M42は如何でしょうか。

M42マウントレンズを中心に、バイクや機械式時計とともに遊んでいきます。

カテゴリ: Meyer-Optik

皆さん、お待たせしました。
初の紹介から7ヶ月?!
初めての無限遠撮影です。

ブログのアクセス多いんですよね、このレンズ。
人気だぁ。。。
そんなにイイかな。このレンズ。
PENTACON AV と兄弟ですが、コーティングが違いますので、お好きな方を決められた方がイイですよ。
暖かい色調が好みの方は、Meyer を。
しっかりとした色調が好みの方は、PENTACONを。
先の試写で明らかですね。

つい最近、第310話で「PENTACON AV 2.8/80 ほか3本 完成編」にてこのレンズを完成させましたが、PENTAX K-3 でも使用したいと思いましてね。一度接着・固定したリングを外して、フランジバックを稼ぎ、扱い易いようにしました。
5mmほどレンズ先端の方にリングを移動して、ヘリコイドリングの可能性をアップしました。

DSCF8048


DSCF8049

写真でわかるかな?
ちょびっと、ズレてます。

ISO 400 開放 1/480 ±0.0EV です。

DSCF8023

まぁ、甘い無限遠ですが、手元など特徴的なBokeh で表現されており、近場で、逆光で、本領発揮なのでしょうね。
一応、どんな撮影にも耐えることができるものと判断します。








今回は、人気のレンズ。
Meyer のTrioplan 2.9/50 ですね。

普通は、M42 とかEXA 辺りのマウントでないと、利用できないんですけど、敢えてAltix マウントのものを購入しました。
Altix マウントのものは、安い、というのもあるんですけど、「状態の良いもの」という観点からの購入です。ミラーレスへのマウントならば、楽勝ですよね。
マウントアダプター代を加算しても、M42 モノより安いです。

ISO 800 開放 1/15000 -0.3EVです。

DSCF6371-MARER-TORIO

最初から、1/15000 って、どうゆう構図なんですかっ!
空の色味はイイですが。

ISO 800 絞り8.0 1/2500 -0.3EVです。

DSCF6372-8.0

コレならば、なんとか理解できます。

ISO 800 絞り11.0 1/18000 -0.3EVです。

DSCF6374-11.0

みんな、Trioplan 好きそうなので、敢えてBoka してリングBokeh てみました。
え"ぇっ、いらない?・・・すみません。。。

ISO 800 開放 1/1900 -0.3EVです。

DSCF6376

このレンズ、割と遠くまで解像しますね。
今後、期待しちゃおっかな。。。

ISO 800 開放 1/2200 -0.3EVです。

DSCF6377

イイんじゃなぁい~
被写界深度、深いな。

ISO 800 開放 1/5000 -0.3EVです。

DSCF6379-開

Meyer 、ギリギリとくるな。凄い!

ISO 800 絞り8.0 1/1250 -0.3EVです。

DSCF6380-8.0

更に凄い。
いい秋の一日です。。。
楽しい。

ISO 800 開放 1/3500 -0.3EVです。

DSCF6381-開

ISO 800 絞り8.0 1/640 -0.3EVです。

DSCF6382-MAYER-TRIO-8.0

Trioplan って、秋のために設計されましたか?

ISO 400 絞り8.0 1/220 +0.3EVです。

DSCF6477-MAYER-TRIO

50mm ですが、良い解像かと思います。
色味もよろしい。

ISO 400 絞り8.0 1/450 +0.3EVです。

DSCF6479-MAYER-TRIO

まっ、こんなもんでしょ。。。

ISO 400 開放 1/2000 +0.3EVです。

DSCF6489-MAYER-TRIO

ちょっと、ハレーションが。
でも、「朝」らしい清々しさです。

ISO 400 絞り8.0 1/850 +0.3EVです。

DSCF6491

雄大に写ってるなぁ。。。
いい絵だ。

ISO 400 絞り8.0 1/850 +0.3EVです。

DSCF6492

キリキリに写っていますね。

ISO 400 絞り8.0 1/220 -0.3EVです。

DSCF6594

これ、Velvia で撮影しました。
以前のモノはASTIA ですがね。・・・判りますぅ?  私、判りません。
紅葉の後ろの木の緑が「綺麗な緑」で判断いただけると思います。
「赤」もキレイになっているような。。。

ISO 400 絞り8.0 1/900 -0.3EVです。

DSCF6596-MAYER-TRIO

これも、Velvia です。
笹が「若草色」になっちゃいました。
しかし、よく解像するレンズです。

DSCF6670

DSCF6671

レンズの直ぐ下が、Altix ➡ ライカL39(スクリュー)アダプター。
そこから、L39 ➡ FX マウントアダプターへ。
で、X-T1 に繋がります。




第5話で取り上げました、Meyer-Optik Görlitz 1Q Lydith 3.5/30 M42 は、東ドイツの国策により、PENTACON へと吸収されました。
しかし、そのPENTACON で製造されたレンズは、「まんまMeyer」の時代もあり、後になっても、基本設計は継承したモデルもあります。
今回は、本家Lydith 3.5/30 と同一設計のPENTACON 3.5/30 と写りがどう違うのか確かめたいと思います。

先ずは、Lydith から。
ISO 200 開放 1/1700 -0.7EVです。

DSCF6326-LYDITH

絵的にはしっかりしてるんですけど、ピンがどこだか判りませんね。

PENTACON です。
ISO 200 開放 1/1500 -0.7EVです。

DSCF6331

感覚的には、PENTACON の方がしっかりとした描写に見えますね。

続いて、Lydith 。
ISO 200 絞り8.0 1/420 -1.0EVです。

DSCF6328-LYDITH

絞っても、あまり変化がないのでは?
開放から絵ができちゃっているようですね。
このような遠景より、近場勝負ですかね。Bokeh 味もいいレンズなので。なんか違う気が。

PENTACON
 ISO 200 絞り8.0 1/340 -0.7EVです。

DSCF6334

やはり、PENTACON 乗りですかね。

Lydith 
ISO 400 絞り8.0 1/280 +0.3EVです。

DSCF6461-LYDITH

PENTACON
 ISO 400 絞り8.0 1/320 +0.3EVです。

DSCF6465-Pentacon-30mm

PENTACON
 ISO 400 絞り8.0 1/140 +0.3EVです。

DSCF6466-PENTACON-30mm

やはり、ご先祖様も含め、近景付きの方が見応えがありますね。

Lydith 
ISO 400 絞り8.0 1/320 +0.3EVです。

DSCF6462-LYDITH

PENTACON
 ISO 400 絞り8.0 1/340 +0.3EVです。

DSCF6463-PENTACON-30mm

こんなカンジの絵ですと、本当にどっちがどっちか、判りませんね。

Lydith 
ISO 400 絞り8.0 1/420 +0.3EVです。

DSCF6484-LYDITH

PENTACON
 ISO 400 絞り8.0 1/480 +0.3EVです。

DSCF6485-PENTACON-30mm

この対比も、PENTACON 乗りですね。
色味がイイです。

Lydith 
ISO 400 絞り8.0 1/250 -0.3EVです。

DSCF6585-LYDITH

PENTACON
 ISO 400 絞り8.0 1/320 -0.3EVです。

DSCF6586-Pentacon-30mm

この絵ですと、クッキリ具合で、やはりPENTACON ですかね。
と、いうことは、PENTACON の圧勝でしたね。

Lydith

DSCF6654

DSCF6655

PENTACON

DSCF6656

DSCF6657

最短距離は、Lydith が33cmで、PENTACON が35cmですか。
レンズの仕様は一緒でも、どこかイジってあるのでしょうね。
筐体のデザインも、全く異なっているといえば、いえますが、似てるといえば似てますね。














第98話でも、取り上げたんですけど、こう、ロシアンレンズの優勢・ドイツ勢の劣勢ですと、「基調」はどんなカンジなのか、アベレージを叩けるレンズが欲しいと、再登場です。

Meyerのレンズは、どれも素晴らしいレンズで、古さや媚をカンジません。
ある意味、孤高ですらあります。

DSCF6020


どんな紫陽花を見せてくれるのでしょう。。。

ISO 200 開放 1/2000 -0.5EVです。

IMGP9806-Primotar3.5

ですよねぇぇぇ。。。
最低、ドイツのレンズなら、こんなカンジですよねぇぇぇ。

ISO 200 絞り5.6 1/750 -1.5EVです。

IMGP9808-Primotar5.6


おおっ、ですよねぇ!

だんだん、乗ってきた。
細かく、見ていただきましょう。
ISO 200 開放 1/1500 -1.0EVです。

IMGP9802-Primotar3.5

んだなっ。
再度、ISO 200 開放 1/750 ±0.0EVです。

IMGP9803-Primotar3.5

んだっ。
ISO 200 絞り5.6 1/250 ±0.0EVです。

IMGP9804-Primotar5.6

ちょびっと、明るいか。
ならば、ISO 200 絞り5.6 1/350 -0.5EVです。

IMGP9805-Primotar5.6

細かく言うと、もう1段、でしたか。
やーっ、やっとドイツ勢らしい「色」「解像度」に会えてホッとしました。
こうじゃないとね。
ZKとか、なんじゃこの色、には・・・ホトホト閉口しました。
それもグループですよ、システム化されてました、あの色⤵

赤味をね。
ISO 200 開放 1/3000 -0.5EVです。

IMGP9793-Primotar3.5

Bokeh具合の良さから、絵がイキイキしてますね。
風は吹いていないんですけど、吹いていない風さえ吹いているようです。

ISO 200 絞り5.6 1/750 -0.5EVです。

IMGP9794-Primotar5.6

GREAT!
整骨院に行ったみたい。
スッキリ!です。


DSCF6022


この絞りリング、クリック感があって、ホント使いやすいです。
鏡胴も、ロシアンの品質とはダンチですわ。

今度は、何をレポートしよっかなーーー









今回は、Meyer のPrimotarです。
ebayで、「Rare」扱いです。


Meyerは、何本か紹介させていただいていますが、どのLENSも、「歴史」と「技術の進展」を感じることができるMeyerばかりでしたが、今回のMeyerも、その歴史の中で、ほぼ「Tessar」状態の一品かと思います。
何本、流通したのでしょうね? 1000本? 2000本?
「Rare」ってんだから、少ないんでしょうね。まさか、ヒドくて売れなかった、ってモノではないんでしょうね。。。

IMGP9267-Primotar


ISO 200 開放 1/1500 -1.0EVです。

IMGP8494-Primotar本番


おぅ、イイ絵ですね。
ピンは、しっかり。周辺からBokehまくりですね。
とっても、良い絵だと思います。
Meyerは、本当にイイLENSばかりですね。どれで撮影しても、皆、良い絵が撮れています。

続いて、ISO 200 絞り5.6 1/250 -1.0EVです。

IMGP8500-Primotar-5.6本番


いやー、確かな表現が届けられなくて、とても残念です。
ブログって、本当に不親切ですよねぇ⤵
この会心の絵が届けられないのは、本当に心苦しいです。

原稿は、非常にキレていて、ピントぴったり、色調OK、Bokehも見事!と、いった絵なんです。
残念です。
Zeissとは、一線を画す、とても自然でハッキリとした絵です。素晴らしい!!!

IMGP9268


​このレンズは、プリセット絞りです。一番先頭の赤(5.6)と黒●(11)の間の操作で絞りが決まります。​




第51話でDomiplanのEXAKTAマウントを紹介しましたが、実は、M42バージョンも所有しておりまして、今日は、こちらを紹介します。

EXAのものは、紹介しましたとおり、レンズのクリーニングに苦労したのですが、このレンズは何もしていません。
レンズもボディもきれいなもので、まー、Excellent状態でしょうか。
レンズが綺麗でも、メイヤーはレンズの保持が3点で保持されているらしく、ジャスピンの個体は割りと珍しいのだそうです。
それほど、調整が神っている必要があるらしいのです。
ですから、「だめいや~」などと言われているのでしょう。
幸い、私はその「だめいや~」に会ったことがないんですけどね。

IMGP9104-Domip


EXAバージョンとフィルターの位置が違います。
EXAバージョンは、銘板の外周部がネジ切られており、40.5mmなんですが、このM42バージョンは平均的な49mmです。
M42バージョンの方が新しいのは明白で、もしかしたら、設計も見直されているのかも知れません。
その意味では、EXAバージョンは、「貴重」なDomiplanかも知れません。

先ず、ISO 200 開放 1/640 -0.3EVです。

DSCF8271-Domiplan-本番


かっ、開放から素晴らしい写りじゃないですかっ!
フジらしい色乗りです。
ZeissのTessarとは、一味違った、ちょっとやさしい描写ですが、十分な絵だと思います。
また、EXAバージョンと趣も異なります。

EXAバージョンの方は、ピン部分でも甘ぁいカンジで、掴みどころがないく、グルグルでしたが、こちらのレンズはクッキリ・ハッキリです。
やはり、この位の上級な解像がいりますよねぇ。なにせ、一眼で撮影しているのですから。
それにしても、なんでこんなに違うの??

Domiplanは、割りとポピュラーなレンズで、玉数も多く、安く手に入れられるレンズの一つですが、こんなにイイんじゃ、オススメのレンズですね。
ただ、少し離れた被写体が、ぐるぐるしているのは、M42もEXAも一緒ですね。

それでは、ISO 200 絞り5.6 1/105 -0.3EVではどうでしょう?
Tessarが「鷹の目」ならば、Domiplanは「鳩の眼」くらいなのかな?

DSCF8272-Pomiplan-5.6


うぅっ、鳩どころではないですね。
時間が止まったかのような、一瞬を映し出しているじゃぁないですか。
Bokeh具合もGOOD!
素晴らしい絵造りです。
最高ですね。Domiplan M42。

IMGP9105-Domip


このレンズも、Meyerならではで、A⇔Mスイッチがないんですよ。
だから、マウント部の「押しピン」が押されている状態じゃないと、好きな絞り値にできません。

K-3にピン押しタイプのアダプターを付ければ済むことなんですが、三脚に付け替える手間を惜しんじゃいまして、X-T1にアダプター接続で撮影しました。





今回の撮影で、一番「手間を掛けて撮影にこぎつけた」愛着のあるレンズ、Meyer-optik Domiplan 2.8/50 EXAです。
「手間を掛けた」とは、先ず、EXAKTAマウントにも係わらず、「1本くらいならイイや」と、安直に買ってしまったところ、M42マウントとは異なり、EXAマウントは、レンズ側のレバーがシャッターボタンになっていたり、プレビューボタンになっていたり、まぁ、面倒っちいこと、この上ない。
・・・なんだ、このレンズ!⤵⤵⤵ プレビューボタンを同時操作しないと絞れないじゃん⤵⤵⤵
次に、「安いには安かった」ものを購入してしまったため、レンズにはお決まりの「カビ(fungus)」「曇り(haze)」があり、これを除去するのに時間と手間が滅法かかってしまいました。
安物買いの銭失いを実践してしまい、こんなに大変だったら、少しは出しても、「Mint」「Excellent」クラスを買っておけば良かったと、何回グジグジしたことか。。。
ですので、どんな写りをするのか、大変興味があります。

IMGP8978-DomiP



ISO 200 開放 1/1100 ±0.0EVです。

DSCF8146-DomiP


なんですか、このレンズ!!
薄い靄がかかったかのようなはっきりしない解像の上に、あっちこっちが「グルグル」で、玉Bokehだらけではありませんか。
ピンが来ている場所くらいは、「パキッ」としてもらいたいものですが、ピンクレディの「UFO」状態じゃぁありませんか。
⇒「UFO」、分からない? YouTubeでも見てもらって、振り付けを見てみてくださいな。
花弁の色調は大変よろしい。被写体に照らして「自然」な発色です。解像度はびっくりの低さ。・・・グルグルです。

続いて、ISO 200 絞り5.6 1/5000 ±0.0EVです。

DSCF8148-DomiP-5.6


解像度も、中心部でグッと上がり、これならば「このクセ玉、いつも1回は使いたいな」、と、思えるレンズになってきました。
調子に乗って、あまり絞ると、このレンズの良さが発揮できないんでしょうね。。。
流石、Meyer。日本では絶対に製作しないような製品を送り出してます。
このレンズで、ポートレート撮影でもした日には、モデル以外は洗濯機でかき回されたようなことになるでしょう。面白い絵ができること、請け合いです。
でも、露出に最大限の配慮をする必要がある、そういったレンズであることに間違いはないでしょう。
日暮れ時、夕焼けを取り込んだ絵造り、逆光時・・・色々なシチュエーションでカメラを前に何度プレビューするか、何枚も撮影するか大変だろうと思います。・・・それも、楽しいでしょうけど、相手がいるとムカつかれることは必死ですね。
でも、よかった。ここまで整備するのは大変でした。レンズ構成は簡単なんですけど、どうやって、カビや曇りを除去して、クリーンでスパッとキレるレンズまで回復できるか、一生懸命作業をした甲斐がありました。
撮影した結果、開放では甘いレンズまでしか戻せなかった・・・元々甘いレンズ?か??
欧州では、どのカメラにも付いていた、割りとオーソドックスでポピュラーなレンズなんですよね。

EXAKTA→FXマウントアダプター付きでの撮影です。
このアダプターさえあれば、ユニバーサル・マウントであるEXAKTAのレンズが使いたい放題です・・・面倒な操作がいるので、私は使いませんが。⇔両手使いで撮影なんてまっぴらです。

IMGP8977






Meyer-Optik Gorlizって、素晴らしいレンズを製造したメーカーですね。
Lydith3.5/30、ORESTON1.8/50、どちらも素晴らしい色乗りと描写でした。
これら製造当時のドイツ製レンズの描写力・色乗りは、日本製レンズも、さぞ、参考にしたことと思います。
Lydithは、5群5枚構成のレンズで、後のPENTACONの3.5/30レンズの基になったそうです。
今回紹介するPrimagon 4.5/35は、4群4枚で、構成が異なる広角系のレンズです。
Primagon 4.5/35は、トリプレット(3枚構成)に1枚加えたレンズで、トリプレット的な写りの「優等生」だそうな。
どんだけ~~~~~
なのかな?

IMGP8917-Mey-Prima


古いレンズなんで、モノコーティングですね。。。
ISO 200 開放 1/1000 ±0.0EVです。

IMGP8114-Meyプリマ


少し、黄色の色乗りは、薄いですかね。
パソコンで、タクマー3.5/28と比較して、色乗りは同等 (少しタクマーの方が濃い) ですが、全体として、Meyer一家ならではの「激描写」ですね!!
何も言うことはありません。完敗です。
後ろの鉄塔が「二線Bokeh」のように見えますが、はしごがBokehているので、二線Bokehではないです。
ISO 200 絞り5.6 1/500 ±0.0EVです。

IMGP8116-Meyプリマ-5.6


元が4.5なので、5.6に絞っても、全く素人の私には、差が判りません!なんてこった。。。
ISO 400 開放 1/350 ±0.0EVです。

IMGP8152-Prima


いやいや、とても自然な「色味」です。
描写も的確ですね。素晴らしい!

ISO 200 絞り5.6 1/250 ±0.0EVです。

IMGP8154-Prima-5.6


まぁ、いい絵ですね。。。
「ナチュラル」という意味で、日本製を支持している私ですが、このPrimagonの描写力には参りました。
岩の成分まで写っているかのようです。

色イロイロでは、どんな写りですか。
ISO 200 開放 1/750 ±0.0EVです。

IMGP8281-Meyプリマ本番


画角が、丁度イイ感じですね。
ある時期、ドイツでは、ヒトの目の角度は40°~45°程だろうということで、それに合わせてレンズ設計をしていた、というのを聞いたことがあります。
違うかもしれませんが、このレンズの画角を見ると、丁度いい角度で撮影ができたかな、と、思いました。
色味は、少しだけ淡白な感じがしますね。やはり。


ISO 200 絞り5.6 1/180 ±0.0EVです。

IMGP8284-Meyプリマ-5.6本番


第27話のマミヤでは、何を訴えたいのかサッパリでしたが、この広角レンズでは、全ての花と遠景の山が参加して、夏のひとときを表現しています。皆が生き生きと伸びやかに、撮影に応じているかのような気がします。
描写力の差が絵として訴えている、流石、Meyerの優等生でした。

Lydithを持っていかなかったので、どちらがイイのか、決着したいですね。
もしや、PENTACONは後継レンズの選択を誤っちゃってませんか???

IMGP8918-Mey Prima







今回は、マイヤーのオレストンで~す。
Lydithが、写りであまりにも飛ばすことから、そんなことなら、同じ会社の他のレンズはどーなのよ??

MeyerのORESTONは、PENTACON auto 50/1.8の直系の御先祖様とも言われています。
しかしながら、第6話で、PENTACON auto 50/1.8は、ペンタコンとして歩み出してからの色乗り具合をZeiss FLEKTOGONと比較しつつ、MeyerのLydithの色乗りを踏まえ、Meyerとは違う道を歩み出したことを紹介しました。

って、ことは・・・
ORESTONの写りが、「赤み」の乗りが良ければ、Meyerとしての「筋」が通った一品、ということができますが、さてさて。。。

MEYER-ORESTON-LENS2


このORESTON、1Qのマークがないんですよ。
んーん。だけど素晴らしい。
どこかのブログに書いてあったけど、1Qは関係ないって。
でも、ある一定の規格として、ないよりあった方が、50年もしたら良くなるような気がします。

ISO 200 開放 1/4000 ±0.0EVからどうぞ。

IMGP8070-ORES-1.8


やったぁ~~~!!!
「紅色」の色乗りは、Lydithと同じかそれ以上。
「青」は、雰囲気が異なるものの、濃い、です。
ドイツ勢にあって、銘玉と呼ばれるレンズ群とは異なる表現を醸し出しています。
これなら、ロシアンレンズとは、対角線上にあります。「赤上げて」、「赤下げない」です。
ロシアンレンズは、「青上げて」、「赤下げっぱなし」ですからね。
具体的には、ZeissともHeliosとも、発色が違います。

んんん~~~ならば、f=5.6なら、どーなワケ???
ISO 200 絞り5.6 1/350 ±0.0EVです。

IMGP8072-ORES-5.6


いや~たまりませんな。
「光」と「時」まで、写っちゃっているじゃ、ありませんか。
?・・・そこまでではない??
失礼いたしました。
こんなにイイ感じじゃぁ、6✕7のタクマー君と勝負かな?

MEYER-ORESTON-BODY


胴周りは、PENTACONに似ているような、いや、PENTACONが似ている・・・気がします。
最短距離は、目盛り上、0.33mですが、もっと寄れます。
Meyer-Optik Gorlitz ORESTON 1.8/50 でした。





今回の撮影で、機械的に開放撮影がアンダーとなった、3番目。

Meyer-Optik Gorliz 1Q Lydith 3.5/30です。
マイヤー?メイヤー?
発音、難しいですね。
島国の人だったら、めいやーかな。
まーいいやぁ。。。


Meyerは、ドイツ・ザクセン州ゲーリッツで古くから生産を続け、東ドイツの国策の中でPENTACONへと統合されたレンズメーカー。
なんと、2014年9月、復活を遂げたレンズメーカーでもあります。
HPを覗くと、目が飛び出るような高値の製品が販売されておりますが、モノによっては、NIKON・CANONマウントしかないものもあり、(泣)であります。
M42はあるけど、Kマウントがないんじゃねぇ・・・
PENTACONに統合時、象徴となるのは、ドレスデンのエルマネンタワーです。
ツァイスイコン~ペンタコンの本拠地として、レンズにその象徴を刻んだことは、メーカーとしての自負が伺えます。
Meyerの設計・技術・人的資源等は、PENTACONの製品に反映されていることと思いますので、度々、思い出してくださいね。元々はPENTACONなんてレンズメーカーはないのですから。
Meyerとして、復活すべく企業としての強いポリシーは、品質・フォトグラフィー魂の下、再びGörlitzで設計され、ドイツで製造されているそうです。
新しいMeyer、使ってみたいですね。

IMGP8757-MeyerLydith本番


それでは、ISO 200 開放、1/750 ±0.0EVから。

IMGP8047-Meyer-Lydith-3.5本番


おおっ、フレクトゴン程Bokehていないが、なかなかの写りですね。
スーパータクマーよりはBokehてます。
青・緑はスーパータクマーと同等の色乗り、赤は若干スーパータクマーより乗りが良いでしょうか。
スーパータクマーと同じ開放値3.5。
だけど、Bokehる表現は異なる。
と、いうことは、開放値の差だけではないんですね、レンズの表現は。
またまた、ドイツ勢に表現の幅で、譲っといてやりますかね。

続いて、ISO 200 絞り5.6 1/180 ±0.0EVです。

IMGP8048-Meyer-Lydith-5.6



ピント部では、スーパータクマーより青が切れ、色乗りもやや厚く、解像度も上な気がします。
周辺部の赤は、いい勝負かと思いますが、Bokehの量が違うので、次回は、赤を中心にレポートしてみたいと思います。

なかなか、どうしてどうして。
Meyer-Optik Gorliz 1Q Lydith 3.5/30 は、強者です。
人によっては、フレクトゴンより好きな人がいるカモですね。

IMGP8767-MeyerLydith本番


0.33m、タクマーより寄れるけど、フレクトゴンまでいかない。
画像も、タクマーよりBokehるけど、フレクトゴンまでいかない。Meyerでした。






↑このページのトップヘ