M42は如何でしょうか。

M42マウントレンズを中心に、バイクや機械式時計とともに遊んでいきます。

カテゴリ: TOKINA

第368話で、軽く紹介しました、Tokina SL28 2.8/28 FD ですね。
レンズ単体ですと、「SL28」と書いていないので、ただの2.8/28 しか判らないハズです。

TOKINA は、ホント、イイレンズですね。
古いが故、コンディションの悪いものもあるかと思いますが、一生懸命チョイスしても、その価値があるレンズだと思います。

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ちょいと、Cosina 風味の筐体です。

ISO 200 開放 1/320 +0.3EV です。

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普通にイイですね。
何の問題もない。。。

ISO 200 開放 1/250 ±0.0EV です。

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広角なんで、先の1枚より、「寄って」みました。
大夫、解像度も上がったっていうか、細かい描写が解るようになりました。
色味も、新鮮です。

ISO 200 絞り5.6 1/105 ±0.0EV です。

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絞り込んでみたんですけど、「普通」ですね。
もっと、訴えるモノが欲しかったな。。。

被写体を変えてみましょう。
ISO 200 開放 1/320 +0.3EV です。

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広角だけど、案外、被写界深度は浅いんですかね。。。

ISO 200 絞り5.6 1/140 +0.3EV です。

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これは、「時間も撮りきった」感が。。。
やっぱ、すげぇ。。。

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フロントキャップ・リアキャップ共に純正です。
特に、リアキャップには、「TO FIT CANON」って書いてありますが、見えませんね。






第376話で紹介した、Vivitar であって、Tokina である、カミソリマクロ、 Vivitar Series1 VMC Macro 2.5/90 SR ですね。

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ISO 200 開放 1/1800 +2.3EV です。

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カミソリ過ぎて、Bokeh も美しくないなぁ。
かといって、X-FUJINON 1.6/55 DM AX = Xenotar ほど解像しているわけでもない。
ピン処も、一瞬で過ぎていきます。
中々のジャジャ馬ですよ。

ISO 200 絞り5.6 1/125 +2.3EV です。

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このような、さっぱりとした被写体だと、力を出しますね。
ちょい、フレアなのが気になりますが。
軽い描写となりました。

ISO 200 開放 1/2900 ±0.0EV です。

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露光を落としてみました。
開放なので、Bokeh を伴っているのが幸いです。

ISO 200 絞り5.6 1/640 ±0.0EV です。

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絞り込みと露光を落としてみました。
すると、「黒」が目立つようになり、桜の雰囲気がブチ壊しですな。
絞っちゃ、ダメだぁ。。。

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第114話のTokina AF 3.5-5.6/28-80 PK と同じシリーズの100-300mm ズームですね。
Tokina 、シャカリキで集めてます。


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レンズ銘板を外したら、第1群もユニットで外れました。
この時期のレンズは、いかに一体化させ、コストを省くか、に傾注していたようです。
何も、銘板と一緒じゃなくてもねぇ。

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第2群を外すと、そこは絞りユニットが格納されている「峠」です。
前からは、ここまでですね。
後群の見えるところだけは、フキフキしときますか。

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第2群もレンズユニットは、プラ製ですね。
11時位のところにカビが見えます。
カビキラーで退治です。

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第2群を正面側から見ています。
綺麗になりました。

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第1群も10時位のところにカビがあります。
このレンズ、全体的にカビてますな。
普通、どっか1群を清掃すれば、OK なんですけどね。
重症だ。。。

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第1群も綺麗になりました。
後群は、一応綺麗なカンジです。
てか、配線とか面倒なので、お祈りして終了です。
組戻して、試写です。

ISO 1600 絞り16.0 1/25 +0.3EV です。

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ISO 1600 絞り16.0 1/30 ±0.0EV です。

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ISO 1600 絞り16.0 1/30 ±0.0EV です。

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第114話のTokina AF 3.5-5.6/28-80 PK より、色乗りが淡い感じですが、これは、カメラ側のカスタムイメージ設定を変えていることが原因かと思います。

