを採用した3カウンターコラムホイール式の手巻きのクロノグラフだそうです。
こっちのムーブメントの方が、短期間で、2倍製造してますね。ホイヤーなんかに例があります。

因みに、セイコーの古い時計は1ヶ月当たり5桁の製造番号を持っていましたので、1ヶ月当たり最大製造数は、99,999台となり、1年では、およそ100万台を製造できる能力があったものと推察します。
1970年代近くになると、4桁でしたので、1ヶ月最大9,999台=1年で10万台、1シリーズ当たり4年製造したとして、40万台ですかね。これじゃあ、スイス製ムーブメントも蹴散らかされるワケです。

はっ?
私の「Wittnauer」は、手巻きのクロノグラフじゃないけれど、デイ・デイト(Wittnauerでは、珍しいモデルです。)だしなぁ。。。一体型のケースは、自分では開けられないけど、Cal.23というよりは、Cal.72Cに近いけど、手巻きじゃないし。。。

ebayで、この時計のルーツを探していたら、ありましたよ!
ジャンクの時計で、蓋を外している写真がありました。
ムーブメントは、「D11 KAS-1」ですね。デイ・デイトタイプです。
因みに、「C11 KAS」というのもありまして、こちらは、デイトのみのタイプです。

D11 KASで検索したら、ナント!

Wittnauer D11KAS (Record 1958, Longines 503)

Features
  automatic
  sweep second(中三針)
  day
  date: set by changing ・・・19:30-24hで送れと。

Data
  11.5''', Dm= 25.6mm, Do= 26.0mm
  H= 5.85mm     ・・・ロンジン503は、H= 6.0mm
  (dial spacer +0.1mm)
  F= 1.8mm
  T= 2.6mm
  17 jewels
  f = 19800 A/h    ・・・5.5振動/秒 19,800振動/時
  power reserve 44h   ・・・44時間も可動できるなんて。。。

➡ナント!この時計の心臓部は、ロンジンのCal.503と兄弟、もっと言えば1958年生まれの双子の兄弟でした。
 Longines 5 star Admiral Day Date cal 503なんかと兄弟です。

➡ 風防も傷なく、ダイヤルも綺麗で、ケースにも目立った傷はないし、ムーブメントも絶好調で。
  フェイスがイイですよね。Longinesぽいです。
  ケースの大きさは、3時~9時で33mm。ちょっと小さいな。
  割とイイ時計を購入できたのカモ。。。幸せ!

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おーい。何の記述もないじゃないかっ!
もしや。。。普及品?
Longines 5 star Admiral Day Date cal 503の半値でウチに来たしな。。。
今では、Bulovaのブランド名として生き残っている、Wittnauerでした。

今回は、CITIZENのSEVEN。
第133話のAuto Dater 7の基となった、手巻きの時計です。

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だから、デイトの位置とか、デイの位置も同じですね。
この時計に、自動巻の機構を加算すると、第133話Auto Dater 7になるワケですが、ちょいと違う部分があります。
それは、デイトの部分を見ていただければ、一目瞭然ですね。
ナント!
曜日が、漢字と英語の二段書きじゃぁ、ありませんか!!!

すげえ!
今どきの日本の時計にはない、に、二段書き・・・英語が解らなくても、自然に覚えることができますね。
自分も覚えなきゃあね。
月曜日は、Monday・・・火曜日は、ちゅう・・・Tuesday

裏蓋側は? 

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おおっ。
CGP・・・シチズンの金メッキや
STAR・・・シチズンに部品(ケースとか)供給していた、「STAR商会」の刻印があります。

STARって書いてあると、シチズンの時計らしいですね。
シチズンの時計は、STARって書いてないと、インチキっぽいです。

少々、諸元を。
Cal.400
手巻き
5振動/秒 18,000振動/時
個体コード SEOG 51301-C
ケースは、2時~8時で37.5mmあります。割と、でかフェイスですね。当時としては珍しい。
1965年8月製造 ですか。

この時計は、広島県からやって来ました。
原宝飾・印章店さんからやって来ました。

原さんは、すっごく丁寧な方で、落札してから1日半も時計の動きを確認した後でないと、商品の発送をされない方です。・・・びっくりしました。
1級技能士の方ですね。。。
ですので、時計が狂っているわけがないのです。
発送時にも、時刻を併せた後に発送いただけましたね。当然というば当然でしょうけど、そうでもないんですよ。皆さん。割といい加減なヒトは、山のようにいますからね。

原宝飾・印章店
http://www9.plala.or.jp/Harahoushokuten/index.html

ヤフオク店
https://auctions.yahoo.co.jp/seller/angelseed2043


・・・手巻きだけだと、腕にしていても、止まっている、なんてことあるんですよね。
これからが、心配だぁ。。。
ちょーーーかっこイイ、シチズンの「セブン」でした。

シチズンの「キセキ」には、ありませんね。
自分で作っておいて、HPにアッブしないとは。。。
おーい、責任感なさすぎだぞぅぅぅ!

今回の時計は、ドイツのキャリバーを使用したアメリカの時計ですね。
このブログ、日本製のレンズやドイツ製のレンズの紹介が多いでしょ。
だから、時計もドイツ製・・・なかなかないんですよね。
スイス製ならば、腐るほどありますが。
うぅっ、中身の機械だけでもってか。

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3・6・9・12だけ、アラビア数字って、日本製では、アリそうでないですね。少数派です。
数字のデザインが気に入ったのもあります。
この時計は、1963年から1969年まで製造されたそうです。

BEL AIR社は、1945年、アメリカのプライベート・レーベルとして、米ニュージャージー州に本拠を構え、米領バージン諸島に工場を配置しているそうです。
➡ 税金逃れがうまそう。

今では、スイス製ムーブメントをセールスポイントにしていますが、この時計は、W.GermanyのPUWというメーカーのキャリバーを部品としてアメリカに輸入し、ケースに入れ、組み立てられたものと思います。
最初の頃のブローバも同じ形態ですね。

キャリバーを製作したPUWとは、1932年、フランス国境近くのプフォルツハイムという町で創業し、戦後、見事に復活を遂げますが、最後は、倒産したみたいです。・・・どこも、時計屋さんは、日本に駆逐されたんですよね。

PUWとは、
 Pforzheimer Uhren-roh Werke(プフォルツハイマー ウーレン ヴェルケ)の略だそうで、ヴェルケは、会社ってカンジですかね。

この時計の内蔵を紹介しましょう。
 PUW Cal.1360
       ・ パワーリザーブは、39時間以上。
  ・5振動/秒 18,000振動/時。
  ・25石。
  ・17石のモデルもあったそうですが、17石モデルは手巻きだそうな。

使用した感想は、「普通に時間をキープしている」と、言えましょう。
あーあ。全然合ってないじゃん。オーバーホールか?・・・と、言うことはありません。
第139話や第140話の日本製腕時計と遜色はありませんね。
5振動のロービートですが、大丈夫です。

でも、違うんでしょうね。
SEIKOの8振動・ハイビートモデルとは、厳密には違う。
だから、駆逐された。。。

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ひぇぇ・・・耳なし芳一みたいに、ドッサリと書いてある。
外周向かって右側から、
 AUTOMATIC SHOCKPROTECTED ALL STAINLESS STEEL  WATERPROOF
1段内周は、
 ANTI-MAGNETIC UNBREAKABLE MAIN SPRING

意味合いは、
 自動巻 衝撃緩衝装置付き ステンレスケース 防水性あり
 耐磁性あり 壊れないゼンマイ      ・・・・・で、あってますか?

裏蓋の写真を見ると、国内のメーカーなら、一体モノのケースでしょうに、敢えてスクリューバックなところに魅力を感じます。長い目で見れば、ユーザーの立場に立てば、こうなんでしょ?

性能第一、生産性第一、利益率優先だけでは、ユーザーに飽きられる・・・今の日本製時計の現状が見えた気がします。



今回の時計は、第139話のカットガラス風防が流行っていた時代のシチズン製の腕時計です。
もちろん、自動巻ですね。

表題の「HTC」とは、「ハリウッド・トレーディング・カンパニー」と思われ、身の回り品を中心に販売している業者のようです。
1970年代は、ご覧のとおり時計はシチズン製でしたが、現在は、ネットで見る限り、インド製!?とかを「HTC」ブランドで展開しているように見受けられ、アブナっかしくて買えません。


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ねっ。
この風防は、4角に切ってあり、亀戸は8角で、亀戸にしては、してやったりの感が。
でも、このグリーンのダイヤル、とても綺麗ですねぇ。。。

内臓は、多分、キャリバー6501で、多分、6振動/秒 21,600振動/時かと思われます。
シチズンの「キセキ」とかメーカーサイドの情報でも、ロクな事が書いてないので、判りません。

しかし、この時計自体は、CMW時計師さんが分解掃除、パッキン交換をされたそうで、それはそれは、正確な時を刻んでおります。
すげえな。CMWさん。
使っていて、正確なことがしっかりと判ります。

裏蓋側は、こんなカンジ。。。

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中央に、これでもかと四角に囲って「Cal.6501」を示しています。


今回は、第138話に続き、亀戸の第二精工舎モノで、機械式腕時計終盤期の一品です。
ブルーのダイアルが美しい。。。


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1970年代になると、風防をこのようなカットガラスにしたものが流行ったようです。
自分が高校の時、そういえば、オリエントの時計とかこんなんだったな、と、思い出します。

亀戸モノなので、欲張って8角にカットしてありますね。
他社には、絶対に負けねぇ。。。亀戸の意地を感じます。

私的には、カットガラスはダイアルが屈折して見にくいので、嫌いですけどね。
デイデイト部分なんて、腕につけていると、見にくいことこの上なし。
今でも、カットガラスの腕時計は、見かけませんね。実用的でないし、それほどキラキラしない気がします。

亀戸モノなので、第21話の諏訪系ロードマチック56系の6振動/秒、21,600振動/時に負けまいと、このスペシャルは、52系のキャリバーが搭載され、8振動/秒、28,800振動/時です。
参った!コレホドの意地の張り合い。。。

アワーマーク、インデックスも洒落てはいますが、どーなんでしょね。
かっこいいですか?
私なら、こんなにブッといアワーマークより、第138話のバーインデックスの方が見やすいと思うんですけどね。
カットガラスがいけないのかな。

裏蓋は、こんなカンジ。。。

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おおっ、第二精工舎のマークが神々しい・・・
1974年3月製造の、誰にも負けないロードマチックでした。
諏訪にも負けないよ。





今回のセイコーは、クロノスです。
これこそ、第二精工舎の主力中の主力。キングセイコー以外で唯一、と、言っても良い一品です。

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亀戸の第二精工舎がリリースしたこの時計は、何年製なんでしょうかね。
裏蓋を開けないとわかりませんので、素人の私には、判りません。

21石のクロノスは、1958年(昭和33年)にリリースされました。
この時代、亀戸と諏訪はお互いに「より良いものを」競い合っていました。
そっちが19石なら、こっちは21石。こっちが21石なら、そっちは23石って調子です。

この時計のキャリバーは、54型。5振動/秒 18,000振動/時のロービートですね。

亀戸は、手巻き好き。カレンダー嫌い。性能は高性能好き。
こんな調子で、時計造りをしてた気がします。
私は、自動巻好き。カレンダー好き。ですので、基本的に亀戸とは気が合いませんね。

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購入時、当時モノのバンドが付いていまして、これは、今となっては入手困難・当時の雰囲気バツグンということで、敢えて換えずに使用しております。
凄いバンドだなぁ。。。

ちょっと、バネ棒の長さが合っていないような。。。

裏蓋は、こんなカンジ。。。

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今回御紹介するのは、第132話で紹介したマチックのダイヤルが長年の時を経て、見事に変色したダイヤルの時計です。

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第132話のダイヤルは、見事に保存されて、円形の光を放つダイヤルでした。
こんなカンジ。

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ねっ。
これなら、付けたいと思うでしょ。
だけど、これですからね。
真っ黒、とはイイませんが、どーしてこんなになっちゃったのか。

再度。

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エイジングといいましょうか、どうしたらこうなるのか不思議でしたので、思わず、ポチリました。
第132話のマチックのような、アワーマーク周辺も円を描くように加工された形跡はありません。
12時方向から6時方向へと真っ直ぐにパラレルなヘアーライン加工されたダイアルですね。

裏蓋はというと、

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こんなカンジで、第132話のマチックと、どちらが古いんですかね?
第132話の裏側は、
    コママーク Seiko matic J14074D E  でしたが、
この時計は、
    コママーク Seiko matic      15031D             のみです。

手を抜いているんで、この時計の方が新しそうですね。
あと、なんでダイヤルの色が黒っぽく変化したのか?
温泉卵じゃないですけど、この時計の当初の嫁入り先は、硫黄温泉街だったんじゃないですかね。
硫黄成分で、黒っぽく全面が変化した・・・なんてね。






今回は、ORIENTのOyster President Dignitary Classicです。
自動巻きで、サファイアガラスの風防付きですね。
手巻き機構はありません。
ハック機能(秒針規制)も、ありません。

じゃあ、何があるのか?
ちょっと見、ロレックスに見間違う「豪華さ」のみ標準装備です!!
チュードルにも似てますね。。。

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どうですか?
クリソツ、でしょ?

ケースの直径は、2時~8時で37mm。ちょっと、でかフェイスですか。
21石です。
1回巻いておくと、40時間は可動する優れものですね。

Ref.のSEV~のEVがCal.を表しています。
オリエントのHPを覗くと、キャリバーEV(46E)とあり、ナント!
6振動/秒 21,600振動/時 じゃあないですか。
実用上、何の障害もないですね。ロービートですが。

この時計、ebayで新品購入したのですが、190.00ドルでした。
日本円で、送料込み21,067円でした。
ところが、日本のアマゾンを見ていると、同じシリーズのものが、3万8千円から7万2千円、業突く張りは12万円まで様々な価格で販売されております。
ど-なってんの?日本のバイヤーさん。蔵でも建てたいのかな。。。

この時計は、竜頭を1段引いて日付合わせ。もう1段引いて時刻合わせです。
じゃあ、曜日はどう合わせるのか?
マニュアルによると、23時半頃から2時くらいかな、長針往復で曜日を送れとあります。

外国のバイヤーに、曜日送りはどうするのか質問すると、皆がこのような日付変わりの時間帯を往復せよ、と、回答してきます。
あまり、したくないですね。時間の逆走。。。

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「ORIENT」の文字がナナメに彫刻されていて、割と手間がかかっています。
大統領の時計ですからね。すごいわ。

ORIENTは、1950年創業で、「日本の時計3大メーカー」として、ユニークな腕時計をリリースしていました。
1997年(平成9年)、第三者割当により、セイコーエプソンの資金提供をうけ、後に子会社になり、昨年平成29年に完全解散したとのことです。
つまり、今、発売されている「ORIENT」は、セイコーエプソンの製造品ということになりますね。

セイコーエプソンと言えば、ナント!(ナントが割と好き)
泣く子も黙る「諏訪精工舎」ですからね。お金持ちです。
じゃあ、本家第二精工舎はというと、一杯イッパイですから、ORIENTの面倒なんか見れなかったものと推察します。
セイコーエプソンの開発による新たなORIENT時計に大きな期待をしたいところです。
クロノメーター時計とか、かつて目指した超一級品をリリースしていただきたいものですね。
現状、世界的に電池はいらない、ベーシックなORIENT時計の製造・販売のみですが。

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スクリューバックの裏蓋のところにも、ギザギザがあり、ニクイですね。かっこいい。
この時計、サウジアラビアからやって来たんですよ。。。
やはり、「ORIENT WATCH CO.」とは、書いてありません。Made in JAPANとは、書いてあります。
国産時計の里帰りですね。



今回は、RADOのGolden Horseです。

ゴールデンホースは、ラドーを代表するモデルのひとつとして、1950年代後期から1960年代にかけて、ヒットした時計ですね。

この時計は、長野に旅行に行った時、長らくお世話になっている旅館のおばさんに買ってもらいました。
店で、この時計を見たときに、風防のラウンド感がなんとも言えず、「これっ!」て、決めてしまいました。
このモデルは復刻版ですが、オリジナルの雰囲気がよく再現できてますね。

ご多分に漏れず、機械はETA社製で、RADOオリジナルではないです。
しかし、振動数は、8振動/秒 28,800振動/時 と、ハイビートで、「全然、狂わない。」気兼ねなく普段使いできるイイ時計です。
そういった意味では、ETA社製であってもナメてはいけないと思います。
ケースは、35mm。一般的な大きさですね。

プラ風防なんですよね。
だから、綺麗なラウンドのカーブを描いている・・・
まさか、プラスチックとは知らず、夏に「虫除けスプレーをシューっとしたら」・・・ナント!
真っ白に溶解してしまいまして、即、オーバーホール~風防交換となってしまいました⤵

それからというもの、腕時計の風防って「やっこい」と思っています。
よく、「アクリルガラス」って言われているのは、ナント!プラスチックです。ガラスではない。
また、「ミネラルガラス」って言われているのは、無機ガラスのことで、これもガラスにはガラスですけど、傷が付きやすい、柔らかいガラスです。
一方、「サファイアガラス」「サファイアクリスタル」っていうのは、硬いガラスですが、「ラウンド」には適さない硬いガラスです。
時計の風防、難しいですね。固くて加工がしやすくてラウンドができれば、取り替えたいですね。
いつも、ギザギザになってしまいます。

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おーーーっ。
8時から10時位まで、ギザギザだぁ。。。
肘から手先に向かって引っ掛けちゃうんですよね。・・・いつも、酔っ払っているもんで、どこでつけたか、後でいつも後悔してます。

12時のイカリのマークは、時計の姿勢で、クルクルといつの間にか向きが変わっていたりします。
これは、マーク自体が動くようになっているためです。ラドーの昔からの特徴で、オリジナルモデルを踏襲しています。

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金属ブレスレットの止め金具に向かい合う「龍のおとし子」が。。。
この龍のおとし子やイルカなどの海の動物をマスコットに「防水性」を表していますね。
因みに、この時計は、100m防水です。

時計裏側を。

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・・・伝統は、誇りでありアイデンティティである。それは、変わることがない最大のセールスポイントである、と、ラドーから教えられた気がします。

しっかりとした造りと正確に刻む時間。ラドーはイイ時計です。



この、RICOH Dynamic Auto CALENDARは、高野精密工業をリコーが事業継承した当時の移行初期に製造された時計です。

高野精密工業は、本当に悲惨な時計メーカーで、昭和34年9月に伊勢湾台風で、工場を被災。
翌10月には、「TAKANO Chateau」を発表しますが、台風被害からの再興費用も重く、昭和37年には、リコーに事業継承となりました。
この過渡期において、「TAKANO Chateau」の部品は、そっくり移植され、ダイヤル位ですかね、リコーを表しているのは、って、カンジです。

リコーエレメックスは、高野精密工業60周年に「タカノシャトー17石」を、今年は80周年を記念して、限定300本を提供するなど、粋な製品展開をしています。
ほしーーーーー!

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デイト表示が外過ぎてあまりカッコいいとは、いえません。
ダイアルのアワーマークも少々ヤボったく見えます。
デイト表示の「赤」も毎日出現し、毎日、日曜日の人向けかと思います。

裏側を。

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この裏蓋なんか、モロ、「タカノ シャトー」の部品流用です。
この時計、リコーダイナミックオートっていう時計なのに、「Chateau」ですよ!
当時ならではで、今、買収しようが乗っ取りしようが、リコーだったら、最低「RICOH」の蓋を使うでしょうね。一応、時計の第二の顔なんで。

少々、諸元を。
・1962年(昭和37年)10月発売開始
・自動巻+手巻
・Cal.No.なし
・耐震装置  キフショック(Trior)
・5振動/秒 18,000振動/時



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このシチズンは、ケース直径が40mmもあり、さらにこのデザインで、ロレックスといいましょうか、Bulovaの Super Seville とでもいいましょうか、そのような高級機に似ているデザインですね。
最初に見たときには、これが国産機かと疑いましたね。
ただ、デイ表示が漢字なんで、間違いない国産機だと、国内向けモデルだと確認した次第です。

こんなに綺麗な時計は、驚異的ですね。
めっちゃ、高そうです。

12時位置に曜日、3時位置にデイトと別れて配置されたデザインが、もーれつ気に入っています。


竜頭を一段引き上げると、時刻合わせが行えます。
竜頭をもう一段引上げると日付の早送りができます。けど、セイコー56系のように2段目が時刻合わせの方が使い勝手が良いです。なんたって、えいっと、竜頭を引き上げると、パシャッとかいって、日付が変わると、とても悲しい想いをします。
曜日送り機能・ハック機能(秒針規制)はありません。
ダイヤル2周でカウントアップします。

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CROWN 7 だと、綺麗な彫刻で訴えております。
製造番号は、裏蓋を開けないと解らないシステムになっています。
裏蓋もとても程度がいい状態で、満足している次第です。
手巻きもできる自動巻なので、とても使い勝手の良い、シチズンでした。
デザインも、サイコーです!



今回紹介する機械式腕時計は、SEIKO Matic DIA SHOCK 30 Jewels SD文字盤ですね。
はーっ。
古い時計なのに、そんなに名前が長いんかい?
と、お嘆きの方。

実は、これくらい名前が長くないと、この時計の正確な性能とか、表現できないんですよ!

では、解説します。
① SEIKO Matic 30 Jewels の部分で、1960年(昭和35年)9月製造開始。製造終了は、1963年(昭和38年)頃。
ムーブメントは、当時、薄型自動巻として製造され、巻上げ方式は“マジックレバー方式”というものを採用しています。
この時計の最も注目すべき点は、手巻き機構がないところです。約1日、腕に付けていれば、約48時間以上の可動時間を維持することが可能とか。ホントかよ。。。
17石、20石、30石とバリエーションがあったようですが、今回、紹介する30石は、金メッキを全体に施して高級品としての雰囲気をもった、“金機械”になっています。
蓋を開けた写真はありませんが、(自分では開けないことにしています。)中の機械も、金ピカです。だから、サビや腐食がないんですね。正確に時を刻みます。
30石の文字板は、SD文字板ですね。他にAD文字板があったそうです。

② DIA SHOCKの部分は、セイコーオリジナルの耐震装置を表していますが、セイコーは、昭和30年当時、輸入品の“ルビーショック”といわれるR型耐震装置を装備しており、3年ほどで自社製品を開発するなど、「鬼」を感じますね。とても偉いと思います。

③ SD文字盤とどうして判るか?
       それは、ダイアルに表示されているんです。


SD文字盤

左から、SD文字盤のマーク、中央AD文字盤、右側ED文字盤ですね。

さあ、時計本体を見ていただきましょう。
この時計は、ダイヤルの外周部が内周部と異なった加工がしてありまして、前から見ると、円を描いているかのような光の反射をします。
写真で見ると、ケースのゴールドが反射していて白いダイヤルにゴールドの外周部かのように見えますね。

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ピンチアウトなど、拡大してみないとわかりませんが、6時のすぐ上にあるマークが、「SD文字盤」であることを示しています。

SD文字盤とは、18K若しくは14K無垢により製作されているもの。
AD文字盤とは、真鍮にSGPメッキを付しているもの。
ED文字盤とは、真鍮に普通の金メッキを付しているもの。と、なります。

そういった点で、この時計は、「金時計」らしく造られています。
おー、リッチだぁ。。。

4時のところに、わずかに竜頭が見えますが、これがセイコー62系へと発展する「手巻き機構がない」証です。
51セイコーファイブは元より、62グランドセイコーなんてのもありましたんで、セイコーにとって、とても大切なムーブメントであったのでしょう。
でも、自動巻の時代で、手巻きがないってのは、余程自動巻きに対して自信があったから、リリースしたのでしょうけど、今となっては、「自動巻機」に手巻きがあって、更に自動で巻いていく、というのが、使いやすいですね。・・・自動巻だけだと、いつ止まるか不安でしょうがない。

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裏蓋の一番上は、自動巻を表す「コマ=ジャイロ」のマークですね。
2段目は、時計の名前。
3段目は、ケース番号
4段目に、「E」の文字がありますので、セイコーは後に「SGP」を開発しますが、この時計製造時には、「EGP」だったのでしょう。

最後に少々諸元を。
・製造  諏訪精工舎 
・ケース EGP BACK GOLDFILLED 
cal.603 12型金メッキ
・5振動/秒 18,000振動/時 



今回は、ルイ・エラールのアシンメトリーデイトっていう機械式腕時計です。

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なぜ、この時計を取り上げたかというと、時計バンドっていうか、時計ベルトっていうか、そのベルトを取り上げたかったのです。

ルイ・エラール自体は、しっかりとした時計造りと積極的なデザインで、好きなメーカーなんですけどね。
なにせ、セイコーの時計だと、皆「似たり寄ったり」のデザインで、今回のルイ・エラールのように、「非対象」ってのは、ないでしょうね。
日本の時計は、皆、売れることが前提のデザインで、偏屈なヤツにのみ気に入っていただければいいんです、こんなデザインをしてみたかったんです、ってのは、見たことない。。。

あー、優等生なんだ。。。Made in Japan。。。

スモセコってんですか。秒針のみ別に動いているヤツ。。。
日本では、「中三針」っていうのが、すげぇ時計であって、スモセコなんてのは、セコいんだよってか。
でも、時計好きな人は、スモセコのデザインを大夫、支持してますよね。私はマニアじゃないので、支持しませんけど。

この、アシンメトリーデイトの「日付表示」は、ビックリですよねぇ。。。
6日間も見えてます。
どーれだ??ってカンジがたまりません。日本では、「この日」って1日しか見えませんが、6日も見えてる。すげぇ!!
YASHINONのDXなんかも、窓になっていて、指標をどっちに回していいのか、クイズになってますが、この表示、案外見やすいんですよ。
老眼だと、26なんだか28なんだか、風防がレンズになっていても、ううっ。って時がありますが、これだけ連チャンで表示されていれば、27~26~25と読んでいけば、今日は、25日だ、と、判りますね。

日にちは、判りやすい一方、時間はてきとーですね。
ローマ数字じゃ、何分だか、ちんぷん・かんぷんです。大体◯◯分くらいかな。

機械は、ETA社のCal.2895-2です。
振動数は、HI BEAT 8振動/秒 28800振動/時です。

Louis Erard社オリジナルではない。残念だ。
まー、スイス時計でオリジナルなのは、「ロレックス」「ジャガー・ルクルト」「ゼニス」などでしょうかね。
あのIWCでさえ、低価格(? IWCとしては)モノはETA社製のムーブメントらしい。。。
オメガ!でさえ、ETA社製ムーブメントを半製品で納入し、オメガバージョンに加工して製品化しているとも聞きます。
あーあ。それもこれも、1970年台にセイコーがクォーツ時計でスイス時計業界を爆撃しちゃったからですよね。

でも、耐えた。スイスの時計業界。
ETA社製ムーブメントを活用して利益幅を出して、かーちゃんや子どもたちを支えた。偉い!

あの爆撃から約50年ですか。
今では、機械式腕時計、静かなブームですよね。
かえって、クォーツ時計の方が「安物」扱いじゃないでしょうかね。
どーなってんの?

かつては、1秒でも合っていることが自慢で、スイス時計業界が認定する「クロノメーター」検定に合格しないと時計のダイヤルに「Chronometer」と記載してはいけなくて、セイコーの自社内規格でそれを上回っていたとしても「ダメ!」出しをして、意地悪をしていたスイス時計業界。
セイコーも意地で、「勝つ!」ために技術の粋を結晶させ完成した「クォーツ時計」。これに完敗を喫したスイス機械式腕時計なのに、徹底した費用削減とデザインの秀逸性・信頼で、今では、セイコーのセの字も感じにくいですよね。

あっ、この話はまたしますね。
そうだ、バンドの話。ベルトの話を。

このベルトは、埼玉の「須賀製作所」さんにオーダーしました。
須賀製作所さんは、「わに皮製品」の職人さんで、いろいろなオーダーメイドに対応されております。

私も、腕が少々太くて、市販のベルトでは「小さい」ので、困っておりました。
穴は最大幅で使用できますが、カッコ悪いんですよね。余裕がなければイケマセン。
市販品は、大体ですが、
   親側     70mm
           剣先側   110mmとか115mmとかです。

私は、今回、須賀製作所さんに、
            親側         85m
          剣先側    120mm  で、お願いしました。


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自分で、バネ棒とか抜き差しして、おNEWの須賀製作所製ワニ革時計ベルトに換装しました。
Louis ErardオリジナルのDバックルも使用しましたので、エエ感じですわ。
ホントは、Dバックルは「ワンタッチのもの」がいいんですけど、使用しにくく安物なんですが、純正なんで、使用しました。

このベルトの仕様です。
皮の種類・・・・・・・・・・ワニ革 エナメル
色・・・・・・・・・・・・・黒
時計取り付け幅サイズ・・・・ラグ幅 20mm(アシンメトリーの本体ラグ幅)
美錠取り付け部分のサイズ・・18mm (純正Dバックルで使用のため)
ベルト長さ・・・・・・・・・親側 85mm
              剣先側 120mm
剣先の形・・・・・・・・・・ボート型

こんなカンジで須賀製作所さんに発注しました。

別角度だと、こんなカンジ。。。

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ひゃあ!!
時計の「質感」が、ベルトのおかげで、超アップじゃあござんせんかっ!
須賀製作所さんに感謝・感謝ですね。

因みにベルトの裏側は、こんなカンジ。
ヌバック仕様でお願いしました。

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写真で、判るかな?
私自身、わかりませんがっ。スマン!

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Louis Erardの社名の下は、「L'Esprit du Temps」って書いてあります。フランス語ですね。
英語訳は、「The Spirit of Time」で、和訳は、「時間の精神」と自動翻訳になります。
私の訳は、「時間の根性」ってところでしょうか。イイ時計です!!





SEIKO BELL-MATIC 27Jewels SGP 4006-7020 1967年11月 諏訪精工舎製です。

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この時計は、 REVUE THOMMENのCRIKETみたいに、設定時間が来るとベルが鳴る仕組みを搭載している時計です。
REVUEのCRIKETは、VALCAINの時代・モデルから「大統領の時計」と呼ばれていますね。
第33代のハリー・S.トルーマン、第34代のドワイト・D.アイゼンハワー米大統領に愛用された時計だそうです。
ハリー・S.トルーマンという名は、ニミッツ級航空母艦の8番艦に命名され、大西洋艦隊第8空母打撃群に属し、ドワイト・D.アイゼンハワーという名は、ニミッツ級航空母艦の2番艦に命名され、同じ大西洋艦隊第10空母打撃群に属しています。NATO・西側の中心的な抑止力といったところでしょうか。
両艦併せて180機もの航空機を運用し、有事には、寝かしてもらえない強力な火力の波状攻撃で、敵に大きな痛手を与えることでしょう。
敵じゃなくてよかった。。。

話を戻して、
CRIKETと同じくベルが鳴ります。
3時の竜頭を単に回すと、ベルのゼンマイが巻かれます。
一段引いて回すと、ベゼルの赤い矢印のリングが回りますので、ベルを鳴らしたい12時間以内のところへセットします。
1時間当り6分割ですので、10分毎の設定ですかね。
そして、2時のノブを引いてセット完了です。
ベルを止めたいときは、2時のセットしたノブをケース側に押します。

CRIKETは、コオロギが鳴くような音がするらしいですが、このBELL-MATICは、昔の目覚まし時計のように、「ジリジリ」となります。
仕事中にジリジリやっちゃうと、周りから白い視線を感じること、必死です。

腕時計で、このような「鳴る」時計で一番音が大きいのがCITIZEN製らしいのですが、未だ、良品にはお目にかかっていません。
CITIZEN製は、レアですな。

あの~、手巻きはどうするのですか?
普通に感じるギモンですね。
正解は、「手巻きはない」です。
セイコーは、自動巻に相当自信があったようで、手巻き機構は省略されています。
不便だ。

性能を少々。
ムーブメントは、自動巻で、 Cal.4006A 27石です。
このベルマチックは、入っているルビーの数がいろいろありまして、17石・21石・27石。
カレンダーも、デイトのみはCal.4005。デイ・デイトですとCal.4006となりますね。
振動数は、5.5振動・19,800振動/時で、他の時計より、ちと心細い仕様であります。

そ~だ!
間違えやすいようですよ。
dayは「曜日」で、dateは「日付」らしいです。どっちも、「日」のような気がしますけどね。はて。

セイコーのシリアルナンバーは凄いです。
製造年月が判ります。月までですよ!
最初の頭1桁が「製造年」。ただし、モデルの発売状況を確認する必要あり。
「7」では、1977年もあるし、1967年もある。1977年は、もう、クォーツの時代ですから、1967年となります。
次の1桁が「製造月」。1・2・3月と行き、9月、10月=October=0、11月=November=Nとなりますね。

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KING SEIKO 25Jewels 5626-7000 HI-BEAT 自動巻 1971年5月 諏訪精工舎製です。

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第21話のロードマチックと同じ、「56」系のキングセイコーです。
ロードマチックより、上級モデルですので、ケースの作りなんかも「上級」です。
ダイヤルの作りも大夫、高級感がありますね。
アワーマークなんかも、キラキラですわ。

どうやったら、光に反射するようにできるんですかね?
キラキラさせるのは、難しいと思います。
針もキラキラしてるしな。

性能も、凄いですね。
HI-BEATとは、振動数が、8振動以上の振動数を実現した時計で、この時計は8振動、28,800振動/時です。
現在のスイス製の有名処の時計では、「標準的な」振動数ですが、当時では、ハイビートです。
グランドセイコーなんですと、もっと凄くて、10振動・36,000振動/時の驚異的で、部品に負担がかかる振動数を実現していますが、6振動でも普段使いできますね。

このキングセイコーを使用していますと、「狂っていない」のが日常的で、さすが、ハイビートと感心します。

当時のセイコーは、野心的で、実力で「世界中の時計に勝つ!」というモデル展開が感じられます。
カメラは、今では、CANON・NIKONを筆頭に、日本製ではないカメラなんてないですね。
Made in Japan・・・ど根性です。見習わないと。同じ日本人として。

裏側が、これまた凄いっす!!
ゴールドのキャップが付いています。
購入したときは、問題なしでしたが、「SEIKO」の「K」の字のところがヌケました。
事故が多かったようで、後期モデルでは、このような演出はなくなりました。


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SEIKO Lord Matic 23Jewels SGP 5606-7070 1974年3月 諏訪精工舎製です。

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この時計は、機械式時計で、電池がなくても動きます。
てか、電池を入れるスペースはありませんね。
光もいりません。電波が来なくても動きます。

すごい時計ですね。
ゼンマイを巻くだけで動いちゃう。
ゼンマイを巻かなくても、腕につけておけば、自然とゼンマイを巻いてしまい、勝手に動いちゃう自動巻時計なんです。

製造は、1974年3月。昭和49年ですね。
購入は、1975年3月。
なぜ、購入月が判るのか?

それは、私が、高校入学のお祝いに親父が買ってくれた時計だからです。
へーっ。1年も店で寝ていた時計なのか?
よく、当時の私の街にあったものだ。。。びっくりだ。

おまけに、43年もの年月を経ていても、まだ動く。正確に。
更に、びっくりだ。

この時計は、曜日もカウントします。いわゆる、デイ・デイトですな。
それも、「漢字」表記で。
うぉぉぉぉぉぉ、こっ、これは、「Made in Japan」の証じゃないですかっ!! 凄い!!

更に凄いのは、平日が「黒色」、土曜日が「青色」、日曜日が「赤色」です。
昔、土曜日は、半日勤務。いわゆる「半ドン」だったんですよね。
だから、土曜日の色が違うんですよね。
懐かしいなぁ。。。今の人には、ワカンナイだろな。

セイコーは、当時、今でも2社が時計を製造してますね。
そう。東京亀戸の「第二精工舎」と長野諏訪の「諏訪精工舎」です。
この時計は、23JEWELSの下のマークで、「諏訪精工舎」製であることが判りますね。

因みに、「第二精工舎」のマークは、こんなカンジ。
.第二セイコー社


諏訪と第二とどちらが「精工舎」なのかというと、本命は、ナント!「第二」なんですね。
第二が先で、諏訪が後。
どーしてこうなるのか、不思議な会社です。
ふつう、「第二」は、「第一」の後でしょ。日本語的には。。。
ですが、セイコーは、第二が先なんです。
おまけに、セイコーって、諏訪ってカンジじゃないですか?
でも、本家は「第二」なんですねぇ。。。

セイコーの社史を見ると、よく判ります。
最初は、明治時代に「精工舎」。柱時計を中心として、懐中時計を製造する、服部時計店の製造部門の会社だったようですね。
時代が昭和になると、腕時計を専門に製造する会社を設立。だから、「第二」精工舎。

昭和の時代は、多難で、第二精工舎も、諏訪に「疎開」していて、その諏訪第二精工舎と地元の大和工業が合併して「諏訪精工舎」に。
なるほど。だから、諏訪が後なんだ。。。

性能をちょっと、御紹介。
テンプは、6振動、21,600振動/時のゆるやか振動ですね。
だからといって、時が狂うことはありません。
日に±15秒くらいですか・・・

ドラマ「相棒」season12第6話「右京の腕時計」で、CMW(Certified Master Watchmaker )公認上級時計師 を取り上げていました。
いろいろと、材料を見つけてくるものですねぇ。。。
CMWとは、時計職人最高峰の時計技術試験で、その試験内容は、超難解にして多岐に渡り、今日まで合格者800人を輩出しているそうです。

私のこの時計は、私の街の「1級時計修理技能士」の方にメンテしてもらいました。
「正確堂時計店」っていいますね。
この時計は、何度か、東京のデパートに入っているショップ(IWCさえ面倒見れるショップ)で、オーバーホールしてたんですが、全然違いますね。
針1本までピカピカにしていただきました。

まじか。。。

ダイヤル、こんなに綺麗だったっけ?
・・・ご主人・・・「ウチでメンテするとこんなモンよ!」・・・まじか。。。

ならば、PENTAのブログだけど、アップせにゃ、世間に申し訳ない!となった次第です。

43年も頑張って、正確に時を刻んでいる機械式自動巻腕時計。
よくぞ、こんなにも長い時間を動ける、精度の高い時計を作れたものです。

セイコー社史には、機械式時計を製造していた時間帯には、「世界を追いかける」と題名が振ってありました。

この時計は、1974年製です。
この年を堺に、セイコーは、クォーツ時計を本格的に製造していきます。
高度化、多機能化。デジタル化、ツインクォーツ化・・・
セイコーの技術がスイスを襲い、「世界はセイコー方式へ」傾斜していきました。

私が高校のときは、まだ、一般ピープルはアナログ・機械式だったけどな。


セイコー時計の裏側は、見ていて楽しいですね。
防水を表す表記も、WATER RESISTANTとか、WATER PROOFとか。イルカマークなども、防水を表しています。CITIZENでは、PARA WATERなんて呼び方ですね。
金メッキも、セイコーはSGP。シチズンはCGPですね。

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