M42は如何でしょうか。

M42マウントレンズを中心に、バイクや機械式時計とともに遊んでいきます。

カテゴリ: Mir

​中判のレンズも「マウントアダプター」で、ミラーレス一眼やPENTAX PKマウントで利用できます。
第7話で、PENTAX 6×7 用レンズをマウントアダプターを利用して、PENTAX K-3にセットして撮影したところ、「大口径」故のもーれつな情報量を吸い込んで、素晴らしい映像を記録してくれました。

で、調子に乗って、今度は、Pentacon SIX用のレンズをK-3で楽しんじゃおうという企画?ですわ。。。

このPentacon SIX用マウントアダプターをGETしてあれば、Pentacon SIX用のレンズはもちろん、ロシア製キエフ6やキエフ88用のレンズもセットできます。
そういった意味では、ロシア製のカメラは、皆、ドイツ製のパクりですので、使い道が広がりますね?

さて、どんな写りなのでしょう。

IMGP8892


ISO 400  開放 1/6400 ±0.0EVです。

IMGP0503Mir-3B


爽やかな色味ですね。
Boleh具合も丁度イイ感じです。
続いて、ISO 200  絞り5.6 1/800 ±0.0EVです。

IMGP0504-Mir-5.6本番


クッキリしてきました。黄色の色味もフレッシュな感じですね。
緑の線が太い感じです。。。

被写体を変えてみましょう。
ISO 200  開放 1/1250 ±0.0EVです。

IMGP0515-Mir-3b


赤の色味が濃ぃぃいですねぇ。。。
絞り込んだら、どうなるんでしょ。
ISO 200  絞り5.6 1/320 ±0.0EVです。

IMGP0517-Mir-3b-5.6


爽やかな色味が強調されました。
引き続き、赤の色味は濃い気味ですがね。
1枚の写真で見た時には、キレイな写真だね、と、いうことになりますがね。
ちょっと、ハデな写り方でしょうか。悪いということではないけれど。。。

朝の1コマを。
ISO 400  開放 1/1000 -0.7EVです。

IMGP0534-Mir


イイ色味です。
この花は、こんな色なんですよね。ちょっと、オレンジ色のような。
「リアル」な色乗りです。好感が持てます。
背景のBokeh方もイイ感じです。
続いて、ISO 200  絞り5.6 1/250 -0.7EVです。

IMGP0536-Mir-5.6


ちょっと、「レモン色」に近づいちゃいましたね。
ドイツ製レンズは、「レモン色」っぽく写ります。Made in japan製のレンズは「より自然」な色乗りです。このロシアンレンズは、Made in japanに近い色乗りかと。。。
いいレンズですね。

お花の色、イロイロでは。。。
ISO 200  開放 1/4000 ±0.0EVです。

IMGP0549-Mir3b


手前のBokehが、気になりますね。
ピンが奥でフレーミングするときは、「要注意」なレンズでしょうか。
絞ったら、どうなりますか。
ISO 200  絞り5.6 1/1250 -0.7EVです。

IMGP0552-Mir-3b-5.6


わぉっ。
すっげぇ、イイ色でイッパイです!
手前のBokehも解消され、キメっって感じですかね。
相変わらず、緑は濃いな。

最後に、クガイソウです。青味は強いハズですが。
ISO 400  開放 1/500 -0.7EVです。

IMGP0560-Mir-3b


「青」というより、「紫」っぽい色の出方ですね。
緑色は、若々しいフレッシュないろの出方で、真上から陽が差しているのが判る絵になりました。
ISO 200  絞り5.6 1/125 -0.7EVです。

IMGP0563-Mir3b-5.6


一番手前の花が、少しリアルになってきました。
どちらの絵がイイ絵なんですかね。
好みの範囲でしょうかね。私的には、開放の絵のほうが、風を感じますね。


PENTACON SIX→PKアダプターです。

IMGP8891☆


さて、今回使用したMir-3bは、PENTACON SIXやKiev 88・Kiev 6などと互換性のある中判カメラ用のレンズです。
東側ならではの「共通性」のお陰で、アダプターを介してPENTAXマウントで利用できます。
つまり、ペンタコンシックス用もキエフ88用も同じマウント、と、いうことです。

PENTACON6→PK。このアダプターは、SHUTTER SPEEDさんという、バイヤーから購入しました。
シャッタースピードさんは、年末の、もう休暇だろうという時節でも、発送事務をされているバイヤーさんで、確実・丁寧に対応いただける方です。

以下に、リンクを掲出しておきますので、参考になさってください。
なかなか、「PENTACON SIX→」のアダプターを在庫されているバイヤーさんはいられないかと。


■ Shutterspeedヤフオク店

https://auctions.yahoo.co.jp/seller/shutterspeed_japan





第二次世界大戦は、正に「今」を作ったのでしょう。

ドイツ第三帝国のV2ロケットの技術は、日・独・伊三国同盟の敗戦を踏まえ、70年を経た今、ロシア・中国を経て、「対アメリカ」の名目の下、北朝鮮が、我が物顔で連日、喧伝している。
だか、その技術の結果を、平和ボケした日本人にとっては、脅威とも感じず、「平和憲法」の下、自国民として「もう、戦争はない。安全だ。吉本のお笑いでも見るか、面白いし。」と勝手に誤解しているのが現状だ。・・・だって、「憲法で戦争はしない≠誰からも仕掛けられない=安全」だと。
自分から戦争はしないと言っても、対峙者がやりますよ、と、言っていれば、一方的に日本国民に被害者が出るのは、至極、当然であり、誰が鉄拳を持って、その理念たる「平和」を維持するのか、できるのか、よく考えたほうが良い。
→→→「平和」を維持できる、したい、は、当該憲法を承認した、日本国民である、でしょうか。
   つまり、昭和40年代の安保闘争というものは、別の意味で「合っていた」と、いうことでしょうね。
戦争放棄を憲法に綴ったのは、時のGHQの承認なくして、または、指導されて、明文化したのは明らかだ。また、あまりにも酷な戦争の状況を経験した日本人(特に沖縄の方々)はその一文をもって、将来に約束するとともに、アメリカとっても、対戦国とはならない有利な一文であった、ということでしょうね。
日本が「戦争放棄」を憲法に掲げる代わりに、アメリカは、圧倒的な軍事力をもって、日本程度の小国の政治体制を維持してやる=ほぼ属国扱いが、日米安保=昭和40年台であったが、21世紀の今、ブレグジットを発端として、アングロサクソン系の文化の中にある人々は、「自国優先」を熱望し、イギリスのEU離脱・トランプ大統領を誕生させた。=日本は日本で生きていってください、と。
は?、何を文章化しているのかな。カメラ・レンズのブログに関係あるのかな?
と、とにかく、ドイツの光学技術・設計図を「強奪」?した、ロシアによる、ロシア人たる誇りなしの何でもありのレンズ、ドイツの技術をパクったMirを紹介します。
Mirって、平和っていう意味だって。あはは。。。

とりあえず、ベースモデル ZOMZ Mir-1 Grand prix Bruxellesと、レアモデルMir-1SHです。Zeiss FLEKTOGON Copy と、堂々とebayなどでは掲出されています。

IMGP8746-Mir1-ZOMZ本番



IMGP8771-Mir1-SH本番


   上 Mir-1 ZOMZ(ザゴルスク光学機械工場製)
   下  Mir-1SH   (レアモノで、製造者不明)
           「山」みたいな文字1個でSHだそうな。

ZOMZ(ザゴルスク光学機械工場)というレンズ工場について、ロシアの工場は大きく「軍需工場」と「専業工場」の2つに分かれていたようで、第6話で「おまけ」のように登場したKMZのHeliosは、軍需工場製に該当し、ZOMZは、専業工場になりますね。と、いうことは、KMZの製品の方がよりシャープで、ほかの工場製は民需向けってカンジなんでしょうかね。。。

まず、開放の絵から見てください。
Mir-1 ISO 200 1/2000 ±0.0EVです。

IMGP8061-Mir-1-2.8本番



続いて、Mir-1SH。
ISO 200 1/1500 ±0.0EVです。

IMGP8040-Mir-1SH-2.8本番


Mir-1の方が、色乗りは良いものの、全体的な「色バランス」「解像度」は、Miir-1SHに分があるかと。。。絵の総合的な「美しさ」は、SHかと。
でも、SHって、Schoolの意味らしい。マウント部も防水の授業があったのか、正式なM42ではない。何か、カメラとレンズの間に防水のアタッチメントがあったと推察しています。つまり、M42と表記されていても、マウントに合わず、ズボズボです。→購入しないほうが良いかと。
赤の色乗りは、-1の方が濃く、Bokehも-1の方が円周部でボケているような気がします。そんなカンジのなかで、トータルとして、なぜか、SHの方がイイ写りに見えるんですかね。
被写界深度は、SHの方が深いと思います。このせいで、FLEKTOGONを絞った時のように、イイ写りに見えるんですかね。
見えすぎかと。自分は、パンフォーカスが好きですからね。

続いて、Mir-1 Iと、続いてMir-1SHの絵を御覧ください。
とちらも、ISO 200 1/180 絞り5.6 ±0.0EVです。

IMGP8063-Mir-1-5.6本番



IMGP8043-Mir-1SH-5.6本番


やはり、-1の方が色乗りはいいですね。
撮って出しの原稿を見ていただけないのが、心苦しいですが、同じようでも、色乗りは-1、解像度が高いのが、-1SHです。

最後にボティの様子を。
Mir-1です。

IMGP8754-Mir1-ZOMZ本番



続いて、Mir-1SHです。

IMGP8772-Mir1-SH本番


まぁ、変わらないと言えば、変わらない鏡筒ですね。




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