Tokina 故、解像度は高いと思います。
バッチリでした。






第371話で、ちょびっと紹介した、NASA御用達、カミソリマクロの異名を持つ、 Vivitar Series1 VMC Macro 2.5/90 SR を持ち出してみました。

ファインダーを覗くと、ピークが出まくりで、ヤバいっす。
Tokina のレンズは、本当に凄い。
こんなレンズが世に出ては、ドイツのレンズが駆逐されちゃうわけですね。

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ISO 200 開放 1/2900 +0.3 EVです。

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本当は、もう終わりの菜の花を狙ったんですけど、風が強くて、そうだ!フェンスで被写界深度の深さを狙うか、なんてしました。
支柱4本目辺りからピンが出てますね。奥には深くピンが出ている模様。

ISO 200 絞り5.6 1/550 +0.3 EVです。

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若干、被写界深度が深くなったかな、程度ですか。
本当のピン処の菜の花には合っていません。
もっと、解像するかと思ったんですがね。
こんなものじゃない・・・
キレる描写を証明せねばならぬ。。。申し訳ない。。。


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Tokina の単焦点で、イイLENS はないかいな。。。と、物色しておりましたら、ありましたよ。
ポートレート級のレンズで、そら恐ろしいモノがっ。。。
流石、Tokina 。
NASA が設計し、1977年頃、先にVivitar からSeries 1のモデルとして、US PATENTを引っ提げ、発表。「世界一のマクロレンズ」として評価されたそうだ。
後に、「Tokina AT-X Macro 2.5/90」として国内展開したそうな。

私的には、先にTokina のレンズ物色から始まりまして、トキナ銘で無きゃ、Vivitar (S/N 37~)か、Porst 、REVUE 辺りまで物色すれば出てくるだろうと。。。
結果として、Vivitar 達は、日本のレンズを自社名で購入・販売してましたからね。イイ仕事してくれてました。
日本国内にTokina はそう多く流通してなくとも、海外に目を向ければ、国内の比ではない程の流通量がある。また、Vivitar 銘故、Tokina だかどこだか知らない者もいる。単にVivitar ・・・サードパーティ製の「お安いレンズ」と錯覚している者もいる。・・・狙い目だ。

今回は、そのTokina 製、US PATENTモノ。世界一の「カミソリTokina」のサワリを見ていただきましょう。
凄いよ!!

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シリアルナンバーの頭2桁。37~は、「Tokina製」を表しています。
第46話に詳解してますので、御覧ください。
この絵では、「黄色」が強いように見えますが、実際には、「緑色」か、まったりと各色が合わさったような、「ヤル気」のような、謎のレンズ色ですね。

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このようなメモリがMACRO っぽさを表しています。

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最短距離が40cm では、とてもマクロとは言えません。
専用エクステンダーを付けてこそ、MACRO となります。

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左側の記述が、US PATENT の証。

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M/SR ですので、MINOLTA=SR マウントですね。
ミノルタのマウントは、バヨネット式で、使いやすいマウントです。確実な操作が可能です。
因みに、キャノンFD 用は、「C」でした。あくまでも、Tokina 製レンズの表記です。

それでは、試写です。
ISO 400 開放 1/85 ±0.0EV です。
フィルムシュミレーションは、PROVIA です。

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色味が先ず、すごいですね。
PROVIA の色じゃない。
てか、この色なの?PROVIA。。。
開放から、キレッキレですね。さくらんぼの色鉛筆の筆跡が私のインジケーターです。

ISO 400 絞り5.6 1/27 ±0.0EV です。

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開放の方がイイか?
それほど、キレまくりです。
すっごいレンズが我が家に来たモンだ!

ISO 400 開放 1/125 ±0.0EV です。
フィルムシュミレーションは、PRO Neg. std です。

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このレンズでは、PRO Neg.std の「渋さ」がブッ飛んでますね。
PROVIA の方が、生き生きとした色味かと思います。
余程、リアルな写し込みができるレンズなのでしょう。
レンズ・絞り・ヘリコイドとも完調のレンズです。
イギリスからやって来たんですよ。
なんでも、チャリティーの資金になるとか。
日本じゃ、寄付なんてしないし、ね。

ISO 400 絞り5.6 1/28 ±0.0EV です。

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スッキリと、しっかり。
外に持ち出すのが、楽しみですね。
我が家のVivitar は、どちらかというと、富岡光学を追いかけた結果のコレクションとなっており、あとは、オーバーホールした「木野」さんですかね。広角ですが。


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X-T1 につけると、超かっけぇ!

これ、ピピッとなんねぇかな?
Tokina さん、Opera じゃなくてイイし、AT-X PRO じゃなくてイイし、AT-X で良いので、PENTAX 用をおねぎします。by ふっかちゃん(埼玉 深谷市 キャラクター)





第351話のポートレート級 60mm~110mm 解像度選手権 ④ ZOOM LENS の部で優勝したTokina。
7本のエントリーでも、十分強敵揃いでした。
その中で優勝したとあっては、Made in Japan Tokina。大した技術の製品群です。
第355話ポートレート級 60mm~110mm 解像度選手権 ⑥ 総合優勝戦でも、準優勝でしたしね。

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マゼンタ、緑、明るいブルー、黄色・・・コーティングも各色揃っていて、安心して撮影に臨めるレンズです。

ISO1000 開放 1/160 ±0.0 EVです。

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フィルムシュミレーションは、プロネガスタンダードで撮ってみましたが、やはり、これが一番しっくりといきますね。
イイ写りだと思います。


次に、標準的な「フジの色」、PROVIAです。
ISO 1000 開放 1/160 ±0.0 EVです。

DSCF1096

明るい色ですね。

おまけで、絞り5.6 で。
ISO 1000 1/60 ±0.0 EVです。

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絵としては、しっかりですね。
これも、シャープな絵となりました。
Tokina レンズ、欧州にはない、イイLENS です。
買い目だね、このメーカー。

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何年経っているんですか? このレンズ。
元箱、取扱説明書、値札!、レンズポーチ、勿論前後純正キャップ付きで我が家にやって来られました。レンズも勿論、完調です。

➡ カビがあったり、曇っているのは、製造時のオイルとかが駄目なんだと思いますね。
  経年変化まで見据えた製造が求められますね。






Tokina は、第57話TEFNONと「色味が同じ」であると指摘しました。
TEFNONがよく写るレンズですので、追加で仕入れました。
どんな写りをしてくれるのでしょうか。

IMGP9353-TOKINA


ISO 200 絞り10.0 1/640 -1.7EVです。

IMGP8731-TOKINA本番


SIGMAと比較しますと、背景のBokeh量が多いですね。電線周りにリングボケやら出てますね。これならば、夜景でも楽しい写真が取れるでしょう。

絞りは同じ10.0なんですけどね。
木の質感は、SMC PENTAX 1.2/50の方がありますね。
実は、1度撮影したのですが、「明るすぎる描写」となってしまい、再度、-1.7EVという暗い設定での撮影でした。
ピンクの色乗りは、SIGMAよりイイですかね、だけど、-1.7EVですからね。
この菊を撮影対象にした私が悪かったようです。
なんだか、よくわからない絵でしたね。

ISO 200 絞り10.0 1/400 -1.7EVです。

IMGP8732-TOKINA本番


ピントが合っていないのか、描写力が足りないのか、よくわからない絵のパート2ですかね。
この絵なら、SIGMAのどこまでもしっかりと写り込んだ絵の方がイイと思いますね。
ということは、SIGMA、ヤルじゃん⤴

ISO 200 絞り10.0 1/320 -1.7EVです。

IMGP8735-本番


この絵は、イイじゃないですかっ!!
SIGMAに負けていません。SIGMAの方が堅いTessar系の描写に対して、TokinaはPancolar風な写りに見えます。
イイレンズじゃないですか、Tokina。銘玉TEFNONの血が騒ぎますな。


ISO 200 絞り10.0 1/400 -1.7EVです。

IMGP8734-SIGMA本番


手前の白い菊のBokehが盛大で、撮影者の気持ちを汲んでくれた絵になりました。
逆光下の光の反射が、奥の葉に映えています。
えっ?  やはり、つまんないって? すみませんでした。

続いて、ISO 200 絞り10.0 1/100 -1.0EVです。

IMGP8729-TOKINA本番


ちょっと、白っぽくなりました。
SIGMAと比較しますと、丁度、SMC PENTAX 1.2/50との中間より、少し、SIGMA寄りという描写ですね。
花の中心が、「かめはめ波」っぽいのは、モロ、PENTAXっていうカンジですがね。

最後に、ISO 200 絞り10.0 1/60 -1.0EVです。

IMGP8728-TOKINA▼


いやー、この絵はヒドイ。。。
青味が、ブッ飛んでいます。
どうしてこうなるんでしょ? 不思議だ。
1つ前の写真がイイ感じの「青」を描写できたのに、どうしてこの絵の「青」がブッ飛んだのか、全く判りません。
後のフェンスの網も、こんな色ではありません。
ちょっと、アブないLENSですねぇ。。。

IMGP9354







今回は、Tokinaです。
あまり、人気はないですよね。。。
なんででしょ??

IMGP9032-TOKINA本番



このレンズでの撮影もそうですけど。。。
やはり、X-T1に装着したズームレンズだと、ピーキングでの焦点合わせは苦労しますね。
あっちこっちにピークがでまくりで、合っているのかどうか、サッパリです。
拡大したファインダーで確認しても、ジャスピンにはなっていませんね。
レンズが悪いのか、腕が悪いのか。。。

腕の悪さは、カメラ側でなんとかしてもらわないと・・・
昔の一眼レフやバルナック型の「スプリットイメージ」合焦式のファインダースクリーンにならないものですかねぇ!
素人には、一番分かりやすく手軽だと思うのですが。


ISO 200 開放 1/220 -0.7EVです。

DSCF8180-Tokina


何枚も、首を傾げながら、撮影後もファインダー内で確認(X-T1はこれが便利)しながら、撮影したのですが、パソコン画面の大きさでの確認とは雲泥の差なんですよねぇ⤵
誤差が大きすぎますね。
圧縮ソフトのワザが良くなって、やっと、見られる画像を提供できるようになりました。
特筆すべきは、ピン部分の前の向かって左側のゼラニウムの葉の色が、TOKINAとTEFNONだけが、めちゃ、青いです。緑が濃いというべきでしょうか。
とても、印象的な色乗りでした。
 ➡ 同じ所で製造されたかのようです。
そう言えば、赤の色乗りも、「絞り・露光」の調整具合もあると思いますが、「よく似ている」気がします。
と、いうことは、TOKINAのレンズは、イイLENSということになります。
もっと、活用すべきレンズでしょう。


確認を進めましょう。
ISO 200 絞り5.6 1/105 -0.7EVです。

DSCF8184-Tokina-5.6


赤の色味の乗り、悪くないですよね?
どのような理由で人気がないのかと。。。
スッキリ度は、上がりましたか。
前のコメントでは、「ただ、TEFNONの方が解像度で上かなぁ!!」と、思いましたが、違いますね。
多分、TEFNONと、「全く同じ」です。
圧縮後の画像がクソで、評価を誤っていました。
この点、先に見ていただいた方には、申し訳なく思います。
このTOKINAのレンズは、PENTACON張りのドイツ勢に全くヒケを取らない、世界展開できる良質なレンズであると思います。
重ねて、訂正致します。

ダブルヘリコイド構造で、複雑・高価なボディであり、メーカーの意気込みも感じられる、銘LENSです!!

IMGP9030-TOKINA本番







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