M42は如何でしょうか。

M42マウントレンズを中心に、バイクや機械式時計とともに遊んでいきます。

カテゴリ: E.Ludwig

第65話でも取り上げたMeritarのM42版です。
このレンズは、Wirgin Edixa Reflexにくっついてきました。

IMGP9225-Meritar本番


早速、写りを見ていただきましょう!
ISO200 開放 1/400 -0.7EVです。

IMGP8568-Meritar-本番


色味は、とてもイイですねぇ。。。
なにか、自然で思わず「この色だ」と、言える写りです。
続いて、ISO200 絞り5.6 1/40 -0.7EVです。

IMGP8578-Meritar-5.6-本番


気持ちいいほど、クッキリです。
色味・写り込みとも、Zeiss系とは異なり、優しささえ感じる写りですね。
こういうの、好きです。
人物もよく撮れると思います。

それでは、X-T1だと、どうなりますか??
ISO 800 開放 1/500 -0.3EVです。

DSCF3013-Meritar-X


このレンズ、フジと相性いいですかね。
Bokehも伴い、フジらしい色味が出ています。
フジの色って、こんな感じのキレている色乗りなんですよね。
まるで、違うレンズに見えます。

続いて、ISO 200 絞り5.6 1/140 -0.3EVです。

DSCF3015-Meritar-5.6-X


やはり、COLOR-SKOPAREXより、自然な色味が乗り、より自然に表現されています。
なかなか、ないんじゃないかな、これだけの色味を出せるLENSは!!

K-3でも、X-T1でも、どんなカメラでも?、イイ色味を表現できるMeritarでした。

IMGP9226-Meritar本番



Wirgin Reflexって、こんなカメラです。

IMGP9242-EXA-Meri本番



IMGP9239-EXA-Meri本番


こんなカンジで、画像確認ができます。
フィルムレバーを巻き上げチャージしないと、ミラーが降りず、ブラックアウトしてますね。

IMGP9237-EXA本番






E.Ludwigって、どんな風に読むのかな?
E.は、Ernst。エルンストの略。
LudwigのLudは、ルート。
wigって、ウィッグ?・・・かつらか・・・
 
じゃなくて、ヴィッヒらしい。
総じて、エルンスト・ルートヴィッヒ、だそうです。
 
1938年に眼鏡用硝子レンズ (後に光学顕微鏡用レンズも。) の生産を主体とした小さな光学メーカーとして出発し、戦後は民生用35ミリ判フィルムカメラ用レンズの市場に参入。同じ旧東ドイツのCarl Zeiss JenaやMeyer-Optik Görlitzなどとも競合するポジションまで登り詰めましたが、1980年には経営難からVEB PENTACONに吸収され歴史を閉じたそうです。
その割には、市中にレンズが出てきません。
ペンタコン系のカメラにくっ付いているかなぁ・・・程度です。
バリエーションも、「Meritar」しか、見たことありません。

IMGP9094-E.Lud

 
先ずは、ISO 200 開放 1/340 -0.3EVから。
 
 DSCF8252-E.Lud-本番
 
第64話と一緒で、また、ピン部分が白らっちゃけていて、よく判りませんねぇ。少しは、マシですが。
周囲の様子は、チノンより解像していて、雰囲気はイイですね。オールドレンズらしい雰囲気を醸し出しています。
色乗りも、よろしい。
明るいレンズのようです。第64話のチノンが2.8。このメリターが2.9ですが、シャッターが早く切れました。設計・表示値より、実際のレンズの良さで、通過する光量も変わるのですね。

では、ISO 200 絞り5.6 1/250 -0.3EVです。

 DSCF8255-L.Lud-5.6-本番7


大夫、ハッキリしてきましたが、全体的に柔らかい描写です。
フジらしい色乗りになりました。
今ドキのデジタルレンズでは表現ができない「雰囲気」のあるレンズです。
もう少し、明瞭さを持っているハズのレンズなんですが。
また、違った場所で、再トライですね。
 
IMGP9096-E.Lud

 
このレンズは、アメリカから来たのですが、レンズ先にステップアップリングが付いてました。
レンズ保護?のため、敢えて付けておいてます。
 




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