デジタルカメラは、昨年から、ミラーレスカメラの上位品が矢継ぎ早に発表されたり、ライカLマウントアライアンスという複数企業による「規格を統一」した協業など、国境を越えたバトルとなっています。

キャノン、ニコンという、日の丸カメラに勝てる王者が出てくるんでしょうかね。

今回は、「フランジバック」からの検討により、買って良いカメラと検討する余地のないカメラとを仕訳たいと思います。

➡ 皆さんは、ホレ!
純正レンズで、かつ、AF での撮影でしょうから、どんなカメラでも自由に買い求めれば良いワケで、私のように、オールドレンズとか、スチルカメラ用では無いレンズさえも駆使して遊ぶ輩とは、違いますのでね、今回のお話は、要はフレキシブルな使用に耐えられるカメラかどうか、と、いうことですな。



フランジバック一覧
名称フランジバック長  備考
ライカ L3928.80mm
ライカ M27.80mmオールドレンズのハブ的FB  
C マウント17.526mm16mmシネカメラ用汎用マウント
D マウント12.29mm8mm カメラ用



PENTAX Q9.20mmDマウントさえ、飲み込む最後の選択肢
ニコン Z16.00mmC マウント  OK 楽勝
FUJI X17.70mmC マウントはギリギリ
Canon EF-M
Sony E
18.00mmミラーレス標準FB
C マウントの利用は、手元なら
MFT
マイクロ F
19.25mmC マウントの利用は、かなり厳しい
Canon RF
ライカ L
20.00mm想定は、ライカMレンズまでか
C マウントは蚊帳の外

これを見ちゃいますとね、あるブログで、「俺はミラーレス、いらないな。電池持ちは悪いし、OVF で十分。」と、言われるのも、解ります。

近年のミラーレスカメラの隆盛は、やはり、Cマウントを呑めるか、呑めないかの差なんじゃないかな。
別に、Cマウントのレンズを装着したいからじゃないですよ。その位のフランジバック長じゃないと、ヘリコイド付きのライカMアダプターさえも付かない、と、申し上げております。
最低、1cm 位スペースがないとねぇ。。。何も間に入りません。

つまり、マウント設計に於いて、18.00mm以下のフランジバックを持つカメラ以外は、独自規格のレンズを使用すれば良いし、それは、何もミラーレスカメラである必要はない、と、いうことです。
別の言い方をすれば、フランジバックが短くなくても構わない、とも言えます。これは、AF 使用が最前提ですがね。
更に言えば、カメラだけ売ってても会社は儲からない、新しいレンズを売らないと・・・という会社側の事情をユーザーがお手伝いしないといけないとも言えます。

ばかくせぇ。。。

いろいろなレンズを駆使して、見たことのない絵造りを楽しめ、国境のない=製造元の規格をアダブターでクリアしていく猛者カメラが、ミラーレスカメラなんじゃないですかね。

最近の売れ行き状況をレポートする記事も、いつもα7 Ⅲの好調を伝えています。
ミラーレス+フルサイズの破壊力で、爆走ですな。・・・わかるわ。

でもねぇ、あと0.5mm短けりゃ良かったのになぁ。。。


纏めましょう。

ミラーレスカメラとして、現在の処、最も利用価値の高いのは、FUJIFILM のXマウントですね。
特に、手ぶれ補正の付いているX-H1 。この1台、と、いったところでしょう。
フィルムシュミレーションとWB とのコンビネーションは、「デジタルの凄さ」を教えてくれます。
・・・画像編集ソフトを駆使しなくともね。
ただ、早く動く被写体はダメだな。別のカメラを選択すべきです。

と、いうことは、α7 Ⅲ ですね。
SDカードスロットが付けば、という条件付きで、ニコンZもね。
SDカードスロットが付いたら、第1位がニコンZになりますね。


PENTAXの名前がありませんが?・・・ですか?

あるワケないじゃないですか。
PENTAX は、孤高のフランジバック45.46mmで、CマウントどころかライカL39だってムリですからね。
「武士は喰わねど、高楊枝」ですから。
先程指摘しましたとおり、AF のみで純正レンズで使用を考えてくださいな。
また、どーしてもオールドレンズが使いたくなりましたら、孤高のM42 規格のみのレンズだけでも、相当数ありますからね、オールドレンズの6割は間違いなく利用できます。これで、十分かと。。。

今では、2,3人の客を相手に、グリップなんかを提供したりして、「ひとり1人の客を大切に」することを、モットーにしてるんで。
当然、ミラーレスなんか作りませんよ。

満を持して発表した、GRⅢの熱対策で、一杯一杯っす⤵
そうだ、AF も、ファームウェアの更新を早くしないと、ヤバいっす!