第29話までに2回ほど紹介しました、Super-Multi-Coated TAKUMAR/6×7  3.5/55 に続く、2本目の6✕7用レンズですね。
第403話の、ASAHI OPT.CO Super-Multi-Coated TAKUMAR 4.0/150 M42 の写りを見てましたらね、どうも、第402話のAsahi Opt.Co. Super-Takumar 2.8/105 M42 より写りが攻撃的、かつ、まろやかだなぁ・・・なんて思ってましてね、Takumar の150mmは、なかなかいいんじゃないかと・・・
そうしましたらね、フト・・・
あれっ、6✕7の150mmって、f=2.8 で「大口径」じゃん。
て、ことは、Bokeh 味もM42版より期待できるんじゃないかと。。。

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Super-Multi-Coated TAKUMAR/6×7 用のレンズらしくない、ブルー系のコーティングですね。

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筐体・レンズとも、全く問題ありません。
Super-Multi-Coated TAKUMAR/6×7  3.5/55 を購入した時は、後群にカビがありましてね、後ろから攻めて一件落着。以後、全く問題なし、のコンディションですが。このレンズは、更に快調です。

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6✕7 は、こんな専用フィルターてないといけません。が、付属品で付いてきてラッキーでした。

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おおっ。
当時物の純正レンズキャップも付属品で付いてきましたね。
このレンズキャップが、レンズ本体のコンディションを証明しているとも言えます。

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Super-Multi-Coated TAKUMAR/6×7  3.5/55 と比較しますと、ナント!
55mm の方が、バカでかいじゃないですかっ。
普通、望遠の方がでかいですよねぇ。。。
3.5/55mm は、直径100mm ですからね。
旭光学工業の「本気」が感じられます。
まぁ、3.5/55mm は、マウントアダプターも付いてますがね。両方とも、でかいっちゃ、でかいです。

Takumar 4.0-150 5群5枚

このレンズ構成図は、ASAHI OPT.CO Super-Multi-Coated TAKUMAR 4.0/150 M42 のものですが、6✕7の2.8/150mm の構成図は見当たりませんでした。
同じ、5群5枚なのは判っているんですがね。
5群5枚ということは、張り合わせはなし、ってことですが、このレンズ構成図と同じだとf=2.8 の明るさに到達しないような気がしますね。
テレフォト型、と言うみたいです。

K-3 に取り付けて試写をしてみましょう。
2013年11月でしたかね。発売日。
古いカメラですが、ホレ!
シケには、強いんですよ。
シャッタースピードは現役最高機種と同じ。映像素子も2435万画素。2スロット完備。AF露光範囲は、-3EVから。連写は、8.3コマ/秒。
・・・なにか、御不満でも?

ISO 400 開放 1/50 +0.7EV です。
WB は、「マニュアルWB」。ブルーとマゼンタ方向に振ってあります。

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カメラのモニターで映像チェックしたのと、圧縮してブログにアップした絵と色味が違うんですよね。
モニター上では、もっと赤く、鮮やかな色味でした。
パソコンが悪いのかな。。。

でも、流石、6✕7のTAKUMAR ですね。良い絵だと思います。

今度は、WB を「マルチパターンオートWB」にしてみます。
ISO 400 開放 1/50 +0.7EV です。

IMGP0219

ちょっぴり、背景が白いですかね。
流石、AUTO 設定です。
さくらんぼの赤みは、マニュアルWB の方がイイかな。。。

外での実写が楽しみなレンズが、また、1本、我が家なやってきました。