4月20日、重大な情報が新聞報道された。
HIV(ヒト免疫不全ウイルス=通称エイズウイルス)を発見し、2008年にノーベル医学生理学賞を受賞したフランスのリュック・モンタニエ博士が、新型コロナウイルスについて「武漢研究所から漏洩した“人工ウイルス”だ」と指摘したとの内容だ。
今回の新型コロナウイルスは、当初、海鮮市場で売られていたコウモリ由来と伝えられてきたが、一部では疑問も燻っていた。
発生源とされる市場から12キロほどの距離にある中国科学院武漢ウイルス研究所から誤って流出したという情報である。

モンタニエ博士は、「新型コロナウイルスは、中国・武漢にあるウイルス研究所から事故的に漏洩した。これは人工操作されたウイルスだ。」と指摘した。
この指摘の中で重要なことは、「新型コロナウイルスの中にエイズウイルスが含まれている。」と、今回の新型コロナウイルスについて核心に迫る指摘をしていることだ。

HIVウイルスについては、1999年に、HIVのヒトへの感染ルートがアフリカ中西部のチンパンジーだったことを突き止めた研究チームが、更にチンパンジーがそもそもどのようにHIVに感染したかの経緯を解明した。
研究によると、チンパンジーがHIVに感染したのは、好物のエサ、すなわちサルを食べたためだという。
HIVの原型、『サル免疫不全ウイルス』(SIV)は、シロエリマンガベイと、オオハナジログエノンという2種のサルのウイルスが混ざり合ったものが、チンパンジーに感染したということだ。

中国・武漢にあるウイルス研究所において、コウモリ由来のウイルスにHIVウイルスをくっつけて、塩基配列を加工したものが、今回のコロナウイルスであるとの指摘。
確かに、サル+サルのウイルスがコウモリ由来のウイルスに含まれているとは、考えられない。

武漢発生の新型コロナウイルス、Covid 19は、人工的に作り出されたウイルスだとモンタニエ博士は指摘した。
事実、1月頃だったか、Covid 19には、HIV薬投与で症状が改善する報告もあった。
正に、的を得たモンタニエ博士の指摘だ。

ただ、1点注意すべきは、「エボラ出血熱」との類似性だ。
 エボラ出血熱とは。
1 病原体
 エボラウイルス(フィロウイルス科)
2 感染経路
 主として患者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)に触れることにより感染する。
 感染したサルなどの動物の血液、分泌物、排泄物、唾液などとの接触でも感染する可能性もある。
 また、流行地域の洞窟に入ることは、感染したコウモリと接触する恐れがある。
3 潜伏期
 2~21日(平均約1週間)
4 診断と治療
 (1)   臨床症状
   発症は突発的である。
   症状は発熱、倦怠感、食欲低下、頭痛など。その後嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状。
   重症例では神経症状、出血症状、血圧低下などが見られ死亡する。
   致死率はウイルスによって異なるが、高いものだと80-90%と報告されている。
   後遺症として関節痛、視力障害、聴力障害などが見られることがある。 
 (2)   診断
   血液、咽頭拭い液、尿から病原体や病原体、病原体の抗原又は遺伝子の検出、血清から抗体の検出

 (3)   治療
   対症療法
★ この概要の中で、注意すべきは、エボラ出血熱の発生源に「洞窟」に関する記述があり、その洞窟に巣くうコウモリも感染する、との指摘は、結局、一番悪いのは何でも喰っちゃう「コウモリ」に行きついてしまうことだ。
であるなら、今回の新型コロナウイルス、Covid 19 も、「コウモリ由来」でごまかされてしまう可能性もある。

アメリカは、新型コロナウイルスの発生源を徹底的に調査する、と言っている。
是非、明らかにしてもらいたいものだ。
イギリスだって、愛国主義に走っている場面ではない。
MI6は、速やかにダブルオーを現地に派遣し、結果を出すべきだ